楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

娘のこと

2009-07-01 12:09:50 | 日記
今日は娘の誕生日である。
子供の頃はわたしの手作りケーキも喜んで食べてくれていたが、年頃になると「“オシグリ”のケーキがいい」と言い出し、二十歳を過ぎると「お酒がいい」と変化してきて、親の目から見ればまだまだ子供だが、確実に大人への階段を昇っていっていることは間違いない。
彼女に限らずウチの子たちが「育てられた覚えは無い」と口を揃えて言うほど、放任主義で、あまり構わずに育ててきたが、特に彼女は手がかからなかったように思う。
ハイハイをまったくしないで、突然立って歩き出し、小学校に入るまでに教えもしない文字の読み書きを勝手に覚え、大学は自分で選んだH大学文学部をトップで入学といった足跡を見ると、少なくともこれまでの彼女の人生はほぼ順調にきたと言えるのではないかと思う。
本好きで京極夏彦や原田宗典は彼女の影響でわたしも好きになった作家である。
ただ、親ばか故の子供自慢の文章に不快を感じる人もいるかもしれないが、現実には決して人様にこれ見よがしの自慢話なぞしないし、当人や親にとっての嬉しい記憶は、これから歩む長い人生のほんの道しるべであって欲しいと願っているだけだ。
以前、村上春樹がエッセイか何かで言ってたが、海外で出会った高級官僚たちが過去の自分の偏差値の高さを繰り返し自慢するのに辟易し、日本の将来を憂えたという。
自慢話というのは、本人は悪気なく、さり気なく言ったつもりでも、聞かされる方は敏感に反応し、防衛的に、拒絶反応が起こるものなのだ。(自慢話好きの○○さん、解ってくれ
男親はともかく女親の良からぬ遺伝子をいくばくかは引き継いでいることにより、彼女も思うに任せぬ自分の中のプログラムに悩むこともあるだろう。
しかし、人生何とかなるというポジティブ思考に乗っとれば、人生捨てたもんじゃないよ、お嬢さん。
リクエストのすだち酒、買っておいたからね。
ハッピーバースディ。
コメント
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