一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

シナ合板、隙間ゼロ、逃げません!

2015年09月18日 | 興野の小さな家
興野の小さな家です。



工事は予定通り順調に進んでますので、シルバーウィークは現場もお休みできそうですね。

まあ、私は予定が入っていますが・・・
(それはそれで、とてもありがたい事です。感謝です。)



この現場は、基本的な内装はモイスですが、一部にシナ合板を使っています。



以前にもご紹介しましたが、シナ合板って言うと、一般的には[目透かし張り]です。

こんな感じが普通 ↓




悪くはないが・・・・ ちょっと[ゴテゴテ感]が・・・

そこで、今回も[突付張り]でスッキリ



板と板の隙間を空けずに張る事で、すごくナチュラルで自然な仕上がりになります。

この張り方だと、シナの上品な木肌が活きてきます。とてもきれいです



しかしながら、問題もあります・・・

施工が超難しい事 一般的な[目透かし張り]をできない大工さんはまずいませんが、

この[突付張り]できる人は・・・ っていうか [しない] って言われると思います。

この隙間を作らない納め方は いわゆる[逃げのない納まり] なので、難易度が高く大工さんはイヤがります。


当社では、普段からほぼ全ての現場の内装を、モイスを使って[突付張り]で施工しているので、

当社の大工にとっては、[突付張り]は当たり前 



いつもと勝手が違うシナ合板でも、ちょっと手間をかければ、ほらこの通り 



隙間ゼロで納めます。 [逃げません]っていうか[逃がしてもらえません]が正しいかな


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