「釣った魚に餌はやらない」散財日記

本、ゲーム、CD、DVD等の購入日記。雑食ですがBLと少女漫画が中心傾向。感想はネタバレまじりが多く、たまに長めです。

週刊少年チャンピオン2012年18号購入(「弱虫ペダル」ネタばれあり)

2012年03月31日 06時49分32秒 | 雑誌
昨日のお買い物
・週刊少年チャンピオン '2012 18号



弱虫ペダル。



IH3日目、最終日。

レースは終盤にさしかかる。
先頭争いで飛び出した今泉と福富の後方では、
各校エースの援護をせんとて、エースクライマーの巻島と東堂がしのぎを削っていた。

しかしそこへ、突如として京都伏見の御堂筋が現れる。
御堂筋は巻島・東堂を抜き去り、先頭を目指し加速!
東堂はエースを守れ!と真波に御堂筋を追いつかせ、巻島は小野田を送り出す───!


小野田はペダルを回し、これまで以上のケイデンスにペダルは唸りを上げるほど。
「あああああ!」

小野田の背に手を添える巻島。

「こいつがオレから言える最後の言葉だァ!!」
「はい!!」

「エースを守れ!! 今泉と2人で
 オレたち総北のジャージを」


添えられた手に力が込められ───。

『金城の
    田所の
      鳴子の
     オレの 
(ドリーム)

力いっぱいに押し出した!

「一等最初に
 ゴールに
 たたきこめ!!」
「はい!!」


登りをものともせず、小野田は加速し駆け上がる!
「あああああ!!」


残された巻島は───。

『重荷かァ 坂道
 けど おまえならやれるショ

 おまえは今まで何度も───
 やってきたっショ 
(ドリーム)


ハァ  ハァ     ハァ

『絶対に追いつく
 追いつく御堂筋くんに!! 今泉くんに!!
 守るんだ!!』


滝のように汗がしたたり、小野田の顎から流れ落ちる。
     沿道の観客が小野田に気がつく。
     「もう1人追って出たぞ」

『待ってて
 今泉くん!!』



その前方では───。
御堂筋のすぐ後ろにぴったりはりつく真波。

ぐるんと頭をめぐらせ、御堂筋が真波を振り返り言う。

「来るねェ!! ついて」
「あたり前」

真波は御堂筋を見据え、口元だけで笑うと、
ボトルを手に取りくるくると回転させ、飲み口を含みながら言った。

「オレ 坂好きだから」

『東堂さん』
「エースを守れ」

「何ソレ 曲芸?」
「いやぁ これはサービス
 キミへの」

なおもボトルを回転させ、笑顔の真波はボトルを装着。

もえるでしょ
 こうやって敵に余裕ある方が」
『了解です!!』

「マァナミ」と御堂筋は歯を剥きだして不気味に笑う。

「ハコガク6番目ぇ…
 真波 山岳ぅ クライマー…

 データー………
 なし!!」

御堂筋はコーナーを曲がりしな、急加速!
だが真波は「!!」と笑顔を浮かべる。

速い…!!
 やっぱり フツウのやり方じゃ」

真波は加速し、御堂筋にあけられた距離を一気につめて御堂筋に並ぶ!
『無理!!』

真波はバッと御堂筋に顔を向け、笑顔を浮かべて言う。

やろうよ勝負!!
 前のエースのとこまで どっちが速いか!!」

真波の申し出に、御堂筋はニタリと笑みを浮かべる。

「それ───
 先頭に僕を追いつかせんようにするのが キミの仕事ちゃうの?」
ハ!!
 どっちにしたって追いついちゃうでしょ キミ!!」

真波は楽しそうとしか思えぬ笑顔で言った。

「だったら闘っとかないと
 もったいないだろ!!」

速度を上げ、真波は御堂筋の前に出る!
力強い踏み込みで、登りだというのにあっという間に差がついた!

     「ハコガク6番速ぇぇ!!」
     「登りだぜ」
     「京伏みるみる離されるぞ」

「ププ
 モッタイナイ…!! オバケか!!」

「オバケ? それはきみだろう!!」

真波は両手をハンドルから離し、後ろを振り返る。
『全てを解放しないと話にならない!!』

「おいでよ 御堂筋くん」

そして真波はグローブを脱ぎ捨てた。

「五感の全てを
 使った勝負をしよう!!」



なにかに取り憑かれたような笑顔を浮かべ、真波はさらに加速!

