初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

立場が人を作り上げる

2010年11月27日 20時43分04秒 | コラム、ぼやき
不景気の世の中で企業で新卒を採用際の紋切り句が「良い人材」と言います。
受け答えしてる人事担当者の顔をシゲシゲとTV等で拝聴しますが、人を見る目があるのか心配になる顔付きが殆どです。


ナルホドこの方々が採用試験で選別をする人なのかと思うと悲しくなるのは自分だけでは無いと思うのです。
そうだそうだと頷く方もキット多いことでしょう。


以前に努めていた会社でも、人事の人材を見てると、良い人を選んで職場に送り込んでくれる期待は一切出来ないと思ったものです。
実際に来た新人は全て首を傾げたくなる人ばかり。
そもそも自分が選ばれて入れた事に一番の驚きがあったのが揺るがぬ事実なのです。



色々あって職場を離れて数十年も経過すると、その時の頼りない人材が偉そうな顔して最前線で指揮を振るっていたりします。
一抹の不安を覚えながら自分が何とかして遣らねばと思い父、何とか成ってるの現実。
指揮してる方は自分の力が発揮されてると思っているでしょう。
しかし、無駄な心配事は起こらずに済んでるから、経験値は上がって判断に間違いが少ないのも事実。
成長するんだと認識した自分でした。


大抵の事は時間と環境が人を進歩させるのです。
俗に云う背中を見て育つ、学ぶのでしょうね。
その環境下にあれば自然に足や羽根が生える、環境適応が人にもあるのです。
それが外観として見えないなのですね。


悪い意味の環境適応は子はおやを見て育ち、やがて出来の悪いコピーが出現するです。


散々に文句を上司にイイ、悪さばかりしてた人が数十年の時を経て、文句言われてた上司と同じ事言ってさせる。
悪夢としか言い様がありません。
絶対しない、成らない人にソックリそのままですから。
これも立場や環境が人を変成させ、適応させる悪例です。
みんな同じ地点に到達すると、同じ行為に走るのですから。
呆れる、失望するのでした。
大人に成れば判ると云う定型句そのものであり、見たくない未来が見えたと言って間違いありません。


どうにか為らないものかと思います。


やがて時を経て同じ地点に立ち、同じ行為をする人の成長記。
歴史は繰り返されるのでした。


冬空に蒼い空と雲の色。
同じ様で同じじゃないと、何となく思うけれど、同じと問われると否定出来ない。
そんな風に感じた今日の自分でした。
人同士は距離を置くから人間に為れるのですね。