25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

続×13、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-21 10:17:00 | Weblog
 朝、お立ち台に8時頃出勤。寒い。あぁぁぁ寒い。2月の長良川のシラメ釣りみたいに寒い。鼻水が出る。これで8月とは。ライズはほとんどない。根性も何もなく帰ることにする。
 釣り用に防水の上着を買った。その店で日本人3人組と出会った。20代後半から30歳前半だろう。日本はまだお金持ちなのだろうか。これで、この地区に日本人が少なくとも5人居る。
 トレーラーに帰着。「はっ!」と思いついて、昨日会ったYさんに電話。ビデオを撮らせてくれるようにお願いしたらOKが出た。Yさんのビデオを撮った。頼めそうな人がいる時に撮っておかないと、動物のビデオばかりになる。ありがたいことに私より上手そうだ。またたくうちに小型を何匹か釣った絵が撮れた。ありがたい、ありがたい。大魚の絵が欲しいが、それらしいライズはない。
 良いことが一つあった。ボランティアの風よけが入った。結構大きなバス型のモーターホームが風上に入った。これで少しぐらい強風が吹いても我が家は揺れない。さすが、ボランティアの国だ。お礼を言いに行きたい所だが、この際、そっとしておくことにする。
 ペンタが出て来ない。このままでは掲載する写真に事欠くことになる。困ったにゃぁ。

写真
 313の釣り場。向こうは別荘地。本宅かもしれない。向こうが川下。曇り空の下、川下から風が吹いていた。それがまた寒さを倍増させる。
 
釣り
 と、いうことで、今日はYさんがいる313に9時頃行った。Yさんは8時から来ているらしい。彼のブログを見ると個人的に釣りの強化合宿をしているらしい。さすが強化合宿、朝から気合いの入り方ちがう。313の釣り場はライズがあった。ここは、今日は大型の魚のライズがないが、激しいハズレがないのが良い。その代わり、道が非常に悪い。
 ライズがあるうちにビデオを撮る。ビデオのバッテリーが無くなるまで撮った。その後、自分でも釣る。別荘地前の崖下。10回すっぽ抜けをした後で小さいのを1匹だけ釣った。魚が反応しているのはカディス一辺倒。Yさんによると、ダイビング・カディスが良いようだ。アリは今日も流れて来なかった。「待ちぼうけ」の歌がまた頭に浮かんだ。いいオッサンが、ウサギの代わりにアリを待っている。私が使ったのは#16のエルクヘアカディス、ティペットはナイロン6X。あまりにも寒い。1匹釣れたのを期に退散した。釣り場で会った長身のルーさん(中国人ではないよ)にフライを一つもらった。コンパラ・ダン。
 Yさんは、どっか別のオジサンと強化合宿の続き。私はさっさと帰る。寒い。テキサス辺りから避暑に来て、暖房する人がいるだろう。何か間尺に合わぬものを感じる。

続×12、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-20 11:36:55 | Weblog
8月19日
 今朝、お立ち台で話したオジサンの情報で、マジソンは、今、ドライフライはダメでニンフ一辺倒らしい。よって、マジソン行きは中止。今日、Yさんと話した。日本人だ。アメリカで技術系の仕事されているらしい。釣り場は初対面でも釣りの話題をしていればよいので会話の糸口が比較的簡単だ。初対面のアメリカ人でもボチボチ話になる。初対面のアメリカ人の女など、何の話をするべきか分からないので大変に大変なのと大違いだ。昔、母が、
 「お茶席は初対面でもお茶とお菓子の話をしていればよいので簡単だ。」
と言っていたのを思い出す。私が知っているフライ釣り師は全部技術系だ。なんでそうなるのだろう。

