昔はミステリーやSFが大好きでむさぼるように読んだものだが、今は目が疲れて長く活字を追えない、字そのものに焦点が合いにくくなっているといった事情で、読書そのものからずいぶん遠ざかっている。
しかし、現在、写真のミステリーを読みにかかっているところである。
実は、昨晩、東京創元社に勤めている(といっても取締役である)同級生が仕事の関係で帰県したので、ミニ同窓会よろしく、気取らない「酒楽亭」で集まりを持ったのだが、土産に「このミステリーがすごい」ミステリーベスト10(海外編)全作1位というフロストシリーズの文庫本を持参してくれ、プレゼントしてくれたのだ。
集まりには遅刻して一番遅かったくせに、プレゼントしてくれるという文庫本は真っ先にシリーズの第一弾で読みやすそうな写真の「クリスマスのフロスト」を選んでGETした。
彼は製作部の担当ということで、何でも王子製紙と商談のために徳島入りしたらしい。
話は当然、学生時代のことに及ぶ訳だが、同級生の間では伝説的な噂話、以前こちらでも少し触れたことのある富岡西高のマドンナ殿谷さんとの艶聞の真偽のほどはとか、真面目に本の値段を決めるのは難しいんだといった話、息子さんがブロードウェイで照明の仕事をしているといった、普段のありふれた話題からは少しかけ離れて少し刺激的な話がとびかい、朝の落ち込みから大分救われました。
