「釣った魚に餌はやらない」散財日記

本、ゲーム、CD、DVD等の購入日記。雑食ですがBLと少女漫画が中心傾向。感想はネタバレまじりが多く、たまに長めです。

「おおきく振りかぶって」19巻など購入(過去感想にネタばれあり)

2012年06月29日 07時02分00秒 | 漫画
先週から今週にかけてのお買い物
・「おおきく振りかぶって」19巻 ひぐちアサ
・「げんしけん 二代目の参」12巻 木尾士目
・「紫乃先生〆切前!」2巻 王嶋環
・「恋のカオリ」 竹宮ジン
・「マンガで分かる心療内科」6巻 ゆうきゆう/ソウ

今朝は5時くらいに目を覚ましたので、
コンビニにチャンピオン買いに行ったらまだ入荷してなかった…。

悔しいので出社前に、男性向けコミックスの購入分をブログ書くことにしました。
そしたらGLの「恋のカオリ」は男性向けなのか女性向けなのか悩んだ(笑)
男性向けにしたけど、どっちなんだろう(笑)



「おおきく振りかぶって」19巻、ようやく発売!
毎度これだけコミックス発売を待たされているというのに、
19巻時点でまだ西浦メンバー1年の夏ってどういうことなんだろう(笑)


19巻は県大会準決勝、武蔵野vsARCの決着と、
西浦の夏合宿&甲子園観戦で、まだ夏休み中です。

自分的に印象深かったのは↓など。
・阿部と榛名の和解(?)
・ついにタイトルきた!
・手の平固いのは生まれつきだけじゃなかったのか?
・気の利く母がいると子供は何もしなくなる(←我が家がそうです…)
・西浦メンバーにとって“ウメダ”がビジネスホテルの基準になりそう
 (「このホテル“ウメダ”より悪いな」とか、そんな感じで)


あと今回は巻末描きおろしがなかったです。
表紙カバー下はありました!
大河と涼音ってカップルを見守ってきた武蔵野第一の軌跡w

カバー下にはそれと、西浦メンバーの自称初恋年齢公開もv
ところで左右に分かれたメンバーになんとなく納得しました。

右側メンバーは全員初恋済で、年齢差はあれど姉か妹がいる。
左側メンバーは1人を除いて初恋まだで、男兄弟しかいないかひとりっ子。
実際に初恋云々と関係あるのかどうかわかりませんが、
異性の兄弟がいるのはいいことな気がしました、勝手に(笑)

ちなみに男兄弟しかいないのに、
泉が中1で初恋済なことにも「ああ、そんな感じそんな感じ」と得心しました。
なんだろう、私は泉に夢を抱いてるんだろうか?(笑)


19巻に収録された回の本誌購入時、当ブログでのネタバレ感想は↓になります。

・月刊アフタヌーン2009年11月号購入(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2009年12月号購入①(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2009年12月号購入②(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2010年2月号購入(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2010年3月号購入(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2010年6月号購入(おお振りネタばれあり)
・月刊アフタヌーン2010年8月号購入(おお振りネタばれあり)

※別窓です
※私が読んだ時の感想なので、実際の内容と異なってるかもしれません


この頃はちゃんとネタバレ書いてたわー、と自分で思いました(笑)
20巻以降は全然書いてなかったり、簡略化してることあります(笑)

合同練習の回、ちゃんとネタばれ書いておきたかったと未だに思いますが、
自分でももう書かないことがわかってるので残念だー。

というか、あの頃のおお振りの雑誌切り抜き、
はたしてどこに保管してるのか不明なのでほんともう無理だ…。
(出張先でネタバレ感想書こうかと思って持参してたことは覚えてるんですが…)



おおきく振りかぶって(19) (アフタヌーンKC)
クリエーター情報なし
講談社
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月刊アフタヌーン2012年8月号購入(おお振り気になるところ箇条書きでネタばれあり)

2012年06月26日 23時29分57秒 | 雑誌
昨日のお買い物
・月刊アフタヌーン '2012 8月号



「おおきく振りかぶって」ネタばれ感想は、
書けるようなら、もしくは気が向くようなら書くと思います。

ただ今週は残業続きの予定で、来週は出張予定の為、
書けるとしてもいつになるんだろうと自分でも思う…。



7/26追記



おおきく振りかぶって。



秋季大会 埼玉県南部地区予選1回戦。
先攻:武蔵野第一高校、後攻:西浦高校。

5回表、武蔵野の攻撃。
・7番小池、高目を打ち上げさせられてフライ、1死

・8番吉沢、あからさまにクローズドな構えで1球目見逃し。
 榛名曰く、この捕手は「性格わりー」と聞いており、阿部の勝気さを見抜く。
 自分の構えが気に入らないはずだ、投手の制球に自信あるはずと、
 2球目が1球目と同じコースだと読み、足を踏み直してシュートをヒット! 1死一塁
・"まっすぐ"投げさせるべきだったか、と後悔する阿部。