ハァ ハァ             ハァ
「そ     れーー!!」

加速がやまない真波の姿に、
「もっと加速するぞハコガク6番!!」と、
沿道から声が声が上がる。


「ププ 本気見せてボクを誘う気か…
 エエやろ ノッたる!!

 どっちにしても目の前の全員をけちらさんと
 ゴールにはたどりつかんのやから!!

 フクトミくん
 今泉クゥン

 そして
 マァナミ!!」

御堂筋は舌をひらめかし、瞬時に真波のすぐ後ろへ!

「来たね!! 御堂筋くん!!」と、
真波は焦点のあってないような笑顔で言う。

「おまえ………
 笑いながら走るのキモイな」
そぉ?
 こんなにギリギリの勝負ができるんだから
 誰だって
 笑うでしょ!!」


懸命にペダルをこぐ小野田。

『追いつく 追いつくんだ!!
 でも…』


ハァ   ハァ                  ハァ

『なんでだろう さっきから

 インターハイなのに
 3日目だっていうのに
 真剣に走らないといけないのに

 息だってあがって苦しいのに
 前に───

 今泉くんや
 真波くんや
 御堂筋くんがいると思うと』

ハァ          ハァ    ハァ

『ドキドキして
 笑ってしまう!!』


ハァッ                      ハァッ  ハッ

苦しいはずの状況の中、たしかに小野田の顔は笑っていた。



つづく。



真波vs御堂筋でしたねー!
いつも御堂筋の笑顔はキモくて怖いのですが、
真波の焦点があってないような目の笑顔も怖かった…。

小野田も笑ってるし、この先三つ巴の争いになりそうな1年生3人とも笑顔だよ!
状況的にかなりおかしいよ!(笑)

そういえば小野田はまだヒメヒメ歌ってないみたいですね。
御堂筋・真波に追いつき、抜こうとする時にでも歌うのかな?
その時ばかりは御堂筋がいつもの「キモ!!」と言っても納得してしまいそう(笑)
いつもはさぁ、「お前がな!」って思ってるけどさぁ…(笑)



今までの「弱虫ペダル」本誌ネタバレ感想はこちらです。

※別窓です
※今週号を含み、降順で表示されます
※買った号数はわりと飛び飛びです
※私が読んだ時の感想なので、実際の内容と異なってるかもしれません



あーあ、今日は休日出勤です。
昨日でカタつけられなかったので悔しい…。

昨日も帰りが遅かったので、寝過ごしたらどうしようと思ってましたが、
目覚まし鳴る前の4時半くらいに勝手に目が覚めてしまった…どういうことなの…。

シャワー浴びてもまだ時間に余裕があったせいで、
休日出勤前にネタバレ感想が書けてしまいました、びっくり。

さて、今日こそ本屋行けるかなー?
今週はずっと、本屋が開いてる時間に帰れなかったんで…。
コメント

WJ2012年17号一言感想(「ワンピース」若干ネタばれあり)

2012年03月27日 23時33分52秒 | 雑誌
昨日のお買い物 
・WJ '2012 17号



ワンピース。



パンクハザード島中心部の湖にて。

湖を小舟で渡ろうとするルフィ達に、対岸にいるケンタウロス達がバズーカを向ける。
砲弾はルフィがゴムにより跳ね返せるが、水面を狙われ転覆!

懸賞金8,006万ベリーの元海賊、ワニのケンタウロスの”ボス”をはじめ、
半人半獣のケンタウロス達は能力者は水に沈めりゃ終わりだ、と満足気に笑う。

しかし水に落とされたゾロはルフィ、ウソップはロビンを抱えて水に浮かんでいた。
なおも銃口を向けるケンタウロス達をぶった斬るとゾロは言うが、サメに食いつかれる!

湖のなりたちは、かつて赤犬と青キジが戦った際の
爆心地のような穴に海水が流れ込んだためだった。
そのため、海の生物がいることも当然だった。

能力者2名は水中のため身動きが取れず、頼りにできるゾロも水に沈み───!
絶体絶命に思えたウソップだったが、ケンタウロス達の銃が暴発した。
暴発は、ケンタウロス達がいた対岸にいたブルックが彼等の銃身を凍らせたため。

「もう仲間を失うのはコリゴリですよ!!!」と、
ブルックが剣をふるう間に、気がつくと湖の水面にサメがやられて浮かんでた。

サメにやられたかと思ったルフィ達の仕業だったが、
水中にいたはずのルフィ等は岸に上がり、濡れた体で極寒に震えていた。
そして「「「暖かそうな服!!!」」」と、
ケンタウロス達のコートに目をつけ、追い剥ぎする気満々で───!

