エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

阪神兄貴、世界一達成記者会見で思ったこと

2006-04-09 18:39:52 | Weblog
兄貴は実感がわかないと言っていた。
そりゃそうだ。日々の努力で達成した記録。
怪我をしないで出場し続けることは大変。
兄貴のすごいのは、それに「好成績」がいつもついていること。
出場し続けても、結果を残せない選手はチームにとって迷惑。
実力の世界で「記録の為に出し続ける」ことは、組織にとってマイナス効果。
でも、兄貴は結果を常に残し、チームにとって無くてはならない存在を確立。

実力があっても、怪我で休む選手。
数として考えられているのに、自分のコンディションをうまく操れない選手。
プロの世界のベテランに沢山いる。

兄貴の影の努力は尋常じゃない。
自分の体に対して妥協しないトレーニング。日々の節制。想像を絶する。
やはり、彼は「プロ」。この世の中に数少ないプロ。
野球以外の世界でも「プロ」の考え方は、一様に共通するものがある。
兄貴の記者会見で、続けられた秘訣を聞かれていた。

兄貴「責任感と強い想いです」

と言い切った。プロ意識から芽生える責任感。そして想い。
この世に生かされているという感謝の気持ち。
人間には役割がある。その役割を責任を持ってやる続ける姿は、やっぱりプロ。

現代の人たちは「妥協」「責任転換」「逃避」「指示待ち」が多い。
でも彼は違う。逃げない人生を歩んでいる。

今日の彼の世界一記者会見を見て、ファンになった。
こんな感覚になった人は、日本にたくさんいたことだろう・・・
これからは、彼の「引き際」を興味深く見守りたい!

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