・9番秋丸、送りバントのサインにより、最初からバントの構え。
・ボールになるスライダーを見送られ、
 阿部はバントなら打ち上げる可能性が高い"まっすぐ"のサインを出すが、
 秋丸はやなコースだと見送りストライク、しかし秋丸に"まっすぐ"を見られる。

・もう一度阿部は"まっすぐ"を要求。
・三橋は、
 『………あれ 2球続けていーのかな

  この人 "まっすぐ"を今 見たんじゃないか?
  見た… 見られた
  なんか "ひっかかる"

  ひっかかったら
  首降る…んだ …けど………………

  初めての人は打ち上げる のが ほとんどだ!」
 ひっかかるものがあっても、首を振らなかった。

・バントの構えの秋丸。
 『さっきと同じ球筋───
  浮く? まさか ありえない!
  うん 伸びてない
・秋丸が当てて送りバント成功。 2死二塁

・阿部が急いでマウンドに駆けつける。
 青ざめ「ご めっ オレ  ひっ ひっ」と謝る三橋。
 「はあ!?」な阿部。

 「ひっか かっ   かっ たんだ けど
  オレ オレ」
 「何が!?」

 「あの人 あの人
  1球見てたんだ でも」
 「何を!」

 「あ まっすぐ   を でも
  でもオレ
  
  ひっか
  ひっかかったんだ

  首ふらないで
  ごめ ごめん   …なさい」

 「………
  お前が オレの言ったことやろーとしてんのはわかった
  ありがとな」

 阿部が三橋の肩を抱き、話した。

 「9番は確かに"まっすぐ"を見てたけど
  あの9番が2球目で合わせる技術持ってるとは思えねんだ

  じゃあ前もってお前の球
  研究してたのかっつーと
  1回戦でそれこそねーだろっつー気すンだろ

  けど9番がきちんと転がして次の1番も打ったら
  その可能性も考えなきゃなんねェ

  1番で確かめっからまた"まっすぐ"続けるぞ
  わかるな!」

・三橋はうなずき、阿部はキャッチャーポジションに戻った。
・阿部の「ありがとな」を何度か反芻し、三橋の顔が紅潮する。
・西浦内野陣は、三橋のテンションがあがったのに気づく。
・巣山がすかさず「内野 声出してくぞ! さっこい!」と声かけし、いい雰囲気。

・1番小林、外高目の"まっすぐ"を打ち上げキャッチャーフライ。 チェンジ

・武蔵野ベンチ内では、三橋の球種の話になる。
 榛名先輩が言ったように、遅いのに球伸びたってことがある?

・小林が秋丸に訊く。

 「秋丸先輩!
  先輩の打席 ストレートありましたか?」
 「おう 多分」
 「あの…西浦のピッチャーのストレート…
  スゴイ伸びませんでしたか………?」
 「いや?」

・三橋の"まっすぐ"を初めて見た打者は、
 「伸びる」「浮く」と感じることがほとんどだったのに、秋丸は違うらしい。


5回裏、西浦の攻撃。
・7番阿部、打席に入る。
 『さっきの借りを返さなきゃなァ』



つづく。



箇条書きすごい。
30分で書けたわ(笑)

アフタヌーン9月号買ったので、
なんとかその前に8月号のネタばれ感想書こうと慌てました(笑)



当ブログ内、アフタヌーン購入時のおお振り過去感想は↓です。
・おおきく振りかぶって雑誌感想ぜんぶ(別窓。結構最近は飛び飛びな気がする)



月刊 アフタヌーン 2012年 08月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
講談社
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WJ2012年30号一言感想

2012年06月25日 23時50分49秒 | 雑誌
本日のお買い物
・WJ '2012 30号



SKETDANCE。

いや、スイッチは※ただイケらしいから…。(←残酷)



ニセコイ。

もしかして、約束した女の子って合計で3人いたとか…。



めだかボックス。

手ブラジーンズ先輩、裸エプロンを幼稚園児に見せるなw
そして善吉の「鈍い男は~」の発想がどこからきたのかわからないwww



銀魂。

つまり知らない人に体を触らせてはいけないってことね。(←オイ)



そういえば今週号はワンピース休載だった。
来週から新連載の松井優征先生の「暗殺教室」に期待v
コメント

デザート2012年8月号購入(「となりの怪物くん」その39  雫 ネタばれあり)

