新山の記憶(百名山 二百名山 三百名山)パート2

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大山東壁 3本槍沢 4月13日(木)

2017年04月14日 | 日記

                                      元々は、振子沢へ行く予定で出発した。

 

                               

 鍵掛峠下の健康の森駐車場は、既に車が3台。既にスタートしていた。遠く高知県からの車もあった。

 7時30分頃準備を済ませスタートする。右手にカラスを見ながら歩く。まず目指すのは駒鳥峠だ。カラスからの尾根で、カラスから3つめの鞍部になる。天気は思わしくなくて風が強い。今にも雨が降りそうな雲が流れている。夕べは月が輝いて、星もきれいに見えていたが、夜半急に雲が出て一時雨が降った。今日は軽装備なので雨になったら困るなあと思いながら歩く。

  駒鳥峠とキリン峠の間の尾根に到着。ここまで1時間40分ほどかかった。                キリン峠に人が・・・。

           

                             キリン峠に向かう二人組 良いペースで登っていた。

                      

 しばしの休憩の後、地獄谷目指してブナ林の中へ滑り込む。雪もザラメに近く、良い感じで滑る。駒鳥小屋の上部あたりから地獄谷めがけて急斜面を慎重に滑り下り、本沢(3本槍沢)と振り個沢の合流点あたりに到着。思いの外雪が多くて、沢は知ったり雪に埋まっている。

 ここで、急に心変わりがして、振子沢から本沢へとコースを変える。本沢は、振子沢の隣の沢で最奥は3本に別れていることから3本槍沢と呼ばれる。その内の一番左手の沢が大きく、本沢と呼ばれているらしい。

                     写真には、真ん中の沢と右側の沢が見えるが、本沢は左手に隠れていてここからは見えない。

                     

 左手に槍尾根を見ながらツボ足で進む。キリン沢、壁沢を左に見ながら歩く。

                           本沢最奥部。この上部は槍尾根の縦走路あたりになるのかな・・・。

                   

 まわりには落石が多くてこれ以上登っても滑ることは出来そうにない。ここでストップ。もう2時間も登れば抜けられそうだったが、アイゼンもピッケルもないのでここからひきかえす。帰りは気持ち良く滑る。

  3本槍沢の出口で、右手の沢を登るクライマーを発見。 下右の写真に豆粒のように見える(中央やや右)。更に右手奥に、振沢子の上部が見える。

        

 駒鳥小屋近くまで滑り、登り返す。これからキリン峠までが辛抱のしどころだ。

   先ほどのクライマー達は、どうもキリン沢を下ったらしい。足跡が見えた。 下部の雪解けが進むと滝になるから今しか通過できない。

           

                      やっとここまで帰る。後は車までブナの林の中を快適に滑ればいい。最後の楽しみだが・・・。

                

 良いつもりで滑っていたら、根開けしたブナの木の際でつまづき左手のヒジを打つ。痛くてしばらくダウン。後で見たら、皮膚がむけて、赤く血がにじんでいた。まあたいしたことはなかったけど。  

今年春の大山はそろそろ終わりか?締めに縦走でもしておきたい。