「……思い出したぞ あの帽子……!!!
 2年前の"最悪の世代"のルーキーだ そうだ火拳の弟……!!!
 4億の海賊"麦わらのルフィ"だ!!!」
「よ… 4億~~!!?」


研究所正面では───。

対峙しあうトラファルガー・ローとスモーカー。
ローは子供達、生首男とともに逃げたサンジ等に目をやる。
(また、生首男によると、彼を斬ったのはローであるらしい)

ローの空間内にいるサンジ等へ向け、ローが剣を宙にかざし、
サンジ等の心臓が彼等の胸から飛び出し、「"シャンブルズ"」を唱える!

サンジ達は、奇妙な感じを覚えたがそのまま逃げ続けた。
だが、サンジ→ナミ、チョッパー→サンジ、ナミ→フランキー、フランキー→チョッパーと、
彼等の体は入れ替わっているようで───!


そしてなおも互いに睨み合ったままのローとスモーカー。
軍艦はローにより船の半分は岩盤とくっついたオブジェと化し、
「G-5」の海兵達は基地に帰ることもままならない。

「”七武海"は政府の直属!!
 お前おれ達に攻撃すんのは協定違反だぞ!! トラファルガー!!
 本部にチクってやるぜ!!! 称号剥奪だァ!!!」


そう毒づく「G-5」の海兵達だが、ローは「…心配無用…」と呟き、
逆手に剣を縦に構え「"スキャン"」を唱えると、海兵達の体の各箇所が光った。

ローが左手で何かをつかむ仕草をすると、大量の電々虫がローの背後に現れた!
いずれも海兵達が装備していた電々虫!

「お前らがこの島で見た物全て
 「本部」にも「政府」にも報告はさせねェ」


ローは"オペオペ"の実の能力者、改造自在人間。
ローの作った円内"サークル"にいる間は手術台に乗せられた患者と同じ。

「お前ら邪魔だ!!! サークルから出てろ!!
 ローの作った円内にいる間は 手術台にのせられた患者だと思え!!

 ここは"手術室" 奴はこの空間を完全に支配執刀する
 "死の外科医"だ!!!」

しかしスモーカーがそう命じたにも関わらず、
"サークル"内にいたたしぎはローに斬りかかろうとする。
たしぎの体は真っ二つに斬られてしまうが───!



つづく。


装備とは 買うものじゃなく 奪うもの(心の一句)
そうなのか…海賊の心得ってそんな感じ…!?

ところでネットの感想で、ワニのケンタウロスのボスは、
頂上決戦直後、海賊がどう動いていたか読者に知らしめていたキャラ、
茶ひげだとあり、へー!と感心すると同時に、
じゃあ生まれつきのケンタウロスじゃないんだー、と思いました。
やっぱりローか"M"の仕業なんだろうか。

それにしてもローの能力、チートだなあ。
たぶん血も出てないようだし、たしぎは死にはしないんだろうけど…。

あと体が入れかわったらしきメンバー、
サンジは天国すぎるし、ナミはものすごく絶望しそう(笑)



銀魂。

これって、クーデターになるんでは。
いや、現将軍相手じゃないし、政治的要求なにも出さないだろうけど(笑)



バクマン。。

誤植+声優ファン以外も興味を持った人がいて投票の裾野が広がって
こんな投票結果になりました、なんだろうか。
でもやっぱりヤラセって思う人が多くても無理ないと思う。



リボーン。

代理戦争ではなく、ルール無視で闇討ちの復讐者は私怨者に思えなくもない(笑)



めだかボックス。

もう生徒会長戦終わりなんだー。



こち亀。

なぜ側転!?
コメント

「君に届け」16巻は5月11日発売らしいです。

2012年03月27日 07時25分48秒 | Weblog
「君に届け」16巻は5月11日発売予定らしいです。

http://www.s-manga.net/newcomic/future/

ネットではもう予約受付してるとこも(笑)

コメント

週刊少年チャンピオン2012年17号購入その2(「弱虫ペダル」ネタばれあり)

