「自然素材を身に纏う 展」を終え、片付けもそこそこにして
奈良県の工務店さんのおうちの室内装飾をして参りました。
こちらのおうちには、部屋全体がワードローブとなったお部屋が二部屋あり、
クローゼット(洋服かけ)、ドロワー(抽斗)以外に、膨大な容量のオープン収納がありました。
立面図と平面図から棚に入る容量を推測します。
オープンの棚にバッグ、衣類などをじかに収納するほかに、ボックスを置こうと思いました。
棚のWとD,Hの大きさからボックスの大きさと必要な個数を割り出し、綿密な収納計画を立てます。
バッグと帽子などを収納するストレージのスケッチがこちらです。
収納の右は、マキアージュアイテムが並んだパウダールームのようなコーナーになっています。
反対側は、靴などを収納する棚。
通路をはさんで、左がオープンのワードローブとガラス扉付きの収納となっています。
実際の画像がこちら。
棚の大きさにぴったりの、帽子やバッグの入る容量の箱を、とある通販カタログから見つけました。
最上段には大きい箱、次の段には浅い箱を2段重ねに置きます。
一番物が取り出しやすい高さの二段には、よく使うバッグを、あまり使わないものは巾着袋に入れて収納します。
最下段は、引き出しやすいようにキャスター付きのファイバーボックスを配置します。
無印良品は、ファイバー素材(硬質パルプ)の箱各種を作っています。
大きな鏡をはさんで、反対側が靴などを収納する棚です。
大きさの違う無印良品の箱2種類を、縦に置いたり横にしたり。
靴専用の棚とはいえ、玄関脇の下足棚とは一線を画したかったので、靴をむき出しで置くことはしないで
全て箱とシューズ用の巾着袋に入れて収納することにします。
靴磨き用のセットもボックスに入れて収納します。
同じ箱と袋に入れると、中に入っているものが分かりにくいのでインデックスを付けました。
どの靴がどこに入っているか一目瞭然です。
シューズ収納の棚と通路をはさんだ衣類と小物の収納棚。
カットソー、シャツなどのトップスをたたんで置くほか、こちらにもボックスを置きました。
マフラー、ストール、手袋などシーズナルなアイテムは、このようにインデックスを付けて箱に収納します。
ブランド、ノーブランドにかかわらず、小さなバッグ、ポーチ、ウォレット、グラスケース、時計類はこちらの扉付きの棚に入れます。
埃をかぶっては困るもの、どこに行ったか分からなくなって欲しくない小さいものは、箱に入れて収納すればなお安心です。
そのほかに、丈の長い洋服、丈の短いジャケット、シャツ類、パンツ類が掛けられる大きい容量のクローゼットを完備した、
一部屋丸ごとクローゼットのワードローブです。
ドレッサーミラーのあるコーナー。
こちらにはマキアージュアイテムを配します。
メイク用のブラシ、コットン、綿棒、ヘアピン類、フレグランス類。
化粧品がたっぷり入る大きなヴァニティーケース、ごみ箱はドレッサーテーブルの下に納まります。
部屋の中心には、アクセサリーが入るテーブルが置かれています。
長さのあるネックレスは抽斗の中に納まりきらないかもしれません。
このようなジュエリーショップのようなテーブルは、意外に使い勝手が良いものです。
テーブルの抽斗には、スカーフとベルトを収納しました。
適材適所にものを配しながら、どうやったら美しい収納が実現できるのか考えました。
結論は以下のとうりです。
1、いったい自分が持っているもの、収納したい量はどのくらいあるのか、それらが全部納まる十分なスペースがどのくらい必要かを
検証することから始める。
収まりきるだけの量を管理するようにし、あふれ出るものはこの際処分するよう覚悟する。
2、物をあっちに置いたり、こっちに置いたりしないで、すべてのものをカテゴリー別にグルーピングし、徹底した配置計画を立てる。
3、ハンガーにかけておくもの、たたんで収納するもの、抽斗にしまって収納するもの、ボックスの中に入れておくもの、
適材適所に物が収まるよう置き方を考える。
4、オープン収納で箱を使う場合、箱のサイズが棚と合っているかどうか、中に入れるものとの関係は良いかどうか調べる。
全ての箱のモジュールが揃っていなければビジュアル的に美しくないので、バラバラとならないよう一斉に箱を買いそろえるよう
腹をくくる。たかが箱とはいえ、行き当たりばったりに、もしくはデザインだけで箱を買うのはご法度です。
5、すべてのものの指定席を作る覚悟をし、暫定的にものを突っ込むようなことを決してしない。
6、使う頻度の高いものと、そうでないもの、収納場所にメリハリを付ける。
7、なにがどこにしまってあるかわかりやすくするため、インデックスを付ける必要のあるものには片っ端から名札の様なものを付ける
マメさを持つ。
ざっと、こんな風に考えます。
収納計画を立てるのは、システマティックな思考を必要とする作業です。
収納をするためのツールにお金をかけることは、美しく暮らすための必須予算であり、投資だと思って下さい。
空き箱やデンボール箱を自分で細工するなんていう、いわゆるビンボー技とはおさらばして下さい。
今回の仕事、ああでもないこうでもないと右往左往することは不思議となく、必然的にスルスルとまるでパズルがピタッとハマるように
物が気持ちよく収まったのはある意味で快感でした。
美しい空間、自然な感じが実現できていればうれしいです。
そして、きっと誰にでもできると思います。(情熱さえあれば。)
憧れで終わるのではなくやってみたい、と思っていただければ、室内装飾家名利に尽きます!
