もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

170610 94万PV超:昨夜の<雑文>の手直し。所詮、駄文は駄文。個人的実感を述べたのみ。

2017年06月11日 17時08分02秒 | 閲覧数 記録
6月10日(土):記録ですm(_ _)m。ブログの開設から2072日。  

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6月10日(土):
NHK映像の世紀プレミアム 第5集「グレートファミリー 巨大財閥の100年」を2度観た。そして、おかしな気分になった。内容よりも、自分自身の中で今まで「歴史上の遠い出来事なのだ」と思っていたことが、「意外と身近な過去である」と実感するようになったのだ。これは俺自身の加齢によるとても個人的な感覚の変化ということができる。

今までは、昔を懐かしむことはあっても「世の中、特に日本社会は、そうそう簡単に変わらない」と思い込んできた。違和感を覚えることも多くなっていたが、やはり<戦後>という言葉が生きていて、「あんな愚かな戦争を繰り返さない限り、日本は大丈夫だ! 何とかなる。変わらない」とどこかで安心していた。この感覚は、戦後半世紀以上生きてきた人間同士では共有してもらえると思う。

実感としても、「20年、30年は大した時間ではない。昔ではない。その程度はあっという間だ」と片づけてきた。歳を重ねるほど、一年間の長さの感覚が短くなっていくのは仕方がない。光陰矢の如し! 俺が生まれた1960年代初頭から50年余り、随分と世の中の風景は変わったが、俺自身の内面では「世の中の本質が変わる」「世の中の流れが変わる」とは絶対に認めたくなかった。

だが、最近どうも様子がおかしい。具合が悪いのだ。この「映像の世紀プレミアム第5集」を観ていて、ごく自然に「人間一人が生きる半世紀は、世界にとって決して短くない。世の中はか確かに変わる。」「戦後72年なのか? 冷戦後26年なのか? 21世紀になってから17年なのか? どれかはよくわからないが、どれも世の中が変わるには十分な時間が流れたのだ。世の中は、世界も日本も(あの戦争の愚かさを忘却して繰り返せるほどに)既に大きく変わってしまっているのだ。」とすとんと腑に落ちた。同時に「希望と理想を捨てず、諦めずに努め続けるべきだ!」と思う。

ロックフェラー一族、デュポン、ロスチャイルド、ヒルトン、オナシス、

1917年のロシア革命は、まだ100年前なのだ。
 わずかその間に、ロマノフ朝→ソ連(レーニン、スターリン、フルシチョフ、ゴルバチョフ)→エリツィン→プーチン
1945年、日本敗戦。第二次世界大戦終了。
1948年、韓国・北朝鮮、中華人民共和国、
1962年、キューバ危機
1991年、ソ連崩壊、東西冷戦消滅、湾岸戦争から今年は26年目。
2001年、NY同時多発テロから今年は16年目。
 1945年の敗戦から、16年後の1961年、焼野原だった日本は池田勇人首相の下で所得倍増計画、18年間の高度経済成長の入口を潜っていた。幕末も1853年ペリー来航から1868年明治維新まで15年、わずかその間で数百年?いや千年間、日本で変わらなかった世の中が一変した。
 21世紀を迎えて、既に17年。昨日の今日で明日が来る、ことを信じて疑わなかった。第一次世界大戦から20年後に第二次世界大戦が起こっている。「今は昔と違って、20世紀の戦争に多くのことを学んでいるし、何と言っても核戦争の時代だから軽率な戦争が許される訳がない」と思っている人が多いだろう。俺自身も最近までそうだった。

しかし、すでに前哨戦ともいうべき紛争・テロが世界中に拡散・拡大している。今の世界の動きの背後には、人類史的な第三の革命すなわちIT革命からAI革命というこれまで想像もつかなかった大きなうねりのマグマがこの世界の紛争や問題の背景に強く流れている。その上、世界中に拡大し、まもなく3人に1人がムスリムになろうとしているのに、正当な席が与えられていない。

この抑え難い混沌・混乱へ向かう流れは、先進国の金持ちにも、戦争を厭う多くの人々にも、富の偏在、格差の深化に絶望している多くの人々、過激派、弱者の側にも強烈な力で影響を与えている。

世界がこのままで済むわけはない。人類史的変革と世界宗教の地殻変動を背景に、富の偏在、不公平、社会的格差の深まりへの暴力的な異議申し立てを止められる訳がないのだ。ITとAI、ムスリム過激派は、核兵器がなくてもソフトターゲットへの非常に有効な攻撃を生み出せる。

第二次世界大戦後、矛盾が、表に噴出するには十分過ぎる時間が既に過ぎている。我々は覚悟と責任感をもって、弱者を納得させ、共存のために富を分かち合い、互いの価値を尊重する世界を創造するために、互いの関係を深める努力を積み上げていくべき時期にきている。

※眠剤をかなり摂取して、ふらふらの中で、埒もないことを書いた。でも、俺の現時点での本音だ。テロリズムを力で捻じ伏せられるなんて考えは、どうしようもない低劣な考えだ。

まとまりはないが、これ以上書けない。寝ます。

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