日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『充実した一日』

2009-08-18 | 最近の出来事
今日は、凄く充実している一日だった・・・。

午前中は、読みかけの『203号室』と言うホラー小説を読み終えた。
たいして面白い話ではなかったけど、なんか読み終えた事が良かったんだ。
この人の作品の中では、そんなに評価されていないものの様なので、機会があれば、別の作品も読んでみようと思う。

203号室 (光文社文庫)
加門 七海
光文社

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そして正午過ぎに、「笑っていいとも!」を途中まで見た後に、DMMのDVDを見ずにほったらかしにしてたのを思い出し、韓国の未解決事件を題材にした『殺人の追憶』と言う映画を観た。
これは凄く面白い作品だったので、非常に満足した。

殺人の追憶 [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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そして、腹が減ったので、回転寿司を食べに出かけた。
金もないのに、贅沢をしてしまうのは、いつになったら止められるんだろう。
早く現実を見ろ!と自分に言い聞かせる。

家の近所のショッピングモールの中にある「がってん寿司」に来た。
ここは回転寿司の中でも、ランキング上位に入る、いい店だ。

店員さんも元気がイイし、ネタも旨い。

仕事もせずに、回転寿司で贅沢をしているのは、ダメ人間か僕くらいだろう。
ちょっと日銭を稼いだ位で気分が大きくなる。

一人で黙々と315円やら、525円を口の中に詰め込んだ。
どれも、美味しく、105円を食べるのとは違った。

やはり寿司は旨い。

気分の良くなった僕は、またとんでもない事を思いつく。

そのショッピングモールには、映画館がくっついているので、映画を観よう!と言う事になった。
以前から観たいと思っていた、『トランスポーター3』だ。

感想は、『フランク、カッケー!!』の一言。
あーだ、こーだ、言う事なんかない。

その後は、モール内をフラフラしていた。
そうすると、何度か行った事のある、アジアンテイストな雑貨屋さんがあった。

その雑貨屋さんの入口には、見覚えのあるバッグがかかっていた。
それは、元・妻の人がよく使っていたバッグだ。

僕は近くの椅子に座り、バッグを眺めた。

色々な事が思い出される、そこにあるバッグの中に思い出が詰まっているかも知れないと、錯覚した。

バッグの中には、グシャグシャにされたビニールが詰まっているのだろう、確認はしなかった。

実を言うと僕が、このモールに来たのは、寿司を食べるのが目的ではなかったんだ。
映画を見る為でもない。

明日は、僕の子供の誕生日だから、プレゼントを買うのが目的だった。
買う物は決めていなかった。

決めていないと言うより、何を買っていいか分からなかった。

もっと厳密に言えば、プレゼントを送る事すら迷っていた。

もう、元・妻の人と、子供の事は忘れた方がいいんだろうと、毎日考え生きていたからだ。

寿司を食べて、映画を観て、お金を使い果たして帰ろう と思っていた。
今更、プレゼントを買って、何になる?

それに、僕の事を忘れさせたい元・妻の人が、子供に「パパからだよ。」と言って、僕のプレゼントを渡すだろうか?

ゴミ箱に直行するかも知れない、と想像すれば、その商品を作った人にも、申し訳ない。

でも、何故か、その肩掛けのバッグを見ると、プレンゼントを贈らない訳にはいかなかった。
「何故か?」と、言う事もない、ハッキリと理由は分かっている。

僕は、自分の子供に「パパの子供で良かった!」と幸せな気持ちになれる事を運ぶ、トランスポーターなのだ。

今日あげた、小さな腕時計で、パパに会える日までの時間を刻んでいてくれる事を願う。

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