一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

べた基礎っぽい布基礎 (^^;

2015年06月17日 | 興野の小さな家

興野の小さな家の現場です。地盤改良後、基礎工事に入っています。



今回は、施主様より指定して頂いた業者さんに工事して頂いております。

その業者さんからは、「経済的な施工が可能なべた基礎」で施工したいとの申し入れがありました。

そこで弊社は、施工方法は[べた基礎]と同じだけど構造的には[布基礎]となる工法を提案しました。


なぜ単純に[べた基礎]にしなかったかというと・・・

確かに、べた基礎はほとんどのローコスト住宅が採用している様に、コンクリートの打設回数や施工方法だけを考えると、とても経済的です。

しかしながら、ちゃんと構造計算した場合は、間違えなく布基礎より鉄筋量はウンと増えますし、ピッチの細かいスラブ筋はもちろん、適度なスパンづくりのためには 立上りもそれなりに必要になります。

ですから、キチンと構造計算をした場合は、単純に[べた基礎が経済的]と、いうことはないのです。


すごく簡単に言うと・・・

布基礎の方がべた基礎よりも立上り(梁)が大きく取れるので、構造的に有利になります。(赤い点線)



その分スパンも大きく飛ばせてシンプルな基礎が可能です。また人通口など開口部の補強も楽になります。


逆に[地盤が緩い]という条件では、べた基礎の方がベースが広い(地盤に対して設置面積が広い)分、有利となります。

ただ・・・ 地盤が緩い場合は地盤改良をすると思いますので、地盤改良(柱状改良など)+べた基礎となると 少々過剰な工事となります。

もしそれでも、べた基礎の方が安価だという建築会社がいれば、構造計算されていない基礎を施工している可能性が大です。ね。


・・・などの理由で、今回は 柱状改良+(べた基礎っぽい)布基礎の組合せを 選択しています。





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