いよいよ追加公演が始まります。
追加公演は時間的な理由で半分のダイジェスト公演。
その分だけ、役者に負担が掛かります。
今迄の努力と成果を無にするのです。
ある意味、作り直しと言えるでしょう。
終わりが伸びましたが、再構築なのです。
映像であれば、責任者が切り貼りすればいいのです。
想いを断ち切り、思う存分切り貼りすればいい。
切り貼りが面倒なら、バッサリ両断して時間調整する。
これでいいでしょうね。
歌舞伎などは、場面しか演じなかったりします。
善いトコ取りして、多くの演目を上演します。
見ている方が物語に精通している、高度な文化背景があればこそです。
さすがに見慣れない舞台演目を、途中だけ演じるのは無理ですね。
新作物の弱点です。
致し方ないことです。
はたして、切り刻んで何処まで伝わるのか?
元々が三時間半を超える大作。
見ている方の忍耐もひとしおです。
半分に切って伝わるなら、それでもいいですね。
途中の記憶が失われてしまうなら、無理をしない方がいいでしょう。
逆に反応が楽しみであります。
一年に及び、苦労の先の最後の舞台。
綺麗に花を散って終らせたい。
次の実に成るためには、散らねばならない行為です。
それが終わり方。
終わりの始まりは、ジックリ確実に一歩から。
踏み外さないように注意して進むよう、心掛けます。