もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

R 001F 田中優子「カムイ伝講義」(小学館;2008) 印象5 

2014年10月06日 23時54分05秒 | Review F読み(5秒)、T読み(10秒)
10月6日(月):

339ページ  所要時間0:30  アマゾン582円

著者56歳(1952生まれ)。法政大学社会学部教授。

有名な白土三平「カムイ伝」を使って、江戸時代の社会のあり方を民俗学的に分析。
「カムイ伝のむこうに広がる江戸時代から「いま」を読む」
大学の授業であれば、面白いだろう? いや、かえってつまらないか! こうして著作として自分のペースで楽しむのが一番!

目次:
第1章 『カムイ伝』の空間と時間/第2章 夙谷の住人たち/第3章 綿花を育てる人々/第4章 肥やす、そして循環する/第5章 蚕やしない/第6章 一揆の歴史と伝統/第7章 海に生きる人々/第8章 山に生きる人々/第9章 『カムイ伝』の子どもたち/第10章 『カムイ伝』の女たち/第11章 『カムイ伝』が描く命/第12章 武士とは何か


※<読書論>:R 001F のRは「Review(紹介)」の意。001は、「1冊目」の意。Fは「1ページ5秒(five)」の意。Tならば「1ページ10秒(ten)」である。


最近、読書ペースが急速に落ちている。それに伴い、読みたい本は、膨大に有るのに「最後まで読む」を意識すると手が出ない。

対応策として、手元にある読みたい本を、「読めない」までも、短時間で眺め通して、自分自身の読書傾向を再発見し、読書への意欲を高めるとともに、このブログ読者へのサービス向上の意味も込めて、私の関心を引いている書籍のレビュー(紹介)を試みていきたい。と、ふと思い立ったのだ。

この試みが、軌道に乗るかは不明だが、1ページ5秒ならば、1時間に720ページ。1ページ10秒でも、1時間360ページである。疲れて読めない日でも、これだけならば1時間はかからない。

コンセプトは、読書方法の多様化による読書ブログの継続・充実と自己再発見である。




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