2012年03月26日 22時35分46秒 | 雑誌
一昨日のお買い物
・週刊少年チャンピオン '2012 17号



弱虫ペダル。 RIDE.200 予想ガイ


IH3日目、最終日。

先頭争いを行なっているはずの自校のエースを守るため、
総北・巻島と箱根学園・東堂はしのぎを削って争っていた。
抜こうとする東堂の進路を塞ぎ、巻島は体がぶち当たり跳ね返される。

ハァ  ハァ      ハァ   ハッ ハァ
     ハァ ハァ ハァ

『ったく どこまで続くんショ こいつのスタミナァ!!』
「エースのとこには 行かせないショ東堂!!」


「巻ちゃん!! どけぇ!!」
『オレを止めつづける!!
 おまえのクライムセンスはやはり一流だよ 巻ちゃん!!』


脚が痙攣し始める東堂は「くそ!!」と呟く。

ハァ    ハッ  ハァ
『オレがもし行けなくても… たのむぞ福冨!!』

ハァ         ハァ    ハァ
『ここは絶対 オレが止めてやるショ!!
 だから たのむぞ今泉!!

 この登りの道の果てにある
 インターハイ最後のゴールを もぎ獲れ!!』

「うおおおおお」
「ショオ!!」

汗だくでバトルを繰り広げる巻島と東堂。
その後方に現れたのは───!

「見ぃ つけーたァ」

いつものように、不気味に笑う御堂筋!

振り返った総北・箱根学園メンバーは驚愕に目を見開く。
     「まて…………!! オイ…」
     「ショ……」

     「…」と真波、声のない小野田。

「91番…!!
 おまえはとっくに後方に沈んだんじゃなかったのか

 京都伏見 御堂筋!!」

「プ…クク… プククククククク」

『あがってきたってことは 狙う気か ゴールを!!
 ここから!!』
『ショオ!! こいつ!!
 いつもどんなタイミングで来るショ!!』

「相当…おつかれの様子やな…
 エースクライマーのお2人さん」

『!!』
『一気に来る!!』


ペダルを踏み込んだ御堂筋は一気に加速し、瞬時に巻島の横へ!

「くそォ!!」
「うおぉ!!」


首をぐるんと回し、御堂筋は巻島の顔を覗き込む。

「つかれてなかったらこんなことないのにね

 それにしても爆笑やね
 総北は エースとしてあの弱泉クンを送りこんどるんやね

 勝負すてたとしか ププ
 思われんわ!!」

更に加速し、御堂筋は完全に巻島を抜き去る!

ショオ!!

 オレたちゃその今泉にゴール託してんだ
 全員が!! だから

 おまえにいかせるわけにゃいかねーんだヨ!!

 絶対に!!」

必死に漕ぎ、御堂筋に並ぶ巻島!

その時、東堂が叫んだ。
「追え 真波!!」

真波はその声で加速し、一気に巻島を抜き、御堂筋に並んだ!

『一息で追いついたァ!!
 ハコガク6番 真波山岳
 なんて登坂能力ショ!!』

「エースを守れ!!」
「………はい」

「何キミ? 隠し玉ぁ?」
「どっちが速いか勝負── ってことになるね」

真波はすわった目でニコッと笑った。

ププ
 その目… とてもエース守ろういう目やないな」

競り合い漕ぎ出す御堂筋と真波は、巻島に瞬時に差をつける。

「ク…!!」

『東堂との勝負がなきゃ──!!
 マズイショ!!
 上には総北1人 今泉だけ!!
 このままだとハコガクは2人になる!!
 坂道!!』

振り返った巻島の目に映ったのは、東堂だけ。

………!!
 
 だよな…!!
 今のハイスピードな攻防についてけるワケないよな…
 あいつは… 初心者───』
「あのっ
 ボクもあの前を
 追いかけた方が
 いいですか!!」


小野田がいたのは、巻島が振り返ったのと反対側、巻島の右横だった!

『…そっち?』

「巻島さん!!」

『なんでそんなトコいんだよ坂道ィ…』
「クハ…」

『インハイだぜ? 3日目だぜ?
 「追いかけた方がいいですか」───だと!?
 バカヤロウ きまってんじゃねェか』

アア!! そうだ!!
 ここから先は何も残さなくていい!!
 回せ!! ふみ切れ!!」

巻島はバンと小野田の背を押した。

「使い切れ!!坂道ぃ!!
 オレたちの
 エースを守れ!!」
「はい!!」




つづく。



こ、ここまでひとまず記事送信…!



