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日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

人はなぜ美しいものが好き?

2012-12-27 23:50:01 | 
例えば赤ちゃんでも形でいえば「丸いもの」「左右対称のもの」が好みらしいと聞きます。
女性がイケメンに、男性が美人に弱いのはおよそ本能的なもので、「どうして性格で判断しないのか」という批判は少し的ハズレな気がしないでもありません。
恋人や伴侶に美しい人を求めるのが間違いと言うわけではありませんし、美しい人にしか興味を示せない類の人間がいても、それはそういうタイプの人間もいるでしょうね程度の問題で、多くは普通に人間性を判断して友人関係や仕事の仲間との付き合いを続けてるはずですよね。
ただ強烈なビジュアル効果というのは脳に一種のドーパミン作用を引き起こさせる力があるんじゃないかと思うんですね。
今、須磨にいる源氏を追いかけているところですが、先日のお話の中で、お付きの者共があくまで立ち居振る舞いが優雅で美しく風采がご立派とて、黒い数珠がかかった白い指にさえ心酔して、都に残してきた女房や恋人を忘れさせるほどの慰めを感じているといった場面が出て来るんですね。
源氏物語では少年愛的な場面もありますが、恐らく読み手である宮中の女官たちを喜ばせようとして、彼女達の理想としてのヒーロー像を作り上げていったのじゃないかという気がします。
理想の異性というよりは、究極のヒーローで、源氏は非常に女っぽいんですよね。
同姓だとどうしても嫉妬が生じてお話がややこしくなるところを、理想を異性に据えただけで、実は同姓の最も望ましい姿を描いてるんじゃないかという気さえします。
女性は理屈ぬきに美しいものが好きなんですね。何故と問うのは無意味です。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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理屈じゃないの (山田太郎2号)
2012-12-28 22:51:23
美しいものは美しいの。
ほんとにドーパミンがドバーっとあふれます。
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ふふふ (あわてんぼう)
2012-12-30 00:41:07
でも光源氏を演じられる俳優さんはいないんじゃないかな。
イメージとしては玉三郎が近いかなあ。
返信する

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