〈御心言〉

朝方、太陽が何故東の空から登るのか、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察する。吟味疑問自問自答する。

昼日中、太陽が何故昼間一番高くなるか、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察する。吟味疑問自問自答する。

夕方、太陽が何故西の空に沈むか、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察する。吟味疑問自問自答する。

日の出日の入り、太陽は何故赤いのか、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察する。吟味疑問自問自答
する。　　　　　　　　　　　　　　　
太陽、大海大地より上がり沈む、山川草木より上がり沈む、無人平野より上がり沈む、地方都会より上がり沈む、春夏秋冬雨季乾季より上がり沈む、今も昔も上がり沈む、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察し、吟味疑問自問自答する。

当たり前の当然至極の事を、冷静冷徹に観て聴いて想い測り察し、吟味疑問自問自答し、事実現実現状背景実態を調べ知り確認把握し、対話相談意見感想考え第三者観得て、己の考え己の言葉己の行動を鍛え練り上げ創る事から始まる。

〈ヌノベイマムカシ〉☆北海道富良野は布部の今昔。

とある婆ちゃん、斯くの如く語りき！

「昔は、雪カキは今みたいにしなかったね。

車なんか走ってなくて、馬ソリだったしねー。

生まれ故郷じゃ、俵に入って、玄関前の雪を潰してたよ。

人一人やっと通れる、獣道みたいな道でよかったね、車も今みたいに通って無かったからね……。』

……俺は聞いた。

「てえ事は、道路の除雪と家の雪カキする様になったのは、車が通る様になってからの事ですか？ 」

とある婆ちゃん、呟く……。

「そうだねぇ～、そうかもしれないねぇ～。」

とある婆ちゃん、のんびりと斯く語りき……。