2012年06月25日 07時01分21秒 | 雑誌
一昨日のお買い物
・デザート '2012 8月号



金曜日の残業が響いたのか、土日わりと体調が悪く、
1文字もブログ書かないまま月曜日を迎えてしまった…。

この溜め込みへの危機感ってなんだろう…。
梅雨なのに洗濯物がたまってく感覚っていうんだろうか。
(北海道には梅雨はないけれど)

「となりの怪物くん」のネタばれ感想は書けたら書きます。
まあ、書けなかったらコミックス発売の時にまとめて書こう。
そうしよう。



7/10・11追記



となりの怪物くん。



『どうして私は 彼に惹かれたのか

 ずっと成績は優秀
 当然だ だって私はそのために
 すべての時間を費やし 努力をしてきたのだから

 勉学は私にとって自己実現の手段であり
 唯一 心を満たすもの

 私の道は 一本道
 ただ前を向いているだけでよかった

 本当に
 それだけで満たされていたのだった』


「ハル」

髪を片側に流し、ショート丈のフェイクファー、ミニスカート姿。
上から下までコーディネートされ、試着室からメイクも施された雫が出てきた。

「ごめん遅くなった
 美容師さんたちがいろいろしてくれて」

普段はしてないマスカラの感触にか、まつげがぱさぱさするとの雫を、
見とれるのではなく、物珍しげに見てるハルが「…………… いや 行くか」と歩き出す。

『着替えるだけで2時間…
 ハルんちの誕生会っていったい』

そう思う雫は、ショーウインドウの鏡に写った自分を見る。
「……」と鏡を見ながら、くるんと回る雫。
「………………………」とそんな雫を眺めてるハルに気づき、

「い いやこれはっ お お姫様みたいだなって ふ 服が」

と、真っ赤になって言い訳する雫。
ハルは微笑み、「うん 俺も思った」と雫に手を差し出す。
ハルは雫のショッパーを代わりに肩に持ち、雫と手をつないで歩き───。


「…おや これはこれは!」

車の前、煙草をふかしながら出迎えた安藤。

「素晴らしい!
 馬子にも衣装とはこのことですなーー
 これなら優山さんのパーティーにも華を添えられるってモンです!
 さっ どうぞシズクサンお車へ!!」

雫の手を取り、愛想よく言う安藤に拳を握るハル、その後ろに隠れる雫。
「まーまー おすわりー おすわりですよ坊ちゃん!」


車の中で安藤がハルに言う。

「さて しつこいようですが頼んますよ ハル坊ちゃん!
 くれぐれも粗相のないように

 今日さえ終われば
 坊ちゃんは晴れて自由です!!」


大きなビル、シャンデリアが下がる広い会場。
天井近くに高く掲げられた、
[吉田泰造講演会
 吉田優山くんを囲む会]の文字。

金屏風の前で微笑む優山。
そしてにこやかにスピーチを行なっているのは───。

<< えー 本日は
  私のせがれ優山のために
  こんなにも沢山の方にお集まりいただき

  私 吉田泰造
  心からの感謝と共に
  皆様のご期待をひしひしと── >>


ストライプのスーツを伊達に着こなす、
14人の愛人がいるハルと優山の父だった───。


ハル父を見た雫は、青ざめながらハルに呟く。

「………ハル…
 あんたのお父さんものすごく見たことあるんだけど
 主にニュースで」
「気のせいじゃねーか」

スピーチを終え、笑顔で手を振るハル父を見て、
『まさかあれがハルのお父さんとは…
 ハルが隠すのもなんとなくわかる気がする』と思い、雫はすごすぎだ、と呟く。

     「あ 優山さん出てきた」
     「……」


<< ただ今ご紹介に預かりました息子の優山と申します
  本日はこのような素晴らしい機会をいただき >>


「…優山はずっと
 あの家で認められることにこだわってた

 だから俺が邪魔になったんだろうな
 俺が 親父とうまくやれなかったから」

     << 心から敬愛する父のために >>

「…だが俺にあの芸当はムリがある気がするんだが…
 2人して心にもねーことばっか言いやがって…

「うん 私もハルにお父さんの仕事は向いてないと思う!」
キッパリと雫は言い切った。

「ハルにはちゃんと
 ハルにできることがある」

ハルは雫に目を向けると、静かに尋ねる。

「…シズク
