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桃とかなへび

いらっしゃいませ。

指輪

2024年12月15日 | ブックエンドとスクリーン
帰省中の夜、ホテルでテレビを見ていたら電話が鳴った。知らない番号だったが出ると、Kさんの娘さんだった。娘に本をありがとうございました、とのこと。私が本をあげたご本人も電話を変わって、お礼を言われた。
わざわざ電話をいただいて少し驚いたが、ご迷惑でなかったのだなと、ホッとした。

意外だったのは、指輪のこと。
10代の女の子に本だけ渡すのは無粋な気がして、なにかおまけにかわいいものをつけたかった。ひとつだけ思いついた、もう売ってしまおうと考えていたシルバーの指輪、高価ではないがこれならかわいいはず。きれいに磨いて細いリボンを結んで、手紙の封筒に入れた。指輪は若い頃買ったもので、今は小指にしか入りません。恋の怨念とか無関係です。気持ち悪かったら処分してかまいません、と手紙にも書いておいた。
その指輪が、気にかけてくれる人がいる御守りみたいな気がして嬉しいと言われた。
そんなつもりはなかったけれど、彼女の不安な気持ちを少しでもやわらげることができるなら、私だって指輪に願いを込めたい。
本題は本の中にあるので、少しずつ読んでみてください。あなたの悩みに役立つ言葉がきっとあるでしょう。鴻上さんの文章に期待します。全く他力本願。

手紙を書きたいと、彼女は言った。
その手紙は届かなくてもいい。
私だって10代や20代の時の気持ちをちゃんと言葉で表せるようになったのは30を超えてからだった。自分のことなのに。
もし手紙が届いたら、そう書こう。


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