 今日の釣り場は313だ。このブログのヘンリーズ・フォーク・シリーズで最初に行った、あの!、強烈に道が悪い場所だ。今日は道が乾いていたので比較的楽であったが、フタ付きのコーヒーカップからコーヒーが吹き出して車の中がコーヒーだらけになった。あの悪路を86のスプリンターで無事に(?)来ている人がいたので驚いた。去年の旭川から来られたというオジサンと5分で勝負できる。この旭川の方はターセルで走破していた。

写真
 花シリーズ、その2。この花も小さい。5mmか、もう少し大きいか。ふっくらした葉や茎に毛が生えて少し銀色になってる。乾燥地の植物なのだろう。

釣り
 付いたらソロソロとライズがある。6Xのナイロンのティペット。その先にPMDを付けて第1投。反応がない。どんどんフライを変えるが無視される。使えそうなフライが一巡した。6Xのフルオロカーボンを継ぎ足す。ナイロン+フルオロカーボン、こんなことをするのは始めてだ。また、一順。6Xを使う根性が無くなりかけた時、なんとトライコを食った。合わせた。『合った!」思ったらすっぽ抜けた。フライも帰ってきた。他のライズはトライコに反応がない。#14エルクヘアカディスをまだ試していない。普通、私はこういうフラットではエルクヘアカディス使わない。、、が、、これに来た。都合3回バイト(?)が有ったが合わない。寸前で見切られているかもしれない。11時頃風が強くなってきたので撤退する。Yさんはホッパーでもう少しやるということだった。釣れたただろうか。
久しぶりの全然釣れずになってしまった。
 秘密兵器、「魚釣り予想装置」に電池を入れる。ふふふ、これで明日からバチバチのバッチリコンだ。使っている単語が、なんだか古くさいなぁ。

ううう、今日も風が強い。ううう、ペンタのデジカメがまだ出て来ない。こりゃ、ホンマになくなったぁ?

続×11、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-19 11:41:59 | Weblog
 今日も朝から曇り。気温が低め。12:00頃、雷がゴロゴロ鳴っている。午後、マジソン川まで偵察に行って来た。良いキャンプサイトがあれば移動しようと思ったが発見できず。マジソンから帰ってくると道が濡れている。雨が降ったようだ。たぶん雷雨だろう。夕方までに都合3回雷雨があったことになる。えらい所だ。こういう天気の時はタカをよく見る。晴れ間をねらって活動するのだろうか。珍しいタカではなくて尾羽の赤いタカーRed Tail Hawkだ。何の工夫もない命名で良くわかるのはありがたい、が、あまりにもそのまんまだ。
 愛用のはずだったペンタの防水カメラが見当たらない。川に落としたのだろうか。ヒモが付いていると使いづらいのでヒモ無しで使っていた。褒めてやったらすぐこれだ。イタイなぁ。

写真
 キャンプサイトのど真ん中に居たシカ。メスのアメリカオシロシカでしょう。アメリ顔白鹿ではなくて、アメリカ尾白鹿である。顔が白いのと尾が白いのでは大きな差だ。

釣り
 8時に釣り場到着。ずっとラストチャンス前だ。
 ラストチャンスのお立ち台前、少し上流は底の形が緩やかなW型をしている。せいぜい20cmぐらいだろうと思うが、中央が浅くなっている。大きな魚のライズはその浅瀬の向こう側が多い。今日は、その向こう側で朝からライズがあった。ほとんど全部が、2回ぐらいライズして、少し間をあけてもう1回、そして消えてしまう。全然違う所でまたそのパターンでライズする。キャストしにくいライズだ。それが曇天の下で延々と続く。雨も振りだしたし、雷雲が近づいて来た。それより何より寒くなてきた。標高2000m、さすがに寒くなるとマジで寒い。3枚着込んでいて寒い。手がかじかむ。流れているのはメイフライが目立つだけ。大小さまざまなメイフライが流れている。カディスは見えない。一回食って合わせ損ねた。11:30に撤退することにした。
 夕方、マジソンからの帰りにもう一回行ってみた。お立ち台に一人先客。聞くと45分ぐらい見ているんだけど、全然魚が出ないとの事。さっさと帰ってブログを書く。
明日は気分を変えてマジソンに行くか。

