編者のつぶやき

川田文学.comの管理者によるブログ。文学、映画を中心に日常をランダムに綴っていく雑文

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アマちゃん

2012年09月08日 | Weblog
 もうお気づきかもしれませんが、川田先生の読売の映画評が連載が終わってしまいました。とても残念です。
一応、アーカイブで残っているので、読売のHPから「新おとな総研」というタブから一番、いちばーーーーん下に行ってみてください。
 そこからまだ読めます。ほとんどが古い映画ばかりですが、もしまだ観ていない学生なんかが、DVDを入手して観てみたら、恐らく人生観が変わるほどの感動を味わえると思います。
 DVDでも入手できない映画も数本紹介されていますが、そういう、いわゆるお宝映画は、ずーっと覚えていて、常に探すことをお勧めします。商業ベースから、何故か漏れてしまった名画は、リアルタイムで観ていた人から聞くしかないですものね。

 私が初めて本物の『映画』というものを観た、と実感したのは、黒澤明の「生きる」と言う作品。まさにその映画はみごとに、わたしの人生を変えました。やはり川田先生の授業のなかで紹介していたものでした。

 私が予備校生だった約20数年前、川田先生は実に色々な映画、本を毎授業、毎授業、本当にたくさん紹介してくれました。後に大学に行ってから判ったのですが、そういうことが如何に奇特で有難いことが、その時は気づきませんでした。

 大学にはいって初めてのコンパで、日本文学のえらい学者も同席していました。まだ、アマちゃんだった私は、その先生に、いい本を紹介してください、お酌をしながら言いました。その先の会話は、その教授が好きな文学や作家、文学論に展開するだろう、という淡い期待をしながら・・・。わたしは知らなかった。文系の学者が、文学嫌いだということを・・・。
 酒もまわってきて、彼は、しつこく聞く私に向かってこう言いました。
 「そんなこと、もったいなくて、あなたなんかに言うわけないじゃない。」