平水に復帰しようやく新垢も着き始めた桧木内川。
しかしあの大洪水を招いた雄物川の支流だけに、平水+3mの出水の爪痕はそこかしこ。
橋から覗き見る流れは美しく澄み、僅かな小アユが見えているだけで、良型は確認できず。
およそ1ヶ月ぶりでの釣行、チャラ瀬を漕ぐとピチャッ、ピチャッと小アユが跳ねた。
後で聞くと、漁協は2日前に15センチ前後のアユを追加放流したとか。
なるほど沈みブロックの隙間や浅場を走るアユが不思議に多かった訳だ。
しかしいざ釣りとなると、今日のところはそのチャラ瀬やトロでは追いを見せることはなかった。
何とか追い掛かりがあるのは橋下の沈床や良く水の走るザラ瀬など。
それもビリアユが多く、大きくても17センチ止まり。
折からの吹き上げの風の中で、いらいらしながらの時速2尾は誠に辛い釣りであった。
ただしあと10日、桧木内川が必ずや蘇る感触はあった訳だが・・・。
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