もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

7 071 児玉幸多監修 あおむら純「学習まんが 少年少女日本の歴史4 平安京の人々 平安時代前期」(小学館:1981)感想3+

2018年06月27日 22時07分39秒 | 一日一冊読書開始
6月27日(水):  
151ページ    所要時間1:10     蔵書

30年近く昔、1989年版(35刷)を定価で購入してシリーズ全23巻を持っている。少し恥ずかしいが、久しぶりに目を通すと改めてよくできている、と感じた。最澄と空海の関係(泰範事件など)もよく描けている。昔読んだ司馬遼太郎「空海の風景」のことなどを思い出した。伴大納言絵詞をもとに応天門の変を構成するなど、なかなかいかしている。まんがという視覚による印象はやはり効果的である。

【目次】■この巻の歴史年表
第1章 桓武天皇の政治/藤原種継の暗殺/大画面・平安京の建設」「坂上田村麻呂、陸奥へ」「大画面・多賀城の全景」「苦しむ民と桓武天皇の政治」
第2章 最澄と空海 最澄、唐にわたる/最澄、天台宗をひらく/わかき日の空海/大画面・伝法灌頂の儀式/最澄と空海の交友/空海の業績
第3章 応天門の変 承和の変おこる/大画面・もえる応天門/応天門事件のうわさ/藤原良房、摂政になる
第4章 あらそう貴族たち 文章博士をめざす道真/遣唐使の中止/道真、大宰府にながされる/大画面・清涼殿への落雷
■歴史博士のものしり教室 「平安京のすべて」「唐風文化と密教美術」「この巻のなんでも相談室」「服装のうつりかわり」「この巻の史跡・資料館・博物館」

【内容紹介】第4巻 平安京の人々(平安時代前期)
この巻では、桓武天皇が治めた時代から、藤原氏が台頭してくる平安時代前期の様子を描きます。/桓武天皇はなぜ二度にわたって遷都を行おうとしたのか(長岡京、平安京)。/遣唐使船に乗って中国に渡った最澄と空海は、どのような活躍をしたのか。/貴族達の争いに巻き込まれた菅原道真が迎えた悲劇的な最期とは?/等々、1000年も都が置かれた京を中心に歴史が展開していきます。/また、唐風文化や密教美術など、外国から影響を受けた文化についても、たくさんの史料を元に紹介しています。
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