一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

ベタ基礎と布基礎

2011年06月10日 | エリンとママの家(東太田の住宅)

小針の住宅の基礎工事です。

Cimg1980

地盤改良せずに べタ基礎で対応。



こちらは、燕市 エリンとママの家の基礎工事。

Cimg1997

柱状改良工事のうえ、通常の布基礎です。



少し前までは、ベタ基礎が良いのか?布基礎が良いのか?

家を建てる方々は、ずいぶん気にされていた部分でした。



結論から云うと、「裏付けされた根拠があればどちらでも丈夫な基礎。」です。

逆に云うと、「ベタ基礎だとしても、裏付けがなければ危険な基礎。」となります。



小針の住宅は、地盤調査の結果 地耐力が良好であったため

地盤改良をせずに、底盤の広いベタ基礎で接地圧を分散させる事で

地耐力に対応可能でした。(ベース巾を広くすれば、布基礎でも可能)



また、エリンとママの家では、調査結果の地耐力が低かったので

地盤の改良工事を行い地盤の耐力を上げました。

すると、今度は基礎の接地圧が多少高くなっても問題がなくなり

通常の布基礎、もしくはベース巾が狭い布基礎でも対応できてしまいます。




住宅の広告などで、「ベタ基礎が標準」などとなっていると

なんか「丈夫な家」見たいなイメージがありますが

裏付けがあれば、布基礎でも安価で丈夫な家になりますし。

裏付けがなければ、どんな基礎でも危険と云う事です。

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