編者のつぶやき

川田文学.comの管理者によるブログ。文学、映画を中心に日常をランダムに綴っていく雑文

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相棒

2008年06月18日 | Weblog
 先日、久しぶりに映画館に行って、映画を観た。いま流行りの『相棒』。テレビドラマでファンだったので、とても楽しみにしていた。しかし、始まって10分くらいして、気がついた。これって、どっかで観たな・・・。殺人現場に謎のアルファベットと数字。なぜか、チェスの駒の位置を示していることが私にはすぐに知れた。
 これは、35年くらい前の映画で、ライアン・オニール主演の「おかしなおかしな大泥棒」という映画で使われた手法で、コンピュータ会社を辞め、泥棒に転身したライアン・オニール(すっごくかっこいいんだよ。)が、現場に、駒の位置を書いたメモの上にチェスの駒を残していく。チェスの名手が戦いに挑むが、負かされてしまう。それと同じだったので、すぐにわかってしまったのだ。
 むかし、先生のところに来ていた日芸の学生が言っていたが、最近の映画は、昔の映画のいろいろな要素を切り貼りするそうだ。なんとなく興ざめな気分で観ていると、今度は、父親の愛情を信じられなくなっている娘のセリフで、こういうのがあった。
「わたしは、父に二度捨てられたのです。」
 これは、浦山桐郎監督の『わたしが棄てた女』という映画の(私の中で)あまりにも有名な、刑事のセリフ「つまり、あなたはそのミツって女を三度棄てたってことですな」を想起させるもので、それを払拭させてくれるようなストーリー展開もなく、なんとなく判然としないものが残った。
 最近の映画館は、座席指定でつめこまれ、窮屈で、耳が痛くなるほどの爆発音。時間をかけていっても、どこかで観たようなトリック、どこかで聞いたことがあるようなセリフ。映画館で一本観るなら、レンタルDVDで、10本観たほうがいいなぁ、と思ってしまいました。
 
 最近は、レンタルでだいぶ最近の邦画を観ていますが、なかなかいいものにはぶつかりませんが、しいていうなら、昨年の映画で、『歌謡曲だよ人生は』というオムニバス映画の中の、言わずも知れた人気脚本家・矢口史靖監督の「逢いたくて逢いたくて」というのが(15分ほどの作品ですが)これがよかったかな。
 でも最近の映画は、ガツンとくるものがないので、古い映画を見直していこうと思っています。