4月17日 朝は薄曇りの天気、午後から小雨の予報になっている。今日は一日がかりで施福寺を目指す。宿泊したホテルのある堺駅からは、シャトルバスで堺東駅に向かい、泉北高速鉄道で和泉中央駅まで行ってバスに乗り継ぐ。泉北高速鉄道と言っても普通の南海電車で、山を削って開発されたニュータウンの中を走っていく。朝の通学時間は沿線の学校に通う学生で満員だった。堺のホテルを7時20分ごろ出て、和泉中央駅には8時40分ごろに到着した。槇尾山口行きの南海バスに20分乗って、山登りのシャトルバスに乗り継ぐ。
槇尾山口行きの南海バスを槇尾中学校前で降りるとき、500円玉を両替して330円の支払いを行おうとして、両替で出てきた50円玉を100円玉と勘違いして、50円少ない280円を料金箱に入れた。その後、数人の乗客が下りて、バスの発車際に運転手が一旦閉めたドアを開け、笑いながら50円足りないと言ってきた。手のひらに残ったいた残金が220円だった。蕎麦屋の出前のようにはいかなかった。
施福寺へはシャトルバスを降りてから難所の急な山登りが待っている。ややなだらかな階段を15分ほど登ると山門に到着する。その後20分ほど石の敷石の階段を踏みしめ登ると本堂に到着する。他の人たちもヒーヒー言いながら登っていく。
本堂の仏様たちは御開帳になっていて、直接参拝することができた。本尊の千手観音像の他に阿弥陀如来像などを拝むことができた。山を登ってきたご褒美のようなものだった。
シャトルバスを降りてお寺に登り始めるところにある茶屋の脇に水子地蔵尊がある。その奥の狭いところに何とも怪しげな水子の霊の像があった。