楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

松居竜五氏による南方熊楠

2009-06-03 12:21:57 | 日記
実は送ってもらったDVDが途中で前へ進まなくなったりして、最後までちゃんと聞けてないのだが、松居竜五氏の簡単な紹介と話の中で印象に残った箇所の感想などで本日はまとめてみたい。
松居竜五氏は現在、龍谷大学国際文化学部助教授で、東京大学大学院に在籍していた際に熊楠の修士論文を提出していて、熊楠研究は相当長きに渡るようである。
当日、創世ホールに講演を聞きに行ってた友人が、「いかにも大学の先生の授業みたいで眠くなった」と漏らしていたが、話しぶりは整然として解りやすいのだが、人にいやでも聞かせてしまうテクニックとしては「ユーモア」が必要だろうなという気はした。
以前に向井千秋さんの夫の向井万起男氏の講演を聴いたことがあるが、彼はやはりただ者ではないと思った。
講演の間中、ずっと笑わされっぱなしだったのだ。
東国原知事が政治家の話し方にもっと人を振り向かせる技術を盛り込むべきだという風なことを言ってたのを思い出すが、こういうのはひとつの才能だろうとも思うので、誰にでもできることではない。
うーん、脱線しているので、本題に戻るが、孔子の有名な言葉
「吾れ十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順がう、七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」
は一般の人間にはなかなか摘要できないが、学問を志す人間には割とあてはまるのじゃないかと言ってたのが、印象に残っている。
熊楠はほぼそれに倣っているというのである。
粘菌の研究とか何カ国語も話したとか、「ネイチャー」に論文をいくつも発表したとかいう程度のことは識っていたのだが、現在注目の「エコロジー」の提唱者だったというのは初めて識った。
その時代だから生まれる人物というのはあるだろう。
今の時代に彼のような型破りな人間は輩出しにくいだろうなということも感じたが。
硬い話で長いのはNGなので、ちっともまとまってないが、今日はこの辺で打ち切ろう。
でも、「七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」って「七十になると思うままにふるまって、それで道をはずれないようになる」ってことだけど、ありえないワ。いくつになっても惑いっぱなしの人生じゃない?普通。       
コメント
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