 自分の価値を決めるのは 誰だと思うか」

「…自分だと思う
 そのために人は 努力するんでしょう」

視線を伏せ、ハルが返す。

「…シズクらしいな

 俺は
 他人だと思う

 誰かに認められなかったら
 どんな勝ちを持ったって なんの意味もねえ」

「……」と雫は口をつぐみ、胸の内で呟いた。

『それは ハルだから言えることだ
 だって私が私を認めないで
 誰が認めてくれるの』


<< それでは皆様しばしご歓談を! >>

スピーチの結びの言葉で拍手を受けた優山は、そのままハルの元へ。
「春 行くよ! 会長が呼んでる」

そのハルの横に寄り添うのは、
いつもとは違いメイクをし、ホルターネックのミニドレスを着こなす雫だった。

「優山さん
 今日は お招きありがとうございます」

優山は一瞬、目をみはる。

「あ…ああ 雫ちゃんか
 うん 来てくれてありがとう
 そのドレス よく似合ってるね」
「後で洗って返しますね」

「………
 …この間といい 妙にシズクの前でしおらしくなってねーか 優山」

面白くなさ気なハルだが、優山はスルー。

「はあ? 何 馬鹿なこと言ってるんだ 春
 それよりちゃんと練習してきたね」
「初めまして 弟のハルです」

にっこりと微笑んだハルに、雫は驚く。
『うわあ 優山さんそっくり』

「OK その顔崩すなよ
 じゃあ雫ちゃん ちょっと春 借りてくね」
     「みちるに会ったら団子投げていいか」
「え」

得体のしれない誕生会、顔見知りなどいない中、ひとり残されてしまった雫。
そんな雫に「…どうかしましたか シズクさん」と声をかけてきたのは、
立食パーティーでしゃがみながら腹ごしらえをしてる安藤だった。

「…主催側の人がこんな所で食べてていいんですか安藤さん」
「こちとら貧乏ヒマなしでしてね 食える時に食っときませんと]

立ち上がった安藤は、ご馳走をごっそり持った取り皿を雫に渡し、言った。

「ほら シズクさんも
 食べなさい 食べなさい タダなんですから!
 心配いりませんよ
 今日は一日 あなたに付いてるよう 優山さんから言われています」

「はあ…
 …すごいですね ハルの家の誕生会はいつもこうなんですか」
     『そういや うちの誕生会来て ハル珍しがってたな』

「いやあ こんなんはそう やりませんよ

 初めて自分のパーティー任されたからって
 優山さんも はりきっちゃってね 人使い荒いったら

 これがホントの自作自演ー
 なんつってね! ハハハ

「はあ それははりきりますね」

「………
 …まあ どなたか
 特別お招きしたい方でもいたんじゃないですか」


その時、会場がざわついた。
     「これはお久しぶりで」
     「お父様はお元気?」

「ハイハイどーもね どーもー!!
 名刺くれたい人は並んで並んでーーーーーー!!」


その中心にいるのは豹柄のショートコート、サングラス姿の3バカの1人・マーボだった。

「…ん?」と不審げな雫、
「これはこれは昌弘坊ちゃん!! 避暑地以来ですなーー」と早速懐から名刺を出す安藤。

「おー! おまえハルんトコの下っ端じゃねーか あんときゃ悪かったな!!
 あっ なんだ 女のコいんじゃん 紹介してよ紹介!!」
「こんにちは マーボくん」

マーボはサングラスをずらし、女のコを二度見すると───。

「あれーー!?
 てめ ガリ勉じゃねーか!!」
「意外な所で意外な人に会うものね」

「なんだオマエ
 やりゃ人並みじゃねーか どーしたその服!!」
「あなたは馬鹿丸出しの格好ね」
「中身はやっぱガリ勉だなコラ デートしてやろうか!?」

と、そこへ。
「何シズクにちょっかいかけてんだ マーボ」と、雫の背後にハルが戻って来た。

「オース ハルー!!」
     「あれ もう終わったの」
     「終わった 帰るぞシズク」
     「?」

「えー なんだよ もう帰んのかよ
 もっといろよ ハル オッサンばっかでつまらんしよーー

会った早々、帰る宣言のハルにマーボが不満を言う。

「ここにいたらロクなことが起きん」
「んじゃ写メ撮ろうぜ 写メ!」

マーボはハル&雫と顔を寄せ、
自撮りで「ハイ 寄って寄ってーー」と笑顔でカシャ!

