TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

みちのく潮風トレイル 第16回その2 鵜住居~浪板海岸

2024年07月04日 | Weblog
これは蓬莱島(ほうらいじま)で、ひょうたん島
と呼ばれています。
今日はここを望む半島を歩きます。
「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったといわれる島のひとつです。

しかしながらリアス式海岸は強敵です。
南北の距離はなくてもこれらをひとつひとつ巡るのは困難極まりますね。
二日間で三鉄の駅でいえば、たった5駅しか移動してません。


昨夜と同じ「鵜住居トモス」にて車中泊。
関東に比べると夜はかなり涼しいと思いますが、やはり締め切って寝るのは難しく、窓にネットをかけて少し開けました。
車内の扇風機を弱くかけて眠りにつくまで我慢しました。


6時14分の始発に乗ります。
目覚ましを1時間前にセットして、起きるとまたも良い天気。それも今日までのようです。
僕を「雨男」と言っていた人たち、僕は晴れ男に変身しました。悪しからず。


車窓から別の車両が見えました。
今日の室内は普通の様相ですが、なんせテーブルがついている。この三陸鉄道で列車の旅をするのも悪くないです。

浪板海岸駅で下車。


津波の碑あり。


「千年後への伝言」とあります。
地震が起きたら津波が来ると思え⋯。


お天道様、ありがとうございます。
今日の晴れを大切にします。


宮沢賢治が三陸を歩きながら読んだ詩が石碑となっています。
「暁窮への嫉妬・ぎょうきゅうへのしっと」は大槌関係する詩です。
(暁窮=暁に染まる弓なりの空)


船越半島が見えています。
なんか、デカい。難儀しそうです。


こちらは吉里吉里(きりきり)方面。
さて、吉里吉里の名前の由来は⋯
アイヌ語で白い砂浜という意味らしく、歩くと「キリキリ」と音がするんだとか。


「崎山展望台」に登ってみました。


崎山展望台からの展望は⋯ (笑)


鯨山方面かな。
ここもこれから登ります。次かな。


筋山に向かうところにカウンターがありました。


なんと0000 僕が最初なのか、それとも皆が押してないのか。
とにかく0001をゲット!


山頂付近には東屋がありました。
もちろん座りました。


三日月不動尊。
振り返ってみると⋯


蓬莱島(ほうらいじま)、人呼んで ひょうたん島 です。
子供たちが遠足だか学習だかで、長い堤防を歩いて向かっています。
柵もなく、海に落ちたら⋯ なんてことは考えてないことはないでしょうが、細かいことよりもその楽しいワクワク感を教えられる土地柄なんでしょうね。
なんかいいな。


めちゃくちゃ高い透明度。
お魚さんも丸見えです。


大槌町の消防署の先に建っていました。
それにしても、ファイヤーマンの方々の練習風景を見て、この暑いのにあの装備であの練習は本当に頭が下がります。

今日、来て下さった元消防署長さんは、もっと市民の理解と協力があれば⋯ というような事を言っておられました。


大槌橋のところまで来ると、女房からLINE来ました。
「もうすぐ終わりそうだねー」と。
んーと、そうかな? と思いましたが、よく見るとこのあと山あいの林道を登り下りしますね。
ようやく半分ってところでした。
まさかね、こんなに早く終わるはずがないです。

道端に座り込んで、休憩ついでの補給をします。
そしてジリジリと高度を上げていきました。


さっき通ってきた町並みがだいぶ下になりました。
こんな狭いところにひしめくように暮らす人間たちってすごい。


「西の砦」側に登りました。


上は座れます。
ここで、娘のコンタクトレンズがないので頼んで欲しいとLINE来ました。
ちょうどよい休憩になると思い、注文入れようとしましたが、暑さでスマホの画面がブラックアウトに。
やっぱり暑いんだなぁーと思った瞬間でした。


「東の砦」を降りていきます。


城山公園は綺麗に整備されていて、気持ち良いところです。ぜひここで休憩されたし。


身元不明のご遺骨を収めた納骨堂です。
未だ我が家に戻れぬ魂よ安らかに。


新しい道ですね。
これからも変わっていくでしょう。
このあたりはどこをどう行くべきか悩みました。


ふと見えた岩にも名前があるのかな。


よっ、頑張ってるかい? 俺。


あー、三鉄が見えてきた。
もうすぐゴールです。
今日はほとんどがロードでした。
気楽ですよね。オフロードも歩きやすく、お散歩的なコースでした。

本日のオーディブル「墨のゆらめき/三浦しをん」でした。「墨」、そういう関わりの題名か。とあとから思いました。
しかしながら、一冊を書き上げるのに作者さんは何冊も何十冊もそれに関わる文献を読むんですね。驚きました。

2日目
歩行距離25.9km
所要時間 7時間30分
累計登坂標高差 +829m
41,100歩

2日間合計
歩行距離 57.5km
所要時間 15時間50分
累計登坂標高差 +2,549m
94,500



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みちのく潮風トレイル 第16回 箱崎半島

2024年07月02日 | Weblog
今シーズン初の「みちのく潮風トレイル」です。
いきなり長めのトレイルとなるため、少し不安ですが、頑張って歩いて来ようと思います。

前日の仕事はMAX。疲労感もMAX。
でも、仕事中に女房が持っていくパンと今夜のお弁当を買ってきてくれました。
女房は用事ありで家に居られないみたいですが、職場の方に届けてくれました。
そのおかげで予備タンクにガソリン入れて出発したのが20時。
走行距離はおよそ500kmですから、なるべく早めに出たかったのでほんと助かりました。

常磐道の工事通行止めも無く、順調にトイレ休憩一回だけで1時30分に到着しました。
4時間寝れます。
完璧!


