離職票が届いたのでハローワークに行った。定年退職で失業認定。といってもメキシコから帰って10年弱しか勤務していないので、なんも大したことはない。とりあえず失業給付をいただきながら、近くで仕事を探すのだ。
藤沢駅近くには大きな書店がある。帰りについ寄ってしまい、暇にまかせて2時間くらいウロウロして、欲望のままに5000円ほど本を買ってしまう。カバンはずっしり重く嫌になり、お昼食べて帰るつもりだったのに、パン屋でパンを買ってすぐ帰った。
ああ、電車の定期券を使えるのもあと僅か。仕事決まるまでの間だけでも、なるべく図書館に行くことにしよう。
この日の欲望

「ポーの一族」ははずせないし、「オリエント急行」は本を読んで映画を見るというミッションがあるのだ。
ブルーバックス「作曲の科学」は同じ作者の「楽器の科学」を読んでいたので続きとして。
「トースター」は、ネットで紹介されているのを見て面白そうだった。
「君はどう生きるか」は、鴻上尚史さんが10代の人の悩みにこたえてきたことの総集編。ほがらか人生相談での鴻上さんのアドバイスはとてもわかりやすい。悩める中高生の視線を上げてくれる言葉がきっとあるはずだ。大人も一度読むといい、この本だけは、買ったその日のうちに読んでしまった。
父の年下の友人Kさん、父が亡くなった時にも、とてもお世話になった。娘さんが夫と不仲で戻ってきて、中学生の孫娘は不登校気味だと聞いていた。
人に本をあげるというのは、押し付けがましいから、しないほうがいい。
でもこの本を彼女に読んでほしい。気に入らなければ、売り飛ばしても、図書館に寄贈でも、何してもらってかまわない。
会ったことがない人におせっかいしてしまうのは、田舎の中高生が自力でこの本に辿り着く可能性が極めて低いと思うからだ。市の図書館で検索をかけたが、蔵書にはなかった。
押し付けがましくてごめんなさいと短い手紙を添えて、父の一周忌で帰省する時に持って帰ろう。
なんか年取ったよね私。






