写真の本は、先日のバスツアーのビンゴの景品のひとつで、当たった若い社員が読みあぐねているというので、借りてきた。
もちろん、こういった本は小説と違って最初からつぶさに読み進める必要はなく、気が向いた時にアトランダムにめくった頁に目を通せばいいだけの話なのだが、そもそも活字嫌いの輩にはそれもたいそうなんだろうと見受ける。
さて、一般に成功者と呼ばれる人の書いた本を読む場合、時代性と普遍性を選り分けながら、現在の自分への有効性に寄与させつつ読むというのが、普通だろう。
“たかが一企業の成功者”のご託宣という見方はしない。実践に基づいて得た先達の知恵を垣間見ながら、成功者の人生を検証してみると言うところか。
言ってることは「なるほど」と首肯するものがほとんどである。
序にかえてのところで「フィロソファー」という言葉が出てくる。何だと思えば「哲学者」という意味らしい。
また、今更だがビジネスパーソンという言葉も、確認した。
看護婦が看護士になったように、ビジネスマンがビジネスパーソンになったんだね。