駐車場は「鵜住居トモス」。
三鉄(三陸鉄道)の駅は背中側にあります。
そして東北は晴れ。
いよいよ僕の雨男伝説も終了か。


YAMAPで何度も見たこのモニュメント、ようやくここまで来ましたぞ。
思えばずいぶん遠くへ来たもんです。
相馬インターからここまで、車で走ってもめちゃくちゃ遠いです。これを徒歩で繋いで来たと思うとしびれます。


乗り慣れた三陸鉄道。
始発に乗ってひと駅移動します。
そこから歩いて箱崎半島を一周して車まで戻るのが僕のパターン。


この列車はレトロなロイヤルテイストです。
前にも乗ったなぁー。
学生さんが二人倒れ込むように寝ていました。


両石漁港の脇を通ってコースイン。
この辺りは道路が昔と違っていて少し迷いました。


穏やかな湾内が見えました。
しばらくロードです。


ここからオフロードになりますが、車も何とか通れる林道となります。
軽トラの方とすれ違いました。


時折海がちょっとだけ見える以外はもっさりした森です。
鹿、カモシカ、姿が見えない大きめの動物がガサガサガサーって逃げて行くという遭遇がありました。
一応熊の目撃情報もあります。

この看板見て(笑) 爆発物埋まってるって。


歩きやすいです。
こんな道が延々と続きますが、けっこうダラダラと登らされます。


今回またオーディブルの朗読アプリで読書ならぬ聴書です。
寺地はるな さんの「カレーの時間」を読書好きのお客様から勧められたのでそれを聴きながら歩きました。


お? ここ幕営適地(笑)。
一応指定地以外はだめですからね。


港が見えます。
借宿のあたりだったかな。


おっと、トンネルのようになっていますね。
しゃがんで通るのがめんどくさくなって、途中で立ち上がっちゃいました。
もちろん葉っぱ攻撃受けました。
想像して笑って下さい。


ヘッドライトいるとかいう話しもありますが、夜でもなければ問題ないと思います。


すごい落ち葉の道。
まるで焼きたてのパイのような感じの音がします。


通過した人はみんな撮ってる廃バスの画像。
レトロないい形ですが、ここは駐車場ではないはず(笑)


御箱崎の千畳敷に行くにはここから入ります。
だいぶ距離があるので諦めます。ルートじゃないしね。⋯と言い訳するが、若かったら行ってるかも。


オフロードが終了しました。
林道長かった〜。


一般道を進みます。
なんじゃこりゃ。どうしてこうなった?


海に注ぐ川。
すごい透明度。
こんなに綺麗なのに⋯ 震災が恨めしい。
小さなフグが泳いでいますね。


もう一つトンネルがあります。
ここは中が明るいし歩道もありました。


箱崎白浜「根石海岸」本当に水がきれい。


関東では見られない海の色です。


漢数字で2011彫ってあります。
「ともかく上へ上へ逃げよ。てんでんこで逃げよ。自分を助けよ。この地まで、津波が来たこと そして裏山へ逃げ 多くの人が助かったことを 後世に伝えてほしい。


ハマナスですよね?
悩ましいポーズをしていたので、つい撮影しました。
バラ科で、花はつまりローズヒップになります。


鵜住居が見えてきました。
前回、常陸国ロングトレイルでの滑落で痛めた腿の付け根に痛みが出ました。

今日はこの辺で方がついて良かったかな。


第16回 その1
歩行距離 31.6km
所要時間 8時間20分
累計登坂標高差 +1,720m
53,400歩



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常陸国ロングトレイル SE18-34 ひどいルート

2024年06月25日 | Weblog
久しぶりの常陸国ロングトレイル(茨城県北ロングトレイルは名称変更しました)を歩きました。
今回のバディは、お馴染みE君。

始めに言っておきます。
ひどいルートでした。

この記事はひとつの意見であり、感じ方もあるかと思います。
しかし、このルート問題ありだと思いました。
決して悪口を言いたい訳ではないので、ありのままに書きますね。


午前6時集合。
一台置き春友彫刻の森公園を6時前に出て、小菅ロードパークに移動しました。
前回はSE18の大菅入口まででしたので、ここからスタートしました。


温泉宿があります。
日帰り入浴も可能のようですが、時間に気をつけて。


しばらくは里川を渡り川沿いのルートです。
「山林さしあげます」の看板があり、驚きました。あげちゃうのね?


