LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

カルトナージュワークショップその5

2015-08-13 07:45:21 | BOX
カルトナージュのワークショップに1年以上通ってくださった生徒さんに、上級なものに挑戦しましょうということで、抽斗を作っていただきました。

ソレイアードのプリントで、本体と抽斗の布を変えて作った箱です。



ソレイアードは、多色でシリーズの布を展開しているので、このようなコンビネーションが楽しめます。

抽斗の部分に使っているボーダープリントは、ギャロンテープといってテープ状になった断ち切りの布です。
ボーダーの幅をそのまま抽斗の深さに取りました。
つまみには、古道具屋さんで買ったレトロなプラスチック製のものを付けました。

こちらは3段の抽斗。



大柄の風景と人物の入ったプリント使いは、カルトナージュの王道ともいうべき布のチョイスです。
抽斗に柄の好きな部分を取りながら、三枚で一つになるように柄を取ります。

小紋の柄を取るときは、柄の縦横と上下の歪みができないように柄合わせします。

取っ手には小さなアイアン製のものを付けました。

こちらは、ヴィンテージコットンを使って作った抽斗二つ。



布が年代ものだと、使うパーツも古い物でなければなりません。
古道具屋さんで買った小さなつまみが、ここでも役立ちました。

抽斗には、つまみや取っ手が必要なので、各種ご用意しています。



小さなアイアンの取っ手、鋲をつまみ代わりにしたもの、ウッドビーズに丸棒を通して布と同じ色をペイントして作ったつまみ、共布で作ったクルミボタンのつまみ、あれこれのパーツの中から箱に合ったものを選びます。

こんなふうに色んなパーツ使いが楽しめるのが抽斗ボックスです。






カルトナージュワークショップその4

2015-08-13 07:44:32 | BOX
規制のものに気に入ったものが無いので、ぜひ作ってみたいというリクエストを受けて、ティッシュボックスを作りました。

買ってきたパッケージのままティッシュを置いておくのをお好きでない方は多いようです。
どんなにインテリアがカッコよく決まっても、フィニッシュの段階でティッシュボックスがむき出しだったら興醒めですものね。
私は仕事ではステンレス製か木製のティッシュディスペンサーを納品していますが、どちらも高額です...。

それだったらいっそ作ってしまおう。

形状のシンプルな箱だったらカルトナージュで作るのに適しています。

定型のティッシュボックスが入る大きさと、ポケットティッシュサイズのボックス、2通りの大きさの箱を作りました。



横長の形に合わせ、ボーダーのプリントを使いました。

こちらは同じく定型サイズとポケットティッシュのボックスに蓋を付けたものです。



開けると内蓋が仕込まれています。



ボーダー柄以外に、このような小紋のプリントも可愛いです。



ティッシュボックスは普通の箱のように持ち上げたとき蓋だけが待ち上がっては困るので、蓋と身の差尺がタイトになっています。

布の箱は汚れなどが気になるとお思いでしょうか?
意外にもリビングやダイニングルーム、寝室での使用なら埃を払うだけでそんなに汚れるものではありません。

張り布の耐久年数は椅子の場合5年程度ですが、布貼りの箱の場合はそれ以上だと思います。
私は、帽子を入れる大きなオーバルの箱を20年以上使っていますが、布が少し褪せてアンティークのようになって、かえって愛着を持っています。

ティッシュボックスはいつも清潔なイメージで使いたいものです。
何年かして部屋の模様替えをする時に、また違った布で作り変えるのもいいかなと思っています。