3/30追記

巻島と東堂、バトってたせいで御堂筋を追えなくなるとは。
やっぱIH初日に互いの決着をつけといてよかったんだな。

後方、坂から姿を現す御堂筋は、いつものように不気味でした…。
ちょっと↓を思い出しました…。

【初音ミク】 細菌汚染 - Bacterial Contamination - 【3DPV】

↑の0:11くらいのとこの顔が…。

これでようやく真波に脚光が!
過去回想は入るんだろうか、委員長とか出てくるんだろうか(笑)



綴込みカラー漫画は、
オタクの後輩とコミュケーションをとろうとし、
とまどう巻島に笑わずにいられなかった(笑)
撮った写メは東堂にでも送って「何だこれは巻ちゃん」とか思われればいいさ(笑)




それと人気投票発表!

小野田1位、巻島2位は前回とあんまり順位変わらないけど、
荒北3位、鳴子4位はかなりの躍進ですよねー!
投票時期に活躍してた、もしくは記憶に残ったキャラだったんだろうなー。

しかし、石垣より田所・金城の方が順位が低い…そうか…。
まあ、福富と泉田はもっと低かったけどな…。



今までの「弱虫ペダル」本誌ネタバレ感想はこちらです。

※別窓です
※今週号を含み、降順で表示されます
※買った号数はわりと飛び飛びです
※私が読んだ時の感想なので、実際の内容と異なってるかもしれません



追記できたのが、北海道でのチャンピオン発売日の金曜ってどうなんだろう。
今週は残業が多くて、帰って顔洗ったら24時になってたとかばっか。
いろいろ何にもできなかったなー。
コメント

週刊少年チャンピオン2012年17号購入その1(「弱虫ペダル」ネタばれあり)

2012年03月25日 20時12分42秒 | 雑誌
昨日のお買い物
週刊少年チャンピオン ’2012 17号



弱虫ペダル。 RIDE.199 執念の男



IH3日目、最終日。
すでにレースは終盤にさしかかろうとしている。

後方から追い上げ、それまで己を引いてきたチームメイトが倒れこもうとも、
一顧だにしないその背には、赤と緑のダブルゼッケンを背負っている。

「こーこーは… 富ー士の… 細道や~…
 通ぉーりゃんせー… 通ぉーりゃん… せ!!」

「出たァ!! 京都伏見!!」
「1人倒れたぞ!」
「落車ァー!!」

大丈夫かと、京伏・石垣に声をかけるも、
苦しい呼吸で息を乱す石垣は返答できない。

     「あの91番まさか…」
     「すげぇ勢いでとびだしたぞ」
     「ここからゴール狙う気か!!」
     「追いつくのかここから」
     「いや… わかんねェけど」
     「マジで!?」

『み…御堂筋… 御堂筋
 御堂筋 たの…んだ…ぞ
 オレ…たちの… ジャージを!!』


「水もってこい!!」
     「冷えたタオルも」
「肌 ドロみたいな色になってるぞ」
     「クツ ぬがせて」
     「タオルもっともってこい!」

ハァ ハァ   ハァ     ハッ   ハッ  ハァ   ハァハァ

地面に手を這わせても、何も掴めぬほど、握力まで使い切った石垣。
自分と同じように地面に横たわる、愛車・アンカーを見つめ、そのまま瞼を伏せた。

終わったんやな…
 オレの最後のインターハイ…

 ありがとう… 御堂筋
 スタート前におまえがもどってきてくれた時
 オレは嬉しかったんや…』

既に意識がないであろう石垣だが、口元は笑みを浮かべており───。


単機で猛然と登ってゆく御堂筋。

「何だ すげっ91番」
「すごい勢いで登っていくぞ!」
「単独で!?」

キモォ!
 キモキモキモキモ
 キモキモキモ!」

「速っええ!!」
「なんだあの前傾ダンシング!」
「うわあああ!」

『キモォ… 石垣くぅん キモすぎやわ』


田所・新開の後方の位置する京伏2名。
すでに石垣の息は上がっている。

「ホラァ 石垣くぅん カスバエ共が先にいってしもうたで
ペースあげなおいてかれるで」
「わかってる!!」

『まぁ少々離れても ボクなら追いつくけどな』

スピードを上げ、「まだまだや石垣光太郎!! がまんや!!」と己を鼓舞する石垣に、
御堂筋は揶揄するように告げる。

「もっとやでぇ 石垣くぅん
山の手前まで死ぬ気で引きや
あとはちぎれて倒れてもうてもかまわんのや そこまで必死にがんばりや
うれしかったんやろ? ププ ボクが3日目レースにもどってきてぇ」

