いつの間にか晴れ間が消えて、今日もまた冷たい雨が落ちてきた。
異常低温が始まって6日目、身体の方は徐々に慣れてきたが・・・。
一人また一人と、かつての仲間たちが、あっちの世界へと旅立っていく。
一昨日の夜、多感な少年時代を親しく過ごした彼が逝った。
戦後間もない食料も充分ではなかった時代、お互い夢を語り合い、心だけは充実していた。
社会人となって疎遠となったが、彼のあの時の夢を着々と実らせていく様子は、遠くにあっても風の便りに聞こえていた。
地域に根ざした政治活動が絶頂期を迎えていただけに、あまりにも突然の出来事であった。
葬儀では、きっと昔の仲間たちとも顔を合わせることになろうが、それもまた辛い・・・。