楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

49と1111

2012-04-15 23:52:53 | 季節の花
 
 
 

 
 
 
 
本日は父親の49日の法要の日でした。
毎週水曜日毎のお勤めも済んでしまえばアッという間。桜も葉桜へと移行し、まるで列車の窓から見る景色のように時が飛びすさっていきます。
吉本ばななさんが父隆明氏を悼んでブログでその心情を吐露している文章を読みました。
いやでも尊敬する父親に対する深い愛情が汲み取れる、胸に沁みる文章だったと思います。
くるねこ大和さんの飼い猫「もんさん」の訃報もくるさんのブログで知って涙が止まりませんでした。
わたくしが父親の死を従容として受け入れて悲嘆に暮れるということがないのは、ひとつには人間としてあまり尊敬の念を抱いていなかったからではないかということ、そしてもうひとつには同じ屋根の下でもう長いこと暮らしていなかったからと言うのがあるのではないかと思います。
それでも、おじゅっさんの、「49日のお勤めというのは亡くなった人間を極楽へと道案内するための現世からのお手伝いの意味があるのですよ」という言葉に思わず胸が詰まりそうでした。
彼岸の世界が本当にあるものかどうかは分からないですが、アチラの世界で幸せに暮らしてくれるならそれはとてもありがたく嬉しい話です。ずっと頑張って生き抜いて来た人生の先達。安らかにお休み下さいという気持ちに偽りはありません。
園芸が好きで実家の庭には父親の植えた木の花やチューリップ、はたまた裏の畑には父親が作付けし、抜かれ損ねた大根の真っ白い花が咲いていてそこに居るべき人の姿のない空虚さはやはりチリリとした痛みを伴っています。
近所を歩いても、虚心坦懐の花の群れ、我が家のプランタン、庭にも慎ましやかな春の花が風に揺れている。
父を送る精霊たちのようだと感じました。
わたくしはこれからまだしばらく歩き続けなければなりません。
ブログの編集画面で開設1111日目という表示が本日鎮座しとります。
何も格別なパフォーマンスができませんでしたが、↓せめてものごあいさつです。
コメント (2)
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