編者のつぶやき

川田文学.comの管理者によるブログ。文学、映画を中心に日常をランダムに綴っていく雑文

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夢チョコ

2016年05月21日 | Weblog
「映画のツボ」の原稿をもらい、自分の好きな動画を探して、リンク貼り付けている。
「夢のチョコレート工場」は、VHSとDVDを持っていたが、ユーチューブに上がっていたHDの動画が、あんまりきれいだったので、驚いてしまった。早速HD版を購入した。
日本では人気がなく二十年くらい前は入手が難しかった。リメイクの際、ジョニーディップのインタビュー記事を読んだが、英米では昔からポピュラーな作品だったようだ。

金のチケットを手に入れられない、傷心のチャーリーに、母親のたどたどしい歌声でささやかなエールを贈る、というシーン。
メロディラインの美しさ、歌詞の素晴らしさが、ブラックユーモアに満ちたこのカルト的映画を一気にA級映画の印象に引き上げてしまう。

チャーリーが黙々と歩く雨上がりの石畳の道は、月明かりに照らされ、真っ赤な花が飾られた屋外喫茶店には、老婆が一人座っている。

今までぼやけて気付かなかったものを鮮明に映し出している。
暗い気持ちの主人公を取り囲む世界は、こんなにも美しく輝いていた。

チャーリー元気を出して。世界はあなたのおもちゃなのよ、という歌詞がますます引き立つ。