北国の長い冬の間にすっかり鈍ってしまった身体も、近頃やっとほぐれてきた。
少し遠出するたびに腰の辺に残った疲れは、このところの温かさのお陰かあまり感じなくなった。
したがって昨日の釣行による肉体的後遺症はまったく無い。
ただし数年前までのように、一日中しぶとく竿を振り続けた体力も精神力もなくなっていることを痛感している。
「釣欲の減退」、高齢者と呼ばれる歳になったオラが、最も恐れていた現象だ。
釣行前に頭に描いていたような釣りシーンに遭遇しないことにも起因する訳だが、ストレスの発散どころか逆にたっぷり溜め込んで帰宅するケースも多くなった。
このままでは、オラの唯一の生き甲斐を失うことにもなりかねない。
残された人生、まだもう暫くは釣りを楽しみたい・・・、何とかしなくちゃ。