車もほとんど通らず、快適なロードです。


昨夜の雨でもやがかっています。
湿度は高め。


このあたりはりんご農園がたくさん。
ん? 何か書いてあるぞ。


笑いました。
ナイスユーモア。


カボチャの花。


赤いひまわり。
あるんですよねー。


山に入っていきます。
紫陽花がたくさん植えられていました。


オフロードになりました。


涼しげな流れ。
虫は少なめかな。
ネットは被らずにすみました。


モッサリした雑草はまだ露がたっぷり。
ゲーターを装着しました。


高鈴ハイキングコースと間違わないようにして下さい。


一旦舗装路に吐き出されました。


おや? 竹工房がありましたよ。
なになに? 「おひとつどうぞ」と。


かわいいじゃないですか!
女房におみやげにしようっと。


奥におじさんがいて作業していました。
「ひとつ頂戴しまーす」と言うとにっこり笑って二回うなずいてくれました。


消防団の詰所がありました。
いい感じの椅子に見えてしまい、ここらで休憩をとることにしました。
僕は自前のおにぎり。E君はお気に入りのジェル。彼は冷やし中華を持って来たので、もう少し先で食べるそうです。


「御岩神社」立派な神社でした。
ここから御岩山に登ります。


「御岩山珈琲」だってー。
時間があれば飲みたかったな。


神社のわきの参道を登りました。


山の準備が無いまま登る人も多いです。
道は比較的歩きやすいですね。


もうちょい。


御岩山山頂です。


岩あります。
くつろいでいたら、後続の方たちが待っていたので先に進みました。


山アプリで同定しようとするも、はっきり分かりませんでした。


そしてさらに進み「高鈴山」へ。
ここにはレーダー雨量観測所があります。


低い山ですが茨城では筑波山、宝筺山に並んで人気の高い山です。
展望台やベンチがあって、多くの方が休んでいました。


春友を目指してさらに進みます。
鎖場と表示があったので行ってみると、鎖の手すりでした。
粘土質の急斜面はこれに掴まらずして降りるのは厳しいです。


迂回した方が良いと思いますよ。
岩場の鎖とはわけが違いました。


僕のGPSです。
ピンクのラインは正規ルート、黒い矢印は現在地です。
つまりルートをロストしてしまいました。
だいぶ来てしまいました。

ピンクテープに惑わされないで下さい。
尾根伝いに分岐していました。
イエローテープが入口にあります。
入り込むとたくさんあって誘導されていきます。


入り口はテープ1本しか見えません。
振り向いて覗けば二本見えます。

さて、問題はここから。


画像では分かりにくいですが、結構な急斜面です。
手がかりも足がかりもない粘土質の斜面を降りて行きます。
こんなところが何度も何度も現れます。

この道、何事も無く通過するのは難しいのではないでしょうか。
下手して滑ると下まで落ちて行きそうです。
せめて杭かロープぐらいあったほうが良いのでは?

なぜここを通したのか理解しにくいです。


狭い片斜の道はあまりにも幅がなく、ふちにに足を置いた瞬間、落ち葉の下は粘土質の斜面になっていて落とし穴のように潜りました。

そのまま前から落下。
一回転して止まりました。


つまり置いた足は斜めになった登山道を横に滑って行き、落ち葉を突き抜けてスライディングではなく前転させられました。

もちろん僕の不注意もありますが、無理やり付けたルートにしか感じられませんでした。
なぜここを通過させるのか、ルート選定はこれで良かったのか。
高鈴山を越えて春友まで行く間に滑落や転倒の事故は起きていないのか、またこれから起きないと言えるルートなのか疑問です。


幸い目の脇を枝で擦りむいただけで済みましたが、もし枝が上を向いていて目に刺さったとしたら大惨事でした。

県北トレイル(常陸国ロングトレイル)は破竹の勢いでルートを拡大していますが、整備が行き届かないまま次々と道を通していたりしていませんか?

これから先もこんなルートを歩かされるのは嫌だなと僕もE君も思っています。
もちろんE君も粘土質の斜面でストックを刺しているにも関わらず滑り落ちました。
前の日が雨だったことが災いしているのは分かっていますが、そんな日はいくらでもある。
登山道の安全確保は運営側に委ねられています。

もう一度ルートの再確認をお願いしたいと切に願います。

今のところこの先、このトレイルを歩きたいと思っていません。


歩行距離 26.5km
所要時間 9時間30分
累計登坂標高差 +1132m
45,500歩






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続『私たち新婚旅行も行ってないんだよ』

2024年06月19日 | Weblog
女房のおかげで昨日の雨も早めに上がり、二日目は思いっきり快晴になるというご利益を得ました。
神様奥様女房様〜 ありがとうこざいます。
今日は立山に行こうと思います。
もちろん室堂までですけど、女房には3,000m級の山を目の前にするなんてのことは初めてです。
6月も半ばの梅雨時でこんなに晴れて風も弱いなんて、まずなかなか無いです。
いよいよ週末あたりから本格的に梅雨入りするかもしれませんね。


今朝はバイキングでした。
6時30分から二番目に案内されて着席しました。
バイキングは色々食べれるけど、お腹いっぱいになり過ぎてしまいがちですよね。
あまり食べられなくなった僕らはだいたいこんなもんです。


小一時間走って立山駅に向かいます。
駐車場は坂の下の無料駐車場へ。


立山駅。
ケーブルカー乗り場へ向かいます。

行きは割と空いていました。
女房は立って最後尾から高度感を楽しむんだと言いました。


確かに下を見た方がゾクゾク感がありますよね。


美女平駅で高原バスに乗り換えます。


バスは称名滝の見えるところでスピードを落とし、少しずつ進みます。
今日は見えて良かったです。
今度は自分の脚で行ってみたいですね。


弥陀ヶ原。
空が青すぎる。


雪の大谷はもうだいぶ低くなってしまいました。
最高地点でこのぐらいです。


室堂ターミナルが見えてきました。
到着です。


バスを降りて〜

すぐにそば屋へ。
お腹が空いては歩けないからね。
富山はちょっとしょっぱい味付けが多いのかな?