「ぎゃっはっは
 これ見たらなんて言うかな アイツ!?」
「あっ おまえ 今 誰に送った」

『長くなりそうだな』と思った雫はトイレに歩き出す。
     「おや シズクさんどちらへ」
     「トイレです」


『なんだか 少し疲れたな』


「…ありがとうございました」

たくさんのいろんな人に挨拶し続ける優山。

『……ふーー
 人 人 人だなあ』

と、挨拶の合間にクキ、と首を鳴らす。

「あれ 優山さん」と、トイレ移動中の雫が声をかけた。

「! 雫ちゃん
 なんだ まだいたんだ 春

 どう? 雫ちゃん
 パーティーは楽しめてる?」

「いや… なんというか 世界が違いすぎて…」

そこへハル父から優山が呼ばれる。
「優山 何してる 来い」

優山はハル父に振り向きながら、

「あ お父さん
 こちらが 春が今お付き合いしてる雫さんです」

と、雫を紹介した。
いきなり紹介された雫は一瞬青くなり、おののくが、
「は 初めまして…」とハル父へ挨拶。

「…… 少し若すぎる!
 後10年くらいしたら また来なさい」

ニコ…と微笑み、ハル父はそう言ってその場を去った。

やや顔を赤らめ、「!?」な雫。
点目→青ざめ、顔をひきつらせる優山。

「…気に入られたみたいだね
 と言っても 父は女性なら誰にでもああだけど」
「はあ… なんかもっと反対でもされるかと思いました」

「他人に興味がないんだよ
 それに子供のことなんて どうにでもなると思ってる

 春 機嫌が悪かったでしょ
 さっき 親父や周りにいろいろ言われたからね

 春はわかってないんだよ 自分の価値を
 そして それがどれだけ周りに影響を与えるかも」

優山の言葉を聞き、雫はわかった。

『ああ そうか』

「…お父さんは ハルに期待してるんですね」

『ハルは 持ってるんだ

 いらないって言ったものを
 私の欲しかったものを』

優山は『…………』と雫の横顔に目を向けた。
すると雫は「あ そうだ優山さん」とバッグの中をゴソゴソと───。


ザワめく館内。
会場に戻ろうとしているのか、歩きながら優山は先程の雫を思い出していた。

「…誕生日プレゼント?」

渡されたのはファンシーな、
[HAPPY BITRTHDAY]のシールが貼られた、小さな紙袋。

「はい メモ帳なんですけど 普通の誕生日だと思っていたので
お誕生日おめでとうございます 優山さん」


大きな会場、たくさんの招待客がいる誕生会に
臆することなく渡された、雫からのプレゼント。
優山は自然とクスクス笑っていた。

『…そーいや オレの誕生日会だった
 メモ帳 だって 雫ちゃんらしい』

優山は誰かとすれ違う。
その瞬間、優山はふり返り、呼び止めた。

「あ… あのっ… おか…」

ふり返った女性は、泣きぼくろのある妖艶な女性で───。


歓談する人々。
吊り看板の[吉田優山くんを囲む会]。
見渡しながらハルは、幼い日、花束を抱えた優山へおくった拍手を思い出していた。
「………」と、かすかにハルの口元に微笑みが浮かぶ。

「──あれ ハルくんじゃないか」

ハルは笑顔を浮かべた、紳士らしき壮年の男性に声をかけられる。
視線を向け、相手を認めるとハルは露骨に顔をゆがめ、「げ」と呟いた。


会場に戻った雫は、壮年男性と話してるハルに気づく。
『? 誰だ…』

「おや シズクさん トイレ長かったですなーー
 そろそろ様子を見に伺おうかと思ってました

まだ何かを食べてた安藤が雫に声をかけた。
雫はハルの方を指さし、安藤に尋ねる。

「あの… あそこでハルが見るからに嫌そうに話してるのは」
「ああ 桐谷教授ですか
 京子さんの大学でのお知り合いだそうで
 随分 坊ちゃんのこと気に入ってらっしゃるようですなー」

雫は伏し目がちに2人を見つめ───。


「手紙に返事ひとつくれないんだもんなー
 遊びにおいでって言ってるのに」
「ケッ 人のこと利用することしか考えてねー奴のとこに誰がいくか」
「ハハハ 手厳しいなーー
 きみと仲よくしたいだけだよ

 京子さんだって
 きみのこと 上手く使ってやってたでしょう」

ハルはわかりやすく剣呑な雰囲気を出し、口を開く。

「おまえ 今日が優山の誕生パーティーだってことに感謝しとけよ
 そうじゃなかったら 今 ボコボコに──」
「お話中すみません 坊ちゃん」

と、そこへ割って入った安藤。

「シズクさんがお帰りになるそうですが お送りしてよろしいですか」
「なんだと アイツ
 トイレやたら長げえと思ったら
 いい 俺も行く」
     「じゃ 車回しますんで」

