楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

独楽吟

2009-07-28 12:29:04 | 季節の花

橘曙覧(たちばなあけみ)の独楽吟を知ったのは今年に入ってからであるが、その親しみ易さにすっかりファンになってしまった。
「たのしみは庭にうゑたる春秋の花のさかりにあへる時々」
「たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無かりし花の咲ける見る時」
などは共感度MAXである。
2首目の花はどうやら朝顔のことを詠んでるらしいのだが、わたくしも真似して作ったのがあるのだ。
「たのしみはねじり蕾(つぼみ)の朝顔のほどけて藍の丸く咲く時」
写真の猫じゃらし、好んで玄関の下駄箱にちょっと活けたりもするのだが、やはり野に置けなんとやら、陽光に照らされ揺れる素朴な野の草には青空がよく似合うのです。
「たのしみは覚えた土手の猫じゃらし今年も群れて揺れるを見る時」
たのしみはで始まり5、7、5、7、7と詠んで~時で終わる。
このルールを守って作ればいくらでも自分流独楽吟が出来上がります。
風雅な遊びとして気を置かぬ友人たちと集まった時に試してみるのも悪くないかもしれませんね。
ところで、昨日名前が解らないと言ってた黄色の小さな花。わかりました。
「崑崙花(コンロンカ)」ですね。白い葉っぱが顕著な特徴だったんです。
白くなった葉を、中国の崑崙山に積もる雪に見立てた名前だそうで、なかなかロマンチック。
以前ご紹介したわが家の名前の解らなかった観葉植物も分かりました。「ニシキザサ」でした。
最後にもう一首、橘曙覧の独楽吟をご紹介。
「たのしみは心をおかぬ友だちと笑いかたりて腹をよるとき」
コメント
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