ジャーン、室堂平。
快晴!


みくりが池。
すごく綺麗。
とにかく雪の白、岩のグレー、木々の緑、土の茶色のコントラストが素晴らしい。
僕はこの残雪期と秋の紅葉が大好き。

以前筑波山でスズメバチに刺されて以来『山には行かない』と言っていましたが、ここは天国に近い山です。虫もほとんど出ず、ラッキーでした。


みくりが池温泉。
今日は休館日だそうです。
せっかく温泉タオル持ってきたのに残念です。


地獄谷。
現在もいまだ立ち入り禁止が続いています。


山崎カールの解説板。
長い年月をかけて氷河が削ったお椀形の地形のことで、雪が無くなるとこの地形が現れるのです。


みくりが池を1周して室堂山荘でおトイレを借りました。
ここでも温泉がありましたが、14時からということでまた次回にしました。


微妙に滑るので、簡単なチェーンスパイクがあると良かったかな? 用意していたけど、結局置いてきちゃいました。
でも滑り止め付けてる人は1人もいませんでした。


ゆっくりと一周して室堂ターミナルに到着です。

立山ホテルのレストランでナン付きのカレーを二人で分け合って食べました。
量的にちょうど良かったです。

立山駅のショップで帽子を買いました。
「岳」って入ってます。
ちょっとやりすぎかとも思いましたが、ちょうどキャップが欲しかったし、また選びに行くのも面倒だし。


帰りも立って一番前に張り付いて下を見ていました。
なんと運転席は前の赤い箱でした。そうなんだー(驚)。

帰り道は女房がだいぶ運転してくれたので、ブログを書き終えることが出来ました。

また来月立山に来る予定です。
今度は扇沢から黒部ダム経由で入ろうと思います。
雷鳥沢でキャンプして来ようと思っています。


新婚旅行おしまい(笑)


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『私たち新婚旅行も行ってないんだよ』

2024年06月18日 | Weblog
そういうわけです。
女房とひっさしぶりの旅行です。
今回は大切なお友達から富山県のとあるホテルの宿泊券を戴いたので、出かけることにしました。
もちろん「夢の超特急 我が家号」で前夜発です。
我が家号はよもや走行距離29万キロという激しい走行に耐え、時にはホテルマイカー、時にはレストランマイカーとして大活躍してくれています。
今回も頼むぜー。

ということで月曜日の仕事が終わり、自宅に戻るとすぐに荷物の積み込みをしました。
風呂入ってコーヒー持ってマックでハンバーガー買って、高速道路に滑り込んだのは20時半もだいぶ過ぎた頃でした。
今回の運転は片道480km、所要時間は5時間超え。

心配なのはお天気です。
そう、今期の僕は雨鬼も青ざめるほどの雨男。
それに梅雨時とくればもう決まったようなもんです。

出発そうそうの雨。
でも久しぶりに女房を連れて出かけるので、洗車機に入れました。
でも洗ったあと拭き上げたことはたったの2回。いつも洗いっぱなしです。
だってまたすぐ汚れるんだもん。というわけで洗いざらし。

到着は立山インターにほど近い「有磯海(ありそうみ)サービスエリア」です。
午前2時40分就寝。
今夜のホテルマイカーはツインとなりました。

段違いに幅110cmのところに二人寝ます。
これはすごいですよ。上の段の僕は50cm幅の板の上。下の段の女房は約60cmでなんとか寝返りも可能です。
まあ、時折目が覚めますが何とか寝れます。

雨と分かっているので目覚ましもかけずに寝ました。
起床は8時過ぎでした。

朝ごはんは有磯海サービスエリアのフードコート(24時間営業)で「白えびのかき揚げがのった氷見うどん」を2人でシェアしました。


お味は75点。
白えびもうどんもつゆも普通です。
最近、舌が⋯ 舌が わがまま になってしまって高得点を許してくれません。


まず向かったのはお魚屋さん。
富山出身のお友達に聞いてきたここ。
おばちゃんがとてもいい感じでした。
お値段も適当な感じで、高いのか安いのか分かりません。


この商店街には「藤子不二雄A」先生の故郷ということで、モニュメントがあちらこちらにありました。


次に海沿いにある道の駅に行き、アジフライとカキフライを買いました。


それを持って海沿いにいきました。
軽く火で炙ってから食べました。
お味は60点。まあ、そんなもんです。


そして「世界一素敵な景観のスターバックス」が近くにあると女房が言うので、せっかく来たのだから寄ってみることにしました。

こんな感じで、振り返ると⋯

こんなに素敵な風景が目の前にあります。


スターバックスでは、座れるところを見つけてから購入して下さいと言っていますね。なのでタオルハンカチで座席を確保しました。
コーヒーを買って座席に行くと、3人のマダムが腰掛けていました。
女房は自分のハンカチをそこから取りました。
すると『あら、忘れ物だと思ったわ』と言われました。でも、隣が空いていたので椅子を一つ持ってくることでなんとかなりました。
そのおかげで、こんな写真も撮れました。


