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野呂高原ブルーベリー

2018-04-17 13:04:18 | 日記

胃内容物の肉眼観察及び栄養成分分析からみた上蒲刈島のイノシシの食性

○ 鐘田美緒1・木場有紀2・谷田 創2・梶田麻衣子1・大堀芳枝1・織田一恵1・
韓 基華3・小櫃剛人3
1 広島大学生物生産学部
2 広島大学大学院生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター
3 広島大学大学院生物圏科学研究科



目的

瀬戸内海島嶼部では柑橘類が主要農産物となっているが,近年,イノシシなどの野生動物による果樹被害が急増し,耕作を放棄する農家が増えている。広島県安芸郡蒲刈町(上蒲刈島)もその例外ではなく,島民の多くがイノシシ被害に苦慮している。ところが,イノシシの行動や食性については未だ明らかになっていないことが多く,効果的な被害対策を実施することができていない。そこで本研究では特に上蒲刈島に生息するイノシシの胃内容物について調査し,その食性を明らかにすることを試みた。



材料及び方法

胃のサンプルは,2年間にわたり上蒲刈島で捕獲・屠殺されたイノシシ120頭から収集して冷凍保存した。胃は順次解凍してサイズと重量を計測した後に切開した。胃内容物を撹拌してその一部を栄養成分分析のために冷凍保存した。残りを3mm×3mmの網で濾した後,残存物を自然乾燥して分類した。栄養成分(水分・粗タンパク質・粗脂肪・NDF・非構造性炭水化物(NSC))については,7月~12月までに捕獲された個体中の17頭を分析した。



結果及び考察

胃内容物の肉眼観察から,蒲刈島のイノシシは植物質を中心に,昆虫などの動物質も採食していた。タヌキの毛と骨が認められた個体や胃が蜜柑で満たされている個体も存在した。栄養成分分析から,イノシシの採食物の栄養価は必ずしも低くないことが示された。また,NDFとNSCには季節的変化が認められた。7月と8月では,NDFが多くNSCが少なかったが,9月以降ではその逆となった(P<0.05)。夏期には茎葉などを多く採食しているが,9月以降になると植物の種実や塊茎類などを主に食べていることが示唆された。



謝辞

本研究成果は,広島大学特定課題プロジェクト:広島大学地域貢献研究の一部である。

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