青空の向こう

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北欧10日間『 世界遺産 タリン歴史地区観光 』 2023年 ㉕

2023-09-02 08:42:49 | 北欧4ヵ国 2023

2023年7月26日(水)7日目

朝9時にホテルをバスで出発。

リトアニア、ラトビアと並ぶバルト三国のひとつ、エストニア。

世界文化遺産の首都タリンの旧市街は、800年前の中世の街並みが残る美しい古都。

九州ほどの大きさの国ですが、オンラインサービスが行き届いたサイバー先進国でも

あります。

約2kmの城壁に囲まれた、おとぎの国のような素敵なタリン旧市街を、

現地日本人ガイドの あかねさんの案内で、イヤホンガイドを使って観光しました。

タリン歴史地区は、かつて貴族階級や騎士団が住んでいた「 山の手 」(トームペア)と

商人が住む「 下町 」(アルーリン)の大きく二つの地域に分かれています。

徒歩観光なので、「 山の手 」から観光して下っていった方が楽だと言う事で、バスで

「 山の手 」へ移動しました。

まずは『 トームペア城 』の中庭へ。

1227〜1229年にドイツ騎士団が石造りの要塞を建設し、改修を経て現在の姿に

なりました。エストニア権力の象徴であり、現在は国会議事堂として使用されています。

南側の高さ約50メートルの塔は、のっぽのヘルマンと呼ばれ、国旗が掲揚されてます。

 

国会議事堂として使われている『 トームペア城 』を正面から。

 

『 アレクサンドル・ネフスキー大聖堂 』

旧市街のトームペアの丘に建つ、玉ねぎドームが可愛らしい正教会は、タリンにある教会

の中でも最も大きいもので、19世紀末に建築されています。

ロシアによる支配の象徴だった為、独立を果たした後は取り壊しも検討されていました。

今では、観光地として人気があるだけでなく、当時の歴史を学ぶことができる建造物と

しても貴重なものとして扱われています。

豪華な内部は撮影禁止でしたが、ミサがあっていました。

 

色とりどりの可愛い建物が並ぶ石畳の小径を歩きました。

東西約800m、南北約900mの旧市街は歩きやすい靴があれば大丈夫。

石畳ですから、スニーカーが良いですね。お洒落な靴では無理ですよ。

 

展望台から新市街が見えています。

 

トームペアの丘には、世界遺産タリンの旧市街を一望できる絶景の展望台があります。

青空の下に広がるオレンジの可愛らしい屋根のコントラストは、絵画かポストカードの

ようで、この素晴らしい景色は必見です。バルト海も見えていますね。

 

タリンで最も高い塔、『 聖オレフの塔 』はかつては世界一の高さの建造物を目指していた

というものです。その高さは現在は123.7mですが、16世紀には157mにも達し、本当に

世界一の建造物となりました。当時タリンがいかに栄えていたかを象徴するような塔です。

有料ですが登ることができます。250段以上もの階段を上ると、美しい景色が待っています。

 

約2kmの城壁に囲まれたタリン旧市街は、「 下町 」と「 山の手 」に分かれていて、

2つのエリアは「長い足」という意味のピック・ヤルク〈Pikk Jalg〉と、

「短い足」リュヒケ・ヤルク〈Luhike Jalg〉の2本の道で結ばれています。

ピック・ヤルク通りで見つけたCafeの雨どいも、「長い足」をあらわす

長いブーツ型になっていて可愛いですよね。

 

ここの石畳は、石が丸っこくてスニーカーでも歩きにくかったです。

 

私たちは、急な坂と階段ありの近道「短い足」をすすみました。

 

入口を振り返った画像です。

 

階段を降りて、振り返った画像。

上って行くのはキツそうです。

 

ラエコヤ広場の前に建つのは北欧最古のゴシック建築、『 タリン旧市庁舎 』で、

1402年から1404年につくられた歴史ある旧市庁舎です。

 

フリータイム後の集合場所は、『 タリン旧市庁舎 』でした。

 

トイレ休憩も兼ねて、エストニアで超老舗のお菓子会社『 カレフ 』(Kalev)へ。

 

職人さんがマジパンに絵付けされていましたが、キリンさんかな⁉

 

トイレをお借りしたお礼に、チョコレートを購入しました。

 

マジパンがたくさん。

 

『 カタリーナ通り 』

タリンで最も中世を感じられる場所、聖カタリーナの小径があります。

旧市街の中で最も美しい通りと言われる、石造りの壁とアーチ形の柱がかけられた

カタリーナ通りを歩きました。

 

『 ヴィル門 』

旧市街の東にある正面玄関 ヴィル門は、14世紀に建てられた美しい門です。

旧市街の目抜き通りであるヴィル通りの入口にあり、旧市街の象徴とも言えます。

 

ガイドさんのお勧めビューポイントの高台からヴィル門を撮影。

この下に花市場があります。

 

手前のヴィル広場からヴィル門までの約100メートルの間には、花市場があり、

切り花・ブーケ等、色とりどりの豊富な花の品揃えがあり、年中無休で販売されています。

現地日本人ガイドさんも、ここで購入するそうです。

 

『 ヴィル門 』は、とんがり帽子を被った可愛い顔に見えますね。

 

エストニアのパトカー。

目の前を、サイレンを鳴らして通り過ぎました。

 

小さな入口のトンネルを抜けると、その奥に『 職人たちの中庭 』があります。

 

13世紀から残る建物を活かした『 職人たちの中庭 』には、ガラスや木工細工、

陶器やテキスタイル、ジュエリーなど、タリンのアーティストたちのスタジオ兼

ショップやCafeがありました。

 

ここの石畳も、石が丸っこくて歩きにくかったですよ。

 

ラエコヤ広場に戻ってきて、1時間30分ほどのフリータイム。

 

ラエコヤ広場の角にあるヘビが巻きついた杯の看板のお店は、1422年に創業した

ヨーロッパ最古の薬局、『 市議会薬局 』です。

薬局の中に入ると、中世の道具や薬、スパイスが展示されていて、普通の薬や

ハーブティー、チョコレートなども購入することができます。

「恋の病を癒す薬」も売られていて、恋する乙女の心の傷を癒すのは、マジパンなんです。

昔、マジパンは薬だったそうで。

 

観光馬車。

 

『 職人たちの中庭 』に戻って、木工細工のネックレスや、ガラス製品を見たり、

エストニア伝統の編み物を売ってるお店を覗いたりして過ごしました。

以前は「セーターの壁」と呼ばれる編み物の屋台がたくさん並ぶ通りがあったのですが、

コロナになって無くなっていました。一時期復活したそうですが、今はありません。

寒くなってクリスマスマーケットの時期になったら復活して欲しいですね♡

ラエコヤ広場も露天が沢山あって、可愛い小物を売っていたんですけどね。

お天気も良くて暑かったので、スーパーでアイスを購入。

 

13時20分に、ラエコヤ広場の前に建つ『 タリン旧市庁舎 』に集合。

 

カモメさんに見送られてタリン旧市街を後にします。

 

コメント (14)
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