石垣は振り返り、笑顔で「…………… そうや!!」と答えた。


最後の登りの道にさしかかるが、まだ石垣が引く。

「………何やっとんの 石垣くぅん
もうええで キミの役目は山の手前までや 山は引かんでええで
あとはボク1人で十分や」
「引かせてくれ御堂筋!!」

「何? ププ 元エースのプライドォ?
ププ そういうの捨てないうたやろ カッコイイとでも思とんの?」

「ああ捨てた

2日目… 昨日までは正直オレは「元エース」やと思とった
けどゴール前 おまえと2人で走って考えがかわった

同じやった……… 形がちがうだけで目的は同じ「勝利」やった
今のこのプライドは アシストとしてのプライドや

使えないと思ったらすぐに切り離せ!!
それまでオレが全力で引く!!」


一拍ののち、御堂筋が言う。
「キモォッ

キモイで石垣くぅん!! 捨てたァ!?
アシストォ!? ハァ!? 「アシストとしてのプライド」!?
くぅだらない!! ごまかしやそれは!!


人は誰しも1番にゴールしたいハズや!!
ロードレースにそれ以上の甘美は存在しない!!
アシストいうてごかましとるだけや 心の奥底にある本音を!!」

横に並び、御堂筋は石垣に畳み掛ける。
しかし石垣は笑っていた。

「やっぱり純粋やな おまえは
すまなかったな 出会った時 それに気付いてやれなくて」
「なんやそれキモ 今度は先輩風か キモォォ」

「オレは雑念も多い
負けたら言い訳するし 昔のことによくこだわっとる 実力も全国じゃとるに足らん

けど今 オレはこのインハイを こんな上位で走っとる

おまえが引っぱってきてくれたおかげや おまえにその自覚はないだろうがな
オレはおまえに変えられたんや
強さ ひらめき 適応力 何があっても前進する その純粋さに!!

だからオレは心から それをアシストしたいと思ったんや 夢を見とるんや
おまえの背中に 全国制覇の夢を!!」

石垣は自分の背中のゼッケンをビリッと剥がし、御堂筋に差し出す。
「御堂筋!! こいつはオレの魂だ ゴールまで一緒にもっていってくれるか!!
オレの3年間がつまったゼッケンや!!」


御堂筋はそのゼッケンに目を落とすと───。
「いややキモイ」
石垣を見て、その長い舌を突き出した。

しかし石垣はニヤッと笑う。
「そうや!! それでこそ御堂筋や!!」

「ハァ!?
 パフォーマンスかァ!? 石垣くぅん このボクにィ!?」
「すまないな オレはもうそろそろ──脚がない その前に
昨日のことがあって 今日のおまえに
おまえの気持ちが 変わってしまってないかをたしかめたくってな!!」

「ハァ… かわらんよボクは
ロードレースは全てを削って 最速を競う闘いや
くだらない布キレ一枚さえも重量物や 不要や
ボクが欲しいのは」


『勝利ただひとつや!!』

御堂筋は富士登山道須走り口にさしかかる。

「おお 京都伏見だ」
「前 追う気か!!」
     「いけるの?」
     「いや…さすがにムリだろ」

『ムリ!? ププ
 できるわ 何人たりともボクの前は走らせんよ 簡単や…
 所詮はザクレベルや!!』

蛇のように舌をひらめかす御堂筋。


小野田、真波は後方からの気配に「え!?」「!!」と振り返り───。



つづく。



石垣、これが登山マンガだったら冬山で眠って凍死だったと思う。
よかったね、自転車マンガで!
いや、でも事切れたように見えたよ!? 生きてるよね!?
なんでスポーツ漫画でこんな心配しなきゃいけないの?(笑)

しかし御堂筋、あいかわらず不気味だった…。
冒頭の通りゃんせとか、あの世に連れてく気!?とか思った…。

【KAITO】通りゃんせ【童謡】


今回は2話掲載です。
が、続きはまだ書けてない…。
平日の残業の疲れが出たのか、土日は寝て本読んで英気養ってました。
(つまり何もしてないってことだ…)

はやいうちに続き書けるかなー。
コメント