壮年男性がハルに名刺(?)を差し出した。

「ハルくん これ僕の連絡先」

そして気のせいか、一物有りそうな微笑みを浮かべて言った。

「…お兄さん 望みが叶ってよかったねえ」

ハルは壮年男性を、眇めた目で見つめ返した───。


優山はまだ会場には戻ってはいないようで、
ロビーらしき場所で、壁にもたれ座っていた。
会場にはたくさんの人がいるのに、優山はひとり。

思い出していたのは、さきほどすれ違った女性とのやり取り。

「…え?
 誕生会? 招待状?
…… …今日はお茶をしに…」


何かを諦めたような目をしている優山。
そこへハルがたまたま通りかかる。
ハルが優山に気づき、優山もゆるくハルに視線を向けた。

「…… ……お おい 優山
 おや     おめ」

どうにか祝福の言葉を言おうとしたハルだが、優山は。

「…なんだ まだいたのか春
 もう用はないだろ 早く帰れよ」

頬をやや赤らめたハルは「…そーかよ」と踵を返す。

「……」

そしてまた優山は、先程の女性とのやり取りを思い出す。

「…ええと まだ何か…
ああ そうだ あの子は元気? あの汚い子 春は」


「…雫ちゃんは オレと同じだよ 春
 おまえのその無自覚さに 吐き気がする」

真顔で優山はハルにそう告げた───。


『はじめはただ 振り向いてほしかった』

腰掛け、庭園を眺めながら雫はハルを待っていた。
考えていたのは、お母さんを想っていた幼い日の自分のこと。

『…お父さんの代わりに私が頑張ったら
お母さんは喜んでくれるだろうか 帰ってきてくれるだろうか
もっと 笑ってくれるだろうか』


『…思えば 私は
 あの頃から何も変わってなかったんだな

 何も 手にすることのないまま

 振り返ってみると
 私はなんて空っぽなんだろう』

そんな自分と比べて。

『…ハルは欲しいものを手に入れてる
 クラスでもうまくやれてるみたいだし きっとうまくいく』

「シズク」

ハルが背後から雫を呼んだ。
ふり返った雫へハルは近づく。

「何やってんだ こんなとこで
 帰ろーぜ 俺 腹減った たこ焼き食いてえ」

ハルは雫へ片手を差し出すが、雫は動かず、俯いて座ったままだった。

「…… …どうした 腹でもいてえのか」
「…ハルは 意外と 努力家だと思う」

   『ずっと 考えていたんだ
    どうして私は ハルに惹かれたんだろうって』

「…シズクだってそうだろ」

「前向きだし 間違いを素直に改める」
「俺にはシズクがそう見える」

「わがままで自分勝手なところがあるのも否めない」
「おまえに言われたくねーけどな」

「…今日会った人たちは
 みんなハルを必要としてる」
「…どういつもこいつも
 自分のことしか考えてねー奴らだ」


   『どこかで
    ハルと私は同じなんじゃないかって

    ハルなら
    私の気持ちをわかってくれるんじゃないかって』


「私は ハルとは違う
 ハルに 私の気持ちは わからない」

顔をわずかに紅潮させ、悔しげに雫はそう言った。
そう言われたハルは───。


「じゃあ おまえは
 俺の気持ちはわかるのか」


その言葉に雫は顔を上げた。
目を見張った雫にハルが告げる───。


「…おまえも

 優山も

 このパーティーも

 みんな クソくらえだ」


ハルの口元は笑ってさえいるように見える。
けれど眉は寄せられ、目元は苦しさを湛えていた。

ハルは涙を流してはいない、けれど───。
けれど───。



つづく。



7/12追記



優山の誕生日会の規模でハルのバックボーンを知った雫が、
ハルと自分のことについて考えてしまう、というある種少女漫画な展開でしたが、
それは家柄的に釣り合わないとかじゃなく、ハルと自分の資質についてでした。

ある意味雫らしいと思いましたが、私は雫が好きなので結構がっかりでした。

優山もですが、雫と優山はハルの持つ資質・能力を羨んでますよね。
ハルは持ち、自分は持っていないと。

「みんなハルを必要としてる」と言いますが、
その人達が必要としてるのはハルの能力であって人格ではないはず。

雫は資質・能力を欲しかったから、心の中でハルをずるいと思っているだろうけど、
ハルは自分自身を見てほしかっただろうから、皆に求められても嬉しくない気がする。

雫と優山は自分が持っておらず、ハルが欲しくもないのに持っていることを糾弾します。
特に優山は、自分が痛いから傷つけてもいい、傷つけたいと思ってるように思えます。

たぶん優山は自分にハルを傷つける権利はないことを知ってると思う。
だけど父が、そしておそらくは母が気にかけるのはハルだけ、って思い、
自分の痛みの分、ハルを傷つけようとしてる気がしてなりません。
「おまえは能力があるからいいだろう?」って。