早めの温泉。
「近くの日帰り温泉」で検索するとここがヒットしました。
「なまず温泉」と言います。
ほとんど地元の人しか来ません。
女湯側の脱衣所から声が響いてきます。
「茨城ってどこー?」とか「ここをよく見つけたわねー」とか聞こえてきます。
そして富山弁はまるで分からなかったそうです。ちなみに取手は千葉県で茨城は知らないけど千葉は分かるそうです。
あとから女房に聞いて笑えました。


きれいな温泉施設もいいけど、地元の人達が通う風呂もいいですね。
また来れたらいいなー。
帰りしなにそこの奥さんから「また来て下さいね」と言われました。


ホテルにチェックインしました。
10階建ての9階でした。
まずまずの眺めで、お天気も回復してきました。雨男返上かー!?


女房が予約してくれたのは「魚料理」のお店。一生懸命探したようですが、このたたずまいは夜の街の一角ですね。
とりあえず予約時間に入ります。
他のお客さんはいません。というか、来ませんでした。
たぶん夜中遅くならないと賑わって来ないと思います。


白えびの刺身。


バイ貝。

女房から言葉でなくLINEが来ました。
「ここを出て仕切り直そう」と。
ちょっと期待はずれでしたね。


ということで、富山駅前のショッピングセンターに来ました。
トイレの前にこんな自販機がありました。
すげー と思いました。


仕切り直しは「富山ブラックラーメン」。
しょっぱくて参りました。
一人前を二人で分けたのでまだ助かりました。


さ、おみやげ買ってホテルに戻ろうね。
すると、路面電車のターミナルがありました。
色んなデザインがあって、なかなか趣がありました。乗ってみたいなー。

とりあえずこんな感じで初日を終えました。


明日に続く。



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テレマークスキー (23-24シーズン 52回目) オマケの月山② 2024.6.5

2024年06月05日 | Weblog
月山に来る皆が気にしているのはこの画像でしょ?
本日2024.6.5午後3時の状況です。
このあと、晴れるはずの天気も僕がいるせいで激しく霧、もしくは時々小雨、申し訳程度の日差しが数秒⋯ってな具合です。


田んぼのようなところを歩かないとリフトに乗れません。
失敗すると足首ぐらいは喰われます。
それでも文句言わないのは、日本で雪で外で板履いて滑れるのはもうここだけだからです。

登山客もぼちぼち出てきてますが、リフトの架け替え(雪なしだとリフトの位置が高すぎるため低くする作業をする期間があります。当然お休みです)をしていないため、登りはリフトで行けますが下りは歩くんです。
まあ、1kmぐらいなので歩けばいいじゃんと思いますが、たったそれだけで山に登るのを諦めてしまう人もいます。
情報入手は大切ですね。


月山ペアリフトの駅舎まで姥沢駐車場から歩きます。
さあ今シーズン本当のラストです。


ガス多めのスタートです。
けっこう肌寒いです。


コブは昨日よりもさらに深くなっていました。
今日の転倒は板を踏むこと数回とコブの頭にトップが刺さるのが2回でした。
やっぱりラインと状況にも順応しないといけないなと感じました。

今日は数人のテレマーカーと遭遇しました。
皆さん上手でした。
もしかしてテレマーク流行ってる?(笑)

田んぼに足を入れたくない人は沢コースを限界まで詰めるとここから上がれます。
そのかわり体力消耗と引き換えですよ。

15時になるところで上がりました。
集中力が切れてきたと感じました。
というのも、ハイクアップが大変で、これならコブのLINE沿いに上がっても変わらないんじゃないかと考えて4本滑ったらそのまま降りる。また4本滑ったら降りるを3回繰り返しました。
4本滑ってもさっき滑った人が来なかったので効率としてはいいんじゃないかな。

ハイクアップは飛び系のときによくやりましたが、コブ斜面がこんなに急斜面とは思いませんでした。けっこう辛かったです。

今日は前回気がついた事を実践しましたが、まだまだ精度が上がっていません。でもテレマークには厳しい細かいラインもきちんと制動を効かせながら滑り切ることが出来ました。
今シーズンの収穫はこれかな。


これにて今シーズンのスキーを終了とさせていただきます。

今シーズンお世話になった皆さん、そしていつもの仲間たち、また来シーズンもよろしくお願い致します。ありがとうございました。

おしまい。


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テレマークスキー (23-24シーズン 51回目) オマケの月山

2024年06月04日 | Weblog
先週板じまいしたはずなのに、何もやる事が無く、ただだらだらと休日を過ごしてしまいそうで怖くなりました。
しかし、ここのところの忙しさでものすごく眠い。
仕事終わって自宅に帰ると、マッサージチェアで午前1時まで寝ていました。
少しすっきりしました。

風呂入って上がると2時。
もう行かないはずの月山の天気予報を見ていました。
『水曜日は晴れるのかぁ』
そうだ、だらだらやろう。
どうせ家にいてもだらだらするんだ。それならスキー場でだらだらしたらいいじゃん。
ホテルマイカーでぐっすり寝て水曜日に楽しめば満足するかもよ。

