もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150112 選挙結果を無視し、沖縄を凌辱する政府。10日から11日未明にかけ、辺野古に大量の資材や重機搬入。

2015年01月12日 18時23分23秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
1月12日(月)成人の日:

 沖縄を<植民地>のように扱う政府って何だ?! 沖縄の運命は、我々の近未来だ。国民を粗末にして暴政を行う政府は、社会契約違反だ。

 今、NHKでは、コミックマーケット(コミケ)の平和な様子が放映されている。「徹底的に馬鹿になりに来ました」というコスプレイヤーの言葉を聞きながら、沖縄の状況との落差にボー然とする。コミケが悪いと言ってるのではない。ただただ、その落差に驚き果てているのだ。

 沖縄に、国民・市民全体が連帯をする方法はないものか。独裁政治。安倍晋三の頭の中にあるのは、本当に自民党による一党独裁政治だとリアルに感じる。

 「琉球新報」の社説を読みたいと思う。
<社説>辺野古資材搬入 作業中止し民意直視せよ  2015年1月12日 琉球新報
 同じような光景が繰り返された。県民の裏をかくような作業を続けていること自体、やろうとすることに正義がないことを自ら認めるようなものではないか。
 米軍普天間飛行場の移設予定地に隣接する名護市辺野古のキャンプ・シュワブに10日から11日未明にかけ、十数台の作業車両が入った。沖縄防衛局が近く再開する海上作業や陸上工事などに向け、資材や重機を搬入したとみられている。
 搬入は、移設反対の行動を続ける市民らがまだ少ない早朝と、市民らがいったん引き揚げた深夜以降に行われた。県民の目を盗むように手続きを進める国の浅ましい姿を何度見てきたことか。
 防衛局が環境影響評価書を提出したのは2011年の暮れ。午前4時すぎに県庁の守衛室に運び込んだ。13年3月の埋め立て申請は不意を突くように県の北部事務所に出された。昨年夏の海底調査を前にしたシュワブへの資材搬入も今回と同様に真夜中だった。
 いずれも反対運動を避けるように行われているが、乱暴な手続きの連続に憤っているのは、現場で反対の声を上げる人々だけではない。多くの県民が苦々しい思いで見ている。世論調査では海上作業の強行に県民の8割が反対した。だがそうした現実を安倍政権は決して直視しようとしない。
 今回の資材搬入は、県知事選や衆院選への影響を考慮して昨年秋から中断していた海上作業の早期再開に向けたものだが、一連の選挙結果はどうだったか。移設反対の民意が重ねて示されたことは繰り返すまでもないが、それでも恥も外聞もなく作業を再開しようとしている。民主主義国として本当に信じられない振る舞いだ。
 移設反対の知事との対話を拒み、予算は減らそうとする。政権のそうした粗野な体質は、衆院選の県内選挙区でも自民が完敗したこととも深く関係していることをよく理解すべきだ。
 菅義偉官房長官は、普天間の5年内運用停止の実現には翁長県政の協力が必要との認識を示した。移設に協力しないと負担軽減に取り組まない、というふうに聞こえるが、どう喝は問題解決を遠ざけるだけだ。
 安倍政権は移設作業を直ちに中止し、県民の代表たる知事との対話に応ずるべきであり、県民を出し抜くような恥ずべき行為をこれ以上繰り返してはならない。


※追記:NHK7時のニュースでは、フランスの表現の自由侵害のテロに対する抗議デモが盛大に報じられてるが、沖縄の報道はないし、馬鹿どものサザン攻撃の報道もなかった。「西部戦線異状なし」か…。日本国内の表現の自由は保障されていない。滑稽で無残な光景としか言いようがない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。