もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150809 4月の2+2問題:違憲の安保法案廃案、安倍退陣の闘いは既成事実化を許さない根源的な闘いだ。

2015年08月09日 14時25分26秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
8月9日(日):     野中広務先生

 今朝のTBS「時事放談」(ゲスト:半藤一利、野中広務先生)で、外務・防衛の閣僚による2+2(ツー・プラス・ツー)「日米安全保障協議委員会共同発表」の中で、国民の意思を全く無視して憲法違反の安保法案(集団的自衛権)を前提にする新たな「日米防衛協力のための指針 2015年4月27日」が決められてしまっている。「日米両政府の各々がアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和及び安全のための国際的な活動に参加することを決定する」と、<及びこれを越えた地域>即ち、世界全域を自衛隊が活動することを国際的に公約してしまっている。にもかかわらず、マスコミも全く大きく取り上げて来なかったのは異常な事態である(半藤 談)、と聞いて驚いた。外務省HPを調べてみた。

日米安全保障協議委員会共同発表(岸田外務大臣/中谷防衛大臣/ケリー国務長官/カーター国防長官)
1.概観:2015年4月27日、ニューヨークにおいて、岸田文雄外務大臣、中谷元防衛大臣、ジョン・ケリー国務長官及びアシュトン・カーター国防長官は、日米安全保障協議委員会(SCC)を開催した。変化する安全保障環境に鑑み、閣僚は、日本の安全並びに国際の平和及び安全の維持に対する同盟のコミットメントを再確認した。閣僚は、見直し後の新たな「日米防衛協力のための指針」(以下「指針」という。)の了承及び発出を公表した。この指針は、日米両国の役割及び任務を更新し、21世紀において新たに発生している安全保障上の課題に対処するための、よりバランスのとれた、より実効的な同盟を促進するものである。閣僚は、様々な地域の及びグローバルな課題、二国間の安全保障及び防衛協力を多様な分野において強化するためのイニシアティブ、地域協力の強化の推進並びに在日米軍の再編の前進について議論した。

日米防衛協力のための指針 2015年4月27日
(略)
V.地域の及びグローバルな平和と安全のための協力
相互の関係を深める世界において、日米両国は、アジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和、安全、安定及び経済的な繁栄の基盤を提供するため、パートナーと協力しつつ、主導的役割を果たす。半世紀をはるかに上回る間、日米両国は、世界の様々な地域における課題に対して実効的な解決策を実行するため協力してきた。
日米両政府の各々がアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の平和及び安全のための国際的な活動に参加することを決定する場合、自衛隊及び米軍を含む日米両政府は、適切なときは、次に示す活動等において、相互に及びパートナーと緊密に協力する。この協力はまた、日米両国の平和及び安全に寄与する。


 国民の全く預かり知らないところで、国民を無視した形で安倍政権によって日米間の既成事実がどんどん積み重ねられているのだ。今回の憲法違反の安保法案を廃案に追い込み、ファシスト安倍を辞めさせる闘いは、思っていた以上に根の深い意味のある闘いであることを再認識した。

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