一度片付けたスキー道具をまたすべて積み込むのはめんどくさいし時間かかりました。
行かないつもりだったので、ガソリンも入れてない。

すべて準備が整ったのが午前3時40分。
ここから約5時間の運転です。
ちょうどオープン時間に間に合うぞ。


月山ペアリフトまで一度も雪を踏むことなく行けます。
これっていい訳じゃなく、つまり帰りも歩くしかないって事です。

もう一つ行きたかった理由としては、先週雨じゃなかったら月山で滑るかもしれないと思って、板にワックスを丁寧にかけてしまったからです。
このシーズンのワックスは柔らかい春雪用だと、樹木から出る樹脂に黄砂や泥が混じってこびりついてしまいます。
むしろ硬いワックスを入れて、スクレイパーで丁寧に削り落としてからのしっかりブラッシング。これが一番まともに滑る気がします。
リキッドワックスは塗った瞬間激しく滑って危ないので、よっぽどのストップ雪じゃないと僕は使いませんね。


朝から小雨。
日本の予報サイトはオールはずれ。
てんきとくら○の判定はAランク。
でもウインディのECMWFは晴れ間ありの曇り時折雨、少し強まる時間ありでした。
当たっています。さすが世界一の精度を誇るヨーロッパの中期予報。
のんびり支度して9時過ぎから滑走開始しました。


遠くから見る山の雪ってきれいだけど、実際はこうです。
こんな風になっても滑る人は間違いなく変態です。そう、僕も変態なのだ。

こんな雪、ただ滑っても全然面白くないけど、コブを覚えてからはとても楽しいのです。
月山といえばコブです。


激しく薮が起き上がってきていて、大斜面にアクセスするトラバースに乗るにはハイクアップするしかないのです。

リフト下駅は今日から板持ち乗車。
なんで今日からなのー。でも昨日の画像見て『これはもう無理だな』と覚悟していました。


リフト上駅にはまだ雪が着いています。
でも板を外さないでトラバースに行くにはカニ歩きで登るしかないです。

3通り試しました。
板履いたままカニ登り、板担いでツボ足、登山道の石畳を直登してから板を履いて滑ってトラバースに入る。
結局ツボ足が僕らテレマークには一番都合が良いです。


板を外して座面に載せ、上から腿で抑えました。これが僕にとって一番楽でした。
居眠りできます。

さて、雨の状況はご覧の通りずぶ濡れ。
今期一番の降り方です。
土砂降りに近い時間帯もありました。


乗り場はこんな感じ。
たぶん明日には田んぼのようになるでしょう。嫌だなぁ。
帰ろうかなぁと思っちゃいます。


もうコブはほとんど選べません。
滑りやすいビギナー向けはもう無いです。
深いしデカい。


出だしは優しそうに見えますが、どんどん深くなったりピッチが狭くなったりします。
テレマーカーは僕一人でした。

カッコよくはまだ滑れないけれど、春のコブはだいぶ通せるようになりました。
人間何でも根気よくやれば出来るようになるもんだなと、ようやく今シーズン思えて来ました。
それもこれも仲間たちのおかげです。
一緒に悩み、一緒に激しく転び、お互い励まし合ったおかげです。
みんな、ありがとう。
楽しくなってきたよ。

15時を回ったところで雷雲が近づいて来ました。
山の雷は恐ろしいので、退散することにしました。
僕としては今日はまったり滑りました。疲労感もあまり無く、ほんと楽しめました。

道具を片付け終わったところで激雨になりました。
あーぁ、これでリフト乗り場は完全にアウトだな。

じゃ、温泉に行ってきまーす。


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テレマークスキー (23-24シーズン 50回目) 月山スキー場

2024年05月21日 | Weblog
先週お天気が良く、楽しい3日間を仲間たちと過ごしました。
それまで7週連続雨という今まで経験したことのない現実。さて今週は⋯。
予報はやはり雨。やっと雨の呪縛から逃れたと思ったのもつかの間でした。
悩みに悩んでいましたが、このまま終わりたくない気持ちからか、ガソリン入れて食料用意して、ポットに入れたコーヒー持って、おやつ買って8時30分に自宅を出ていました。

天気予報、関東は思いっきり晴れ。しかし、月山は午前中雨で営業が終わる頃に晴れてくるというもの。さらに風が強い。
大雨も嫌だけど、風速18mで止まってしまうというリフトの方が怖いのだ。
そのまま終日運休ということもあります。
この日の風速は平均で15m、最大で23mの予報でした。

午前1時30分、現地着。
入院している娘にトラブルがあり、女房とやり取りしている間にジャンクションを曲がり損ねたようで、仙台経由で山形へ向かうことになってしまいました。
夜間通行止めが無かったので助かりましたが、こんな失敗をするなんてダメなやつです。

何はともあれ、30分ほどのロスで済み姥沢の駐車場に着くと強風。
明日はこれに雨がまじるのかと思うと「これはお帰りかな」と感じました。

ちょっと寝不足が続いたので、起床はゆっくりめに。
7時に起きましたが、外はなんと結構な雨の降り方です。
時間の経過とともに雨はやむ方向と信じてまた寝ようと思いました。

