初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

徒労感が濃いです

2016年08月29日 18時29分34秒 | 雑多な話し

使わなくなったDVDや書籍を売りに行きました。

先日、ニュース記事にありました。
最近は、中古書籍やDVD、CDの販売価格が低下していることです。
人件費の高騰や、オークション、倉庫通販会社の台頭があるそうです。
それにデジタル技術の進歩で、オンデマンドで済ます人が増えた事があるそうです。

人が物を持たなくなった。
断捨離思想や、小さな暮らし思考があるのでしょう。
たまに使うものは借りる、分け合う。
英語のシェアリング思考です。

物を沢山持つことが、豊かさや幸福感につながらない。
そんな趣向の変化があるのでしょう。
 
確かに昭和の時代は、中古品も高額でした。
バブルが来てから新品・新製品・ブランド志向が高まりました。
耐久消費財を短期で処分するのが、最良だと考えられていたのです。

バブル崩壊、湾岸戦争、リーマンショック、原油高の内外の事件。
庶民の生活を揺さぶり続ける貧困化と格差社会。
人の意識は守り一辺倒です。

こうなると賢いリユースも、効果が薄い。
不要不急品はもう要らないとなります。
もう欲しがりませんとなりつつあります。

高性能に象徴される、軽薄短小も空々しくなったのです。
見たがらない触らない欲しがらない。
他人と較べない。
自己満足で満了して、もう少しを考えない。
今を楽しむ。
過去を振り返らすに、未来も想像しない。
小さく小さく満足して、不満を感じないのです。

お店に持ち込んだ買取価格が激下降していました。
レシート見てビックリです。
もうお買い物に生き甲斐を感じるのは、ヲタクとヤンキーだけ。
あとは金余りの大金持ちです。
市場からは、金持ちや小金持ちは相手にされない。
格差社会の上層部まで、差別切り捨てが始まったのですね。

この思考は、スーパーデフレを引き起こします。
生き死にに関わらないことは、二の次三の次です。

もっと早くに処分して置けば良かった。
これも市場経済の象徴的現象なのでしょう。