雫も優山も、「人の痛みは百年でも我慢できる」ってことでいいのかしら。

たしかに優山は幼い頃から辛かったんだろう。
でも、たったひとりの兄に突き放されたハルを思いやってくれないかなあ…かなあ…。

と、とってもブルーになる今回の「となりの怪物くん」展開でした…。


気になるのが「ハルに 私の気持ちは わからない」と、
「じゃあ おまえは 俺の気持ちはわかるのか」でした。

雫が「ハルに 私の気持ちは わからない」と言ったのは、
結局のところハルに甘えて言ったような気がします。
ハルはいいよね、って愚痴を倍以上にして言ったような。

でもハルの「じゃあ おまえは 俺の気持ちはわかるのか」は、
甘えとかじゃなくて、ひょっとしたら決別とかだったらどうしよう…!
優山と同じように、自分を区切ったって思ってのことだったら…。

雫は『ハルは欲しいものを手に入れてる』と思ってましたが、
『クラスでもうまくやれてるみたいだし』なのも、
雫っていう、自分を受け入れてくれると思える存在あってなんじゃないかと思います。

たしかに雫とハルは同じじゃなく、違ってるでしょう。
でも違いがあっちゃいけないの?
違いがあろうと、それを許し、
認めあえればいいんでしょうけど、それは無理なの…?


ということで、大変に次号が気になります。
いきなり2人が別れていても、嫌だけど納得出来ないこともないもんな…!
もうね、後半のネタバレ感想、キーボード打っててどんどん胸が苦しくなりました…。


それにしてもハルと優山の母のことって今までに作中で触れられてましたっけ?
私、なんかハルの母はもう亡くなってる気がしてましたが、
単に自分で子供達を育てる気がなく、自分の親に面倒見させてたとかなんだろうか。

だって、多分優山がすれ違った泣きぼくろの女性って、2人の母親じゃないのかな。
あの反応はそんな気がするんですが…。
長い間会ってなかった母が、口にしたのがハルのことだったので、
自分の誕生日に頭を下げてまで来てもらったハルに、あんなに攻撃的だったのかと。
どうなのかなー。

あと優山といえば、絶対雫に惹かれてると思うのですが、
今のところは優山にその自覚がないように見えます。

どうしよう、この先優山が雫を好きなこと自覚したら、
何もかも持っている(と、勝手に思ってる)ハルから、雫を奪おうとしないかな!?
ベタすぎかな!? 違ったらいいな!


今月号で気になったこと、その他。
・マーボは本当に金持ちの息子だったらしい
・ハル父は雫ママにコナかけたらしい(次回やったら鼻フック)
・「となりの怪物くん」の掲載誌がBLだったら、間違いなく桐谷教授はゲイ(←オイ)


そういえば8/10(金)に「となりの怪物くん」10巻が発売らしいですね!
もうAmazonで予約↓始まってました。

となりの怪物くん(10) (デザートKC)
クリエーター情報なし
講談社


楽天は、新着順で1番新しいのは↓ですが、



送料無料じゃないし、楽天ブックスは予約まだなのか締めきったのか気になるわ…。



今までの「となりの怪物くん」本誌ネタバレ感想はこちらになります。

※別窓です
※今月号分を含み、降順で表示されます
※毎号ネタバレ感想書いてるわけではありません
※自分が読んだ感想なので、わりと平気で間違ってます(←あまり直しません)
※iPhoneだとネタバレ感想まとめは見れないと思います(←自分は見れなかった)



デザート 2012年 08月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
講談社
コメント (4)

週刊少年チャンピオン2012年30号購入(「弱虫ペダル」ネタばれあり)

2012年06月25日 06時56分30秒 | 雑誌
一昨日のお買い物
・週刊少年チャンピオン '2012 30号



金曜日の残業と、土日の体調不良のせいで
1文字もブログ書かないまま月曜日を迎えたこの恐怖。
やばい、この年になってから、
宿題をためたまま9/1を迎えた小学生の気分を味わうとは…!

書けるようならいつものように「弱虫ペダル」ネタばれ感想書きますが、
無理なようなら3~5行でまとめてみようかな、ははははは。



6/27追記

弱虫ペダル。



IH3日目、最終日。

ゴールまで残り4km、現在の熾烈な先頭争いは今泉と御堂筋!
2人は互いに一歩も譲らないまま、あざみライン唯一の大下りに突入する!


大下りの下で選手を待ち構える観客たち。
人の多さに、素直に声を上げる連れの女性に、

「フッ 来てよかっただろ? インターハイだからもり上がってるね
 選手を今か今かと待ちわびるワクワク感は
 ロードレース観戦の醍醐味だからね
 みんなのドキドキが伝わってくるだろ?」

と、素人からしても、知ったかぶりだろうな…と思わせる観客・ヒロくんが言う。
※ヒロくん:ロードバイクをはじめて1年以上のごく一般的なサイクリニスト。
      一度坂道に勝負を挑み、あっさり負けたこともある。

