TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

みちのく潮風トレイル 第17回 船越半島その2 きのこの家~陸中山田駅

2024年07月19日 | Weblog
前日の14時間半という激闘を終えた僕。
何故か身体がすっきりと目覚め、割と爽快な朝を迎えました。
ここまで来れたという精神的なアドバンテージがあるのかな。
しかし、この音は⋯ 雨だ。
けっこう強く降っていました。
途中でビバークしていたらヤバかったな⋯
(きのこの家での設営を考えていたので、フライを持ってきてない)

午前4時起床。
朝食はおにぎり一個。
食べ過ぎると良いことはないので、足りなければ歩きながらかじるというのがトレイルでの僕のスタイル。

午前5時、室内を片付けて戸締り(鍵はかけない)をしてスタートします。
今日は一度海岸まで下ってからの霞露ヶ岳(かろがたけ)登山から始まります。

雨の準備はカッパではなく傘のつもりで、ゲイターとレインスカート(巻き付けるタイプ)を装着。
いずれ雨は上がるはずなので、とりあえず草木についた水滴を弾く意味での装備にしました。

外に出ると、雨は上がっていて空はところどころ青みを帯びていました。
装備はそのままにし、海に向かいます。


トイレね。


よく読んで。


さあ、二日目のスタートだ。


水場じゃないか!
分かりやすく目を引くようになっているぞ。
でも、僕はまだ十分の水を持っています。ここはスルー。


注意書き。
霞露ヶ岳への登山道は見えますが、登山口はここからだと見えません。
こういう注意書きがあると助かりますね。


登山口。
ここから標高差500m登ります。
やっぱり昨日のダメージは残ってました。何回か休みました。

高度が上がるにつれて、電波が繋がるようになりました。
女房に連絡して無事を伝えます。 


あと少しっていうところでアップダウンありまして、疲労感を伴います。
この山を落とせばあとは比較的楽に行けるはずです。


あったあった、カウンター。
僕は19番目でした。


いよいよ山道が終わり、舗装路に出ました。
あとはひたすら足を前に出すだけです。

そういえば、Audibleで耳から読書してましたが、きちんとダウンロードしないまま歩いていたら電波のない状態が続き、途中で途切れてしまいました。
しばらく気を紛らわすことが出来なくなりました。
霞露ヶ岳山頂で残りをダウンロードして再開です。

今日のAudible/あの星が降る丘で、君とまた出会いたい 汐見夏衛 → 題名からしてアニメ系のライトノベルかと思いましたが、内容は戦争で若くして命をかけた特攻隊員に絡むお話でした。暑い夏が来ると思い出す終戦記念日。戦争での出来事。僕らは源氏としては知らないけれど、こんな気持ちで向き合うべきだと考えさせられる作品でした。
歩きながら涙が出ました。いい話でした。


山田湾。
養殖筏が並んでいます。
この辺りは牡蠣が有名。
僕は生の牡蠣は苦手です。
でも、本当に新鮮だと美味しいなと思う事もあります。ウニがそうでした。
でも今回牡蠣は食べませんでした。
今年は貝毒が発生しているようです。
採取しないようにという看板も見かけました。


海に注ぐ川もものすごい透明度です。
一度はその目で見てもらいたいです。


ほーら見て。
水があまり動かない場所でもこの通りの透明度。


だいぶ終わりが見えてきました。
仕事で傷んだ僕の手、紫外線に当たるとすごく痒くなってしまうので、ひどいところには絆創膏を貼ってスタートしましたが、握り続けたトレッキングポールが原因か、こんな状態になっていました。


そしてついにゴール。
陸中山田駅です。
ゆっくり温泉に浸かって帰ろうと思います。

ちなみにガソリンスタンドや温泉は駅の反対側ににあります。
2kmぐらい走ると道の駅もあります。
お土産を見ようと思いましたが、海鮮類が多く、いくらなんでも6時間以上運ぶのは無理だなと思って諦めました。

ふと見ると食事が出来そうだったので入りました。
あれ? 寿司がメインだ。
麺類もありましたが、あまり食べたくなかったので、握りをひと皿頼みました。
生魚は得意じゃないですが、食べてみるととても美味しかったです。
なんかシャリが白くなかったです。
特殊な炊き方なのかな?
好きな人は喜ぶんじゃないでしょうか。

そして7時間(途中居眠りを含む)かけて自宅に到着です。
いつもは眠くならないのですが、さすがに疲れたらしくフラフラし始めたのでパーキングエリアに入って少し休みました。

自宅に着いて車から降りると、まともに歩けませんでした。


だいぶ進みましたが、10月末からはスキーシーズンに入りますので年内踏破は無理かな〜 と思っています。


2日目
所要時間 7時間30分
歩行距離 21km
累計登坂標高差 +881m
36,500歩

2日間累計
所要時間 22時間
歩行距離 55.4km
累計登坂標高差 +3,021m
106,800歩

ここまでの累計
歩行距離 821.9km
所要時間 238時間15分
累計登坂標高差 +27,678m
1,410,600歩
日数 32


コメント
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