編者のつぶやき

川田文学.comの管理者によるブログ。文学、映画を中心に日常をランダムに綴っていく雑文

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若人

2006年07月09日 | Weblog

 30も半ばに向かえ、若人(っていうのも死語か・・・)、若者だったときの溌剌とした気持ちをだんだん思い出せなくなってきた。環境によって出会う人間、会わなくなる人間の数が、ここ10年で目まぐるしいほど多く、人って案外、一期一会なんだなぁ、と皮肉っぽく言えば、「学習」してしまい、自分の本心や感じていることをめったに吐露しなくなった。すると、不思議なほど、人付きあいがうまくなった。

 つい最近まで、いや25ぐらいまでのわたしは、人前でよく笑い、泣き、そしてよく怒った。良く言えば、感情を素直に吐露する、悪くいえばあたりかまわず感情を爆発させる野蛮児だった。それが誇りでもあった。しかし、当時の内情を思い返すと、その根幹を支配していたのは「不満」だった。
 いつの頃からか、わたしは、だんだんと怒らなくなり、他人に対する不満も薄れ、思っていることも言わない代わりに、口元に皮肉っぽい笑いを浮かべるような表情を身につけてしまった!
 寛容な態度、広い視野、悪謙虚、そんなものを体得すればするほど、世の中を見る目がどんどん冷めてしまった。

 後先をみない情熱!他人の思惑を推し量らない情熱!無知で独りよがりで、偏狭な情熱!