桃とかなへび

いらっしゃいませ。

笛人とギター

2022年11月16日 | ライブ・ギター
時間にゆとりがあったので、新宿駅でいつもと違うルートでの乗り換えを目論んだら、まんまとダンジョンに落ちた。なんで私は京王線のホームを歩いているんだ?都営新宿線に至るまで勇者は人混みを進む。開演15分前にはなんとか席に着くことができた。

土屋祐介ギターソロライブ
2022年11月15日(火) 19:00〜
曙橋 Back In Town Tokyo 

鐘の響/ペナン・ブーコ
11月の或る日/ブローウェル
前奏曲第3番/ヴィラ=ロボス
マズルカ=ショーロ/ヴィラ=ロボス
ラグリマ〜アデリータ/タルレガ
アルハンブラの思い出/タルレガ

リコーダー 甲田文男さんと
禁じられた遊び
メドレーで、時代 鉄道唱歌 糸 いつも何度でも 少年時代 あすかテーマ トルコ行進曲など
アヴェ・マリア/グノー  ギター伴奏部は、平均律クラヴィーア曲集 第1巻「前奏曲 第1番 ハ長調」/バッハ

第一部アンコール
時代〜Your raise me up 〜ダニー・ボーイ


Signe /エリック・クラプトン
あの空の向こう側/土屋祐介
五木の子守唄/土屋祐介 編曲
テーマ〜愛のテーマ/映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より/モリコーネ
Here Comes The Sun /ジョージ・ハリスン
コンポステラの歌/山下和仁 編
Midnight Wind /土屋祐介
風の気配〜Sign of the wind 〜/土屋祐介
晩鐘 /土屋祐介




鐘の響ではじまるライブ。
11月に聞く「11月のある日」っていいですね。
ヴィラ=ロボスにタルレガはナイロン弦のいいところ満載。豊かに響く音を聞くのは幸せ。久しぶりに聞いたラグリマ、こんな表情もあるのかと思えるのは、弾いたことがあるからで、いいなあと思いながら、あれこれ考えてしまう。
アルハンブラはフルで。終盤の低音がよく響いた。

ゲストの甲田文男さんが登場。
ソプラニーノとソプラノとアルトリコーダーを持ち替えながらの演奏でした。
なんというか、息がたっぷりでスピード感のある出音。一瞬でフツーじゃないことがわかる甲田さんは実はフルーティストで、土屋さんとは40年来のお仲間だそうです。
リコーダーは吹きにくいのに音程しっかり、いい音が出た時の保持というか回し方というか、聞かせ方も早いパッセージも素晴らしく、楽しいメドレーを堪能できました。笛人(こんな言葉あるのか?)すごいっす。聞いていたら、マスク生活で運動もやめて、確実に狭くなった肺を広げなけれは、もっと酸素を取り込まねばと強く思う。甲田さんのフルートもぜひお聞きしたい。
アヴェ・マリア。土屋さんはCで弾くために持ち替えた鉄弦ギター。バッハの曲は優美だけどもとはピアノ。ギターで弾くのはめっちゃ大変みたいで、途中からんんっ?てなって、アヴェ・マリア湖を泳ぐ白鳥の水面下の動きに見えて、ちょっと可笑しくなった。
しかし、息の合ったデュオはとても楽しくて、アンコールもあり盛り上がった。

第二部は土屋さんソロ。鉄弦ギターで聞くのは初めての曲もあり、違う弾き方だったり、何より音が違う。
あ、上記曲順には自信ありません。大体こんな感じでした。

コンポステラからナイロン弦。オリジナル曲を続けて聞いた。
本編最後で私は時間切れ、残念。
アンコールを聞かずに帰って申し訳ありません。
甲田さんが呼ばれて、禁じられた遊びを背中に聞きながら店を出て駅に向かう。走り気味に移動して、家の近くのバス停を通る路線の終バスになんとか乗ることができた。
ほっとした、楽しかったな。
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