寝ようと思うと娘の容態が気になって眠れませんでした。
こんな雨でも、続々と車が入ってきます。
恐るべし月山。


つい5日前にはあった雪もなくなり、アスファルトが露出しています。
これはまずいぞ。


ええっ?
全然ないじゃん。
途中から少し雪が出てきたものの、信じられないぐらいの溶け方です。


1日券平日(火水木)割引で5,000円。
なんでも高くなりましたね。

リフト乗り場はまだ雪が、ありましたが来週はダメだろうなー。
そうなると板を外して持って乗るのです。
さすがにそこまで出来ないかもしれません。
テレマークスキーは脱着が大変ですから。


ガスガス。
見えん。予想していたけれど、ひどいです。
ただ、唯一駐車場のおじさんが『上は風が無いようです』と言っていました。ちょっと期待感アップ。
まあ、風が強くないという意味ですけどね。


気温は低く5℃ぐらい。
ブッシュも底づきも多数です。

風があるので体感は零℃近いかも。
ただ、コブに入れば暖かくなります。
今日の最大心拍数は140ぐらい。まあこんなもんでしょ。


これだけスキーが立てかけてあるっていうことは、それなりに人が入っているということです。
雨でも滑りに来るおかしな人達の集まりです。


5日前は山盛りだった雪がない。
スタッフさんの背中側にはこんもりと雪が積んであり、乗り場に撒いていたのに現在はこれです。
でも今日は板のままリフトに乗れました。
良かった〜。


昼頃、ガスが薄くなる時間が出てきました。


おおっ!
日が差してきたぞ。
でも一瞬ね。


おおおっ!
青空じゃないか。


その後はこうなったり、また真っ白になったりの繰り返しでした。時折視界が開けるとやる気がみなぎってきました。

今日はパンとおにぎりをリフト飯でやりました。つまり昼休憩無しです。


ザ崖。
スタートで失敗しなければミスしなくなりました。
今日はあまりひどい転び方はしませんでした。

それどころか、なんかちょっと掴んだ部分があるので、これを大事に育てていきたいです。まあ、来シーズンに向けてですけど。
先週は避けていた細かいコブがだいぶ滑れました。
ふだんあまり自己分析しない僕ですが、こうして時々ひらめいたりします。

なかなか上手くならないテレマーク、でもやり続けることで変わっていくものだなと感じています。

今シーズンはこれにてラストになりそうです。
毎週スキーの話ばかりで申し訳ありませんでした。今度はいよいよ登山やトレイルの話題になっていきます。(美容室のブログなのにヘアの話題が無さすぎですね(笑))



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テレマークスキー (23-24シーズン 49回目) 月山スキー場

2024年05月17日 | Weblog
鳥海山BCのあと、再び月山に戻った僕たち。
Tさんは昨日の鬱憤を晴らすべく燃えた滑りをしたいところでしょうか。
僕も頑張ってブログを書いていたので、寝たのは0時過ぎでした。
明日は半日券で早めに上がろうと決めました。
天気も下り坂ですしね。


天気は打って変わって曇り時々小雨。
雨の用意はしてきませんでした。
おそらくそんなに降らないでしょう。


気温が落ちてガスがすごいです。
上に上がるほど霧は濃くなりました。


視界は2~30mです。
これは注意しないと。


トラバース斜面もこんな感じ。
何処に向かうか、どこにどんなコブがあるのか分かりません。
初めてだと危険かもしれませんので、なるべく沢コースから離れない方がよいかもです。


Oさん行きます。
ほんと上手くなった! 今期一番頑張ったのはOさんです。そして激しく上達しました。


Tさん行きます。
元々上手いのですが、昨日の後遺症はありそうです。


おいら。
ダメっす。悪い癖が治りません。
滑りが汚いままでした。

お互いたまに動画を取り合って、それを分析して行けるのが仲間同士の利点です。


今シーズンのMVPはOさんに決定です。
3人ともこうして切磋琢磨しながら少しずつ上達してきましたが、それぞれに他のメンバーには負けないところを持っていて、横並びの実力かと。

Tさんは滑りがきれいですが、すぐに身体が悲鳴を上げます。
Oさんは研究熱心で、それを分析して自分の練習方法に活かしてきます。そして結果に繋げてきました。ほんと上達したと思います。
僕が負けないのは突っ込みの精神だけです。滑りが汚いのはいずれなんとかなるでしょう。


「大井沢温泉」に行きました。
水沢温泉も良いけれど、ちょっと熱すぎたので初日に入ってみて良かったここに再び来ました。

のんびりして今シーズンの疲れを癒してから帰りました。

メンバーのみなさん、今シーズンもありがとうございました。
そして各地でお会いしたテレマーカーの方たち、またどこかでお会いしましょう。
皆さんのおかげで、充実したシーズンでした。

see you again!

おまけ。

『なあ〜、いいだろぅ〜?』と擦り寄るTさん。



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テレマークスキー (23-24シーズン 48回目) 鳥海山バックカントリー

2024年05月15日 | Weblog
連休2日目。
昨夜のうちに鳥海山矢島口祓川駐車場へ3時間かけて移動しました。

祓川駐車場にはそれなりの台数の車が停まっていました。
明日の好天を狙う人達ですね。

メンバーで鳥海山に登るのは初めてです。
朝6時起床、7時出発の予定でしたが少し遅刻。
バックカントリーですから、準備は入念にね。遅刻は想定の範囲です。


駐車場から見える鳥海山。
その外輪山である七高山を目指します。


さあ、行こう!