奈良県の工務店さんのおうちの室内装飾をして参りました。
こちらのおうちには、部屋全体がワードローブとなったお部屋が二部屋あり、
クローゼット(洋服かけ)、ドロワー(抽斗)以外に、膨大な容量のオープン収納がありました。
立面図と平面図から棚に入る容量を推測します。
オープンの棚にバッグ、衣類などをじかに収納するほかに、ボックスを置こうと思いました。
棚のWとD,Hの大きさからボックスの大きさと必要な個数を割り出し、綿密な収納計画を立てます。
バッグと帽子などを収納するストレージのスケッチがこちらです。
収納の右は、マキアージュアイテムが並んだパウダールームのようなコーナーになっています。
反対側は、靴などを収納する棚。
通路をはさんで、左がオープンのワードローブとガラス扉付きの収納となっています。
実際の画像がこちら。
棚の大きさにぴったりの、帽子やバッグの入る容量の箱を、とある通販カタログから見つけました。
最上段には大きい箱、次の段には浅い箱を2段重ねに置きます。
一番物が取り出しやすい高さの二段には、よく使うバッグを、あまり使わないものは巾着袋に入れて収納します。
最下段は、引き出しやすいようにキャスター付きのファイバーボックスを配置します。
無印良品は、ファイバー素材(硬質パルプ)の箱各種を作っています。
大きな鏡をはさんで、反対側が靴などを収納する棚です。
大きさの違う無印良品の箱2種類を、縦に置いたり横にしたり。
靴専用の棚とはいえ、玄関脇の下足棚とは一線を画したかったので、靴をむき出しで置くことはしないで
全て箱とシューズ用の巾着袋に入れて収納することにします。
靴磨き用のセットもボックスに入れて収納します。
同じ箱と袋に入れると、中に入っているものが分かりにくいのでインデックスを付けました。
どの靴がどこに入っているか一目瞭然です。
シューズ収納の棚と通路をはさんだ衣類と小物の収納棚。
カットソー、シャツなどのトップスをたたんで置くほか、こちらにもボックスを置きました。
マフラー、ストール、手袋などシーズナルなアイテムは、このようにインデックスを付けて箱に収納します。
ブランド、ノーブランドにかかわらず、小さなバッグ、ポーチ、ウォレット、グラスケース、時計類はこちらの扉付きの棚に入れます。
埃をかぶっては困るもの、どこに行ったか分からなくなって欲しくない小さいものは、箱に入れて収納すればなお安心です。
そのほかに、丈の長い洋服、丈の短いジャケット、シャツ類、パンツ類が掛けられる大きい容量のクローゼットを完備した、
一部屋丸ごとクローゼットのワードローブです。
ドレッサーミラーのあるコーナー。
こちらにはマキアージュアイテムを配します。
メイク用のブラシ、コットン、綿棒、ヘアピン類、フレグランス類。
化粧品がたっぷり入る大きなヴァニティーケース、ごみ箱はドレッサーテーブルの下に納まります。
部屋の中心には、アクセサリーが入るテーブルが置かれています。
長さのあるネックレスは抽斗の中に納まりきらないかもしれません。
このようなジュエリーショップのようなテーブルは、意外に使い勝手が良いものです。
テーブルの抽斗には、スカーフとベルトを収納しました。
適材適所にものを配しながら、どうやったら美しい収納が実現できるのか考えました。
結論は以下のとうりです。
1、いったい自分が持っているもの、収納したい量はどのくらいあるのか、それらが全部納まる十分なスペースがどのくらい必要かを
検証することから始める。
収まりきるだけの量を管理するようにし、あふれ出るものはこの際処分するよう覚悟する。
2、物をあっちに置いたり、こっちに置いたりしないで、すべてのものをカテゴリー別にグルーピングし、徹底した配置計画を立てる。
3、ハンガーにかけておくもの、たたんで収納するもの、抽斗にしまって収納するもの、ボックスの中に入れておくもの、
適材適所に物が収まるよう置き方を考える。
4、オープン収納で箱を使う場合、箱のサイズが棚と合っているかどうか、中に入れるものとの関係は良いかどうか調べる。
全ての箱のモジュールが揃っていなければビジュアル的に美しくないので、バラバラとならないよう一斉に箱を買いそろえるよう
腹をくくる。たかが箱とはいえ、行き当たりばったりに、もしくはデザインだけで箱を買うのはご法度です。
5、すべてのものの指定席を作る覚悟をし、暫定的にものを突っ込むようなことを決してしない。
6、使う頻度の高いものと、そうでないもの、収納場所にメリハリを付ける。
7、なにがどこにしまってあるかわかりやすくするため、インデックスを付ける必要のあるものには片っ端から名札の様なものを付ける
マメさを持つ。
ざっと、こんな風に考えます。
収納計画を立てるのは、システマティックな思考を必要とする作業です。
収納をするためのツールにお金をかけることは、美しく暮らすための必須予算であり、投資だと思って下さい。
空き箱やデンボール箱を自分で細工するなんていう、いわゆるビンボー技とはおさらばして下さい。
今回の仕事、ああでもないこうでもないと右往左往することは不思議となく、必然的にスルスルとまるでパズルがピタッとハマるように
物が気持ちよく収まったのはある意味で快感でした。
美しい空間、自然な感じが実現できていればうれしいです。
そして、きっと誰にでもできると思います。(情熱さえあれば。)
憧れで終わるのではなくやってみたい、と思っていただければ、室内装飾家名利に尽きます!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます