ダイヤル式の黒電話が分かるだろうか、現役である。
パッチワークのベッドカバーはもちろん、グリーンの分別ゴミ箱もハンドメイドである。
障子や欄間は旧の家のものをそのまま紙を張り替えて使っている。
床は漆黒で、ほこりが目立つのじゃないかと言ったら、それがいいのだという、すぐ見つけられて掃除が出来るから・・だって。
本棚やプリンターの台、小物入れ等、目に付くほとんどの小物家具が「オイルステイン」が塗られた手作りで、漆黒の床色に合わせて統一感を持たせてある。
ごちそうになったコーヒーのカップも自分で焼いたそうで、カップをぎゅっと縮めたようなスプーン立てがお揃いで、とてもかわいい。
そういえば彼女たちの母上にも超美味なお手製パンを馳走になったことがあったが、お茶のアテにと彼女が出してくれたのが、これまたお団子みたいな手作りチョコ。
カカオマスにグレープフルーツのジャムとか混ぜ込んで作るらしい。
とにかくどこを眺めても計算され尽くしたような使い勝手のよさと、自分流のセンスを貫いてる姿勢が小気味良いんですな。
絵もいいでしょ。当然、他のものと調和するカラーの作品を選んで飾ってある。