駐車場から左手の雪の付いたところから入る人達が多い中僕らは木道を進み、積雪期用の登山ルートで登ります。

あとで思いましたが、融雪が進んだこの時期は薮を越えるまでリボンを追った方が良いと思いました。

2ヶ所は必ず出てくる薮漕ぎはこの時期必須です。


ほらね。
板を外し、絡む蜘蛛の巣から逃げようとする虫の如く、もがき苦しむのでした。
ここは苦労しました。


今日も暑い。
そして虫が多いです。
どうしても風がない晴れの日はブヨなどの血を吸う虫がまとわりつきます。
足を止めるとすぐに来ます。


Tさん、休憩後『足がつる』と言っています。
少し揉んであげましたが、なんせTさんに群がるブヨが凄くてたまらなかったです。
血がにじむほど吸われていました。

このTさんの「足がつる」という現象は、普段から悩んでいて、スキーでも登山でも休憩や食事を挟むと必ずつります。
何か良い方法をご存知の方いませんか?
ちなみに「水分をこまめにとる」とか「ミネラル補給」とか「アミノバイタル摂取」とか「漢方薬」などは試していますが、いずれもダメです。
僕的には「すぐに休まずに乳酸を流してから休む」なのかなと思いましたが、これも決定的ではないようです。


日本海が見えます。
ひたすら登るのです。


足元は板の滑走面にシールと呼ばれる滑り止めを貼っています。
そして、テレマークスキーの素晴らしさは本当に歩いているようにブーツの爪先が蛇腹になっていて曲がることです。
アルペンスキーのあの硬いシェルで登るのと比べられないほどの歩きやすさは、山を滑るというよりは登る方に特化しているのかな。
そして、その不安定感が面白く、ただ滑ることすらままならない難しさがとてもそそるのです。

テレマークスキーはただ滑れるだけでかっこいいと思いました。


Oさんも久しぶりのバックカントリーで、今日のこの日をとても楽しみにしていてくれました。
Oさんの準備と山への向き合い方はとてもしっかりしていました。

一方Tさんは準備がちょいと手抜きでした(笑)。
忘れ物あり、シール貼る前にスプレーワックスしちゃったり、そのシールがエッジからはみ出しちゃっていたりしました。

前の晩にそれに気がついて、慌ててシールをカットすることができました。
スプレーワックスは僕の温泉用のボディシャンプーで洗い流しました。

残念ながらTさんのつった足がどうにもならず、下山の事も考えるとここで終了ということになりました。
Oさんが『山は逃げないから』とTさんをなぐさめていました。ほんと、その通りです。
Tさんもさぞかし悔しかったでしょう。

僕とOさんは目の前の大斜面を滑らせてもらうことにし、Tさんが見えるところまで登りました。


それではOさんどうぞ。


上からは僕、下からはTさんが撮影しました。
ライダーOさん。


僕も負けじと頑張って滑ります。


Tさん、少し休むと滑れました。
なんだ、普通に滑れるじゃないの。


Oさんが行きます。


僕も行きます。


足がつりながらもTさんが行きます。
滑っている方が楽だと言いました。


今日は雪質も快適なザラメで、足を取られることも無く楽しめました。
僕らは無線がないので、合図方法を決めて対応しました。これがけっこう使えました。


だいぶ下ると登山者用のリボンが付いているところに出ました。
これ通りに下るのが薮を抜ける最良の方法でした。


片側が切れ落ちている場所に出ます。
ここは登りで使った場所で、シールで下ることが出来たところです。


ここは面倒がらずにシートラします。
安全を優先させることが結局一番早いのだ。


さて、右手を回って駐車場までスキーでいくか、左手から木道を歩くか。
右手に行って足元悪ければ、そこでツボ足になったらもっと大変です。
ここは木道狙いで行くことにしました。


Tさん頑張った!
お疲れ様でした。

駐車場まで再びシートラして歩きます。
駐車場では先行者の方に声をかけてもらいました。
『おっ、テレマーク』
その方は『どこから来たんだ?』と聞いてきて、僕が『茨城です』と答えると『あの車そうかい? 俺も昔は土浦ナンバー付けてたから』と。
その方もテレマーカーで、鳥海山の斜面について教えてくれました。
いいお顔してました。やっぱりこういう趣味を持った人はそうなるんですね。
最後に『また来てください、鳥海山へ』と言ってくれました。


西川まで戻って温泉と食事にします。
風がないので、久々にオープンエアーでやりました。
Tさんのレストランマイカーはこんな食卓でした。


Oさんは完全に青空レストランです。
いい雰囲気。

さーて、僕は今夜カレーです。
お腹好きすぎのため、開封した箱ですみません。

86点。
甘みがよい。さんしょうの香りとあるが、ほんとに香り程度でカレーの味を損なわない程度。
角煮とは少し違うような気もするが、変な謎肉よりは食べやすかったです。。


空のお皿には野菜サラダに「いぶりがっこのタルタルソース」をかけて、チョリソーを添えたものが入っていました。
作りながら食べてしまいました。
皆さんにお見せできなくてごめんなさい。

そして、まったりしたあとに再び月山姥沢駐車場に向かいました。
そう、明日は再び月山で滑ります。
もしかしたら今期最後になるかもしれません。

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