「ここ すごい下り坂ね
 登り坂ばっかりだってきいてたけど」

「うむ この「ふじあざみライン」は
 ボクらサイクリニストの間でも 最もハードな登りだって有名なんだ
 けど一か所だけ下りの区間があるんだ」
「へぇーー」

「いやぁ ハードの登りの中にある唯一の下り…
 天国だったよ まさに!!
 脚と心臓を休めることができるからね!!」
「えーーー
 この山道のぼったことあるのヒロくんスゴ」
「え!? まぁね!! もちろんロードバイクでね!! 途中足ついたけど

しかしそれを耳にした、見ず知らずの観客が声を上げる。

えっ "天国"じゃないだろ
 トップ争いやってんだぜ?」

観客がヒロくん等にコースを指し示す。
下りの坂はまっすぐではなく、降りきった辺りでカーブが待ち構えている。

「すべって落車したらひとたまりもない
 スピードののった下りはリスキーだ

 そこでの勝負なんだ…!!
 むしろ 地獄なんじゃないか!!」

それを聞いたヒロくん。
「ちょうどボクもそれを言おうと思っていたんだ」
     「深いねーー ヒロくん」

そこへ観客たちの声が飛ぶ。
「来たぞ!」
「先頭ォォ!!」

坂の向こうから姿を見せたのは───!


「おおおオオ!」
「キモォオオオ!」



身を乗り出し、ブレーキをかけているのかも怪しい今泉と御堂筋!

見ているだけのヒロくん、連れの女性が思わず声を上げる。
「うひょオオーー!!!」
「わああああ!」


「どけぇぇ!!」
「おれろォォ!!」



目の前を通り過ぎる今泉と御堂筋。

「速っやぁーーー!!」
「うひゃっ どけって言われた」

下りながら、スピードを落とさない2人はガンガンと体がぶつかり合う!
     「当たってなかった!? 今」
     『この坂を あんな速度で…』

「それにしてもスゴイ…ね

 自転車って あんな斜めになって
 しなりながら進むんだ…!」


下る坂、落とさないスピード、すべりそうなタイヤ。
目の前を睨みながら、『最後の下り!!』と今泉が思う。

『下りってのはリスキーだ
 
 体重とスピードがのる分
 ちょっと砂をひろうだけで車体はバランスを失ってあばれだす!!

 けど!!
 リスクの中で何かをしねェ奴には
 絶対に"勝ち"はない!!

 わかってんだろおまえも 御堂筋

 ギリッギリで
 前出ようって
 闘いなんだ 下りは!!』


頭から突っ込むのでは、と思えるようなバランスとスピード。
     「一瞬かわして 総北 前出た!!」
     「すげえ!」


傾く体。
バランスを失ったかのように、御堂筋の頭が今泉に当たる。
いや、ドスッ、ドスッと当てる。

「おれろ   オレロ  折れろ」

下りの坂、御堂筋は今泉の尻に頭をぶつけながら、
「折れろ…」と口端を吊り上げる。

だが今泉は『余裕あんじゃねーか』と、

「いいぜ!! 来いよ御堂筋!!」

ニヤリと狂気じみた笑顔で受けて立った。
御堂筋も笑顔を浮かべ、2人の目前にはカーブが見える。

『リスク上等!! いくぜ!!
 
この180度カーブで勝負だ!!』


「京伏 かぶせて前とったァ!!」

内にかぶさるような御堂筋だが、
『とらせねーーよ!!』と今泉も位置を譲らない!
     「総北 肩ガードレールに当たったぞ 今!」

「おおおお お!」


「イン側めいっぱい使って総北前出る!!」
     「うそォ」


「らああああ!」

抜かれた御堂筋が、下りのカーブだというのに更にペダルを踏む!
     「京伏も踏んだ!!」


御堂筋のタイヤが溝ブタで滑り、体が車体が、激しく斜めに傾く!
しかし!


「やっべ 溝ブタですべったのに
 無理矢理力ワザで立て直したァ!!
 91番すげぇ!!」

「お互い ありえない速度でつっこんでるのに……
 勝負がつかねェ…!!
 どっちが前獲るんだ!!」
「次は下りの右カーブだ
 今度は ヤバイぞ!!」




つづく。



まさかのヒロくん登場(笑)
当然名前なんて覚えてなかったし、そもそも名前があったのかも覚えてない(笑)

自転車素人の読者でも登りの辛さは想像できるだろうけど、
想像しづらそうな、レース中の下りの厳しさを翻訳させる役割だったのかしら。
個人的には総北1年の杉元を思い出しました(笑)

それにしてもさすが御堂筋(笑)
当てにいく当てにいく、イメージ通りです(笑)
それを邪悪な笑いで受ける今泉もヤバイ感じでいいですね。

でも今泉はこの先、必ずどこかで止まるような気がする。
私の偏見がそう言ってます!(←オイ)
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