堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈雑言〉

2011-05-14 20:14:06 | 日記
今年も海を越え〈道〉を通り、本州のインディーズバンドがツアーに来る季節になって来た。

東京に居た頃から、函館にベイシティーとあうん堂、札幌カウンターアクションとベッシー、旭川にカジノドライブ、帯広などにライブハウスが在る事は知っていた。

道民も観光や仕事などでもいく大きな街である。

しかし、「へえ~~。」と思ったのは、北見の 「夕焼けまつり」だった。

北海道に住んでいても「今度北見に遊びに行くか~。」とは、そんなに思わなかったからである。

北海道ツアーをする本州のインディーズバンドは、北見「夕焼けまつり」を予定に入れている事が多い。

自分(伴州堂)の知人もツアーで北見に行く。

街にライブハウスが一軒在ると、街の文化が変わる。

若いコがジャンルを問わず、インディーズバンドのライブを楽しむのは、道内で北見が一番か?と、思ったのである。

札幌や函館や旭川ぐらいの大きな街になると、ライブハウスもバンドの客入りとジャンルにより住み分けもあるし、客もジャンル別にもなって来たりもする。

しかし北見のコは、

「週末にライブが在るとよく行きましたよ、何でも。そんなに遊ぶ所も在るわけじゃないから…。」と。
俺の実家は札幌近くの江別市大麻で人口十万人ぐらいの街である。札幌迄電車で二十分だ。

本州のインディーズバンドがツアーに寄り轟音の演奏をするライブハウスは無かった気がする。インディーズバンドも札幌に寄ったら次は旭川だ。

しかし、北見には「夕焼けまつり」があるので、本州のバンドがツアーに行く。

十代二十代で、色々なインディーズバンドのライブを観る事が出来るのは幸運である。
好きな音楽の幅も広がる。

〈道〉だけではなく、〈場所〉一つで文化が変わる。

〈雑言〉

2011-05-14 18:36:28 | 日記
〈道〉を意識する様になったのは四国遍路をしてからだ。

あれは焼山寺に向かう途中の事。

〈道〉の脇に生えている羊歯を観て思ったのだ。

「なんだか北海道の野幌原始林の道みたいだな……。」と。

そして前から来た、地元のおばちゃんが、挨拶してくれたのだった。

「何百年もの祈りの道の遍路道も、地元の人には朝の散歩道か……。道って色んな顔あるもんだな……。」と思ったのだ。


其後、日本の百名山は、〈百霊山〉である事に気付いたわけである。

山自体が、神様で御神体であり祖先の霊が昇る所であり神域・聖地・霊場・行場・願掛け道場でもある事に……。

本州では、スポーツ登山の登山道やハイキングロードや遠足の道の前から、〈祈りの道〉があったわけだ。

北海道では、山の上に祠やお堂や神社や寺があまり無いので、俺は分からなかったのだ。

先住民のアイヌ人の方々は、自然信仰なわけだが、普段我々がアイヌ人の儀式を観る機会も無かったので、尚更、自然を神とする感覚を持ちにくかったのである。

しかし、本州では今尚、神道・仏教・修験道が山を御神体御本尊とし儀式をしている所が在る。

俺は、〈道〉に〈祈りの道〉が在る事を四国遍路で初めて知ったのだった。

〈雑言〉

2011-05-14 12:10:47 | 日記
人が地域の財産と成る。

自然が地域の財産と成る。

地域の物事時場所が財産と成る。

地元の人が地域の良さに気付くのが財産と成る。

移住の人が地域の良さに気付くのが財産と成る。

地元の人と移住の人が共に地域の良さを盛り上げるのが財産と成る。