続×10、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-18 12:18:10 | Weblog
以前、くまじろうさんとMickyさんにお会いした時に、
 「日本にフライ・フィッシングのブームって本当にあったの?」
と聞かれてずっと気になっていた。「静かなブーム」というのはブームに入れないとしても、アメリカでは確かにブームが有ったようだ。3ヶ月ほど前のウォールストリート・ジャーナルにそれに関連する記事があった。フライ竿のウインストン社から竹製のフライ竿を作る職人が抜け、しばらくの間、竹竿の出荷を止めていた時期があった。確か2年ぐらい前のことだ。それに関しての記事だ。
 それによると、アメリカには確かにブームがあったようだ。映画「A River Runs Through It」が、そのブームの引き金だ。あのブラピが、
 「俺はなぁ、苦悩するアメリカ青年の芝居ができるんだぞぉ!!」
と、いうことを見せた最初で最後の映画である。また、記事は、現在のアメリカのアクティブなフライ釣り師は約200万人で徐々に減少中。 ウインストン社のCEOは、この状態に危機感を持っており、フライ釣り関連のものが全部価格が高いのが原因だと思っているようだ。確かにWinstonの竿は高いし、他も色々と高い。更に困ったことは、アメリカでは水辺を私有地にできること。中には全くアクセスできないような川もある。川辺が基本的に公共になっている州は、私が知る限りモンタナだけである。若い人達が入門しにくい。年寄りはフライが見えない、ロッドが握れない、肩が動かない、あるいは、死んだりでフライ人口はどんどん減る。
 昔、「アメリカが咳をすると日本が風邪をひく」という話があった。日本でも、そのブラピの映画がフライ釣りのブームの始まりだったのだろうと思う。最近、日本ではフライ釣り関連の店が減っているようだ。アメリカでも閉めた店や、総合スポーツ用品店で売り場面積が小さくなった店が沢山ある。北カリフォルニアのHatCreekに近いBurneyの町には、以前はフライ釣り関連のショップが3軒あったはずだ。今は1軒である。それも、釣りよりハンティングが主になっている。フライ釣り関連の仕事はこのまま斜陽産業になるのか。このまま斜陽になると、私が釣りの達人になってもフライ釣りのガイドでは食って行けないことになってしまう。
 猫も杓子も乗って来るようなブームがあまり好きではない。しかし、細かい道具等、色々便利になったのは確かだ。もう一回良いフライ釣りの映画ができても良いかなと思う。

 なお、私はウインストン社から$1も貰っていないが、ウインストンのカーボン・ロッドのファンだ。ほぼ全面的にウインストンに頼っている。大変しばしば魚を取り逃がすが、そのロッドが原因ではないと思う。竹のロッドは全然知らん。
 例に寄って例のごとく、英文の記事に関する理解には一切責任を持たないのでそのつもりで。興味がある人は勝手に記事を取り寄せて読んでほしい。


写真
 上下、どちらもトライコのはず。上の写真は生きているのを撮った。下のは死んでいる。死ぬと急速に縮んで下のようになるのか。先日、水面に落ちたトライコをネットで集めてみた時は、お腹の部分が半透明になっていたシッポの短かった。私がおなじみのトライコはシッポばかりが長いこっちだ。落ちたトライコのフライはやっぱり下のをイメージし作るのが正解なのだろうか。

釣り
 9:30頃様子を見に川に出動する。魚居ない状態に逆戻り。小さいのがチョロチョロライズしている。結局ラストチャンス前は赤アリだけが頼りということだ。赤アリ出なけりゃみな出ない。昨日嘆いていたオジサンの話では、ライズは無くても赤アリが真上を通れば出て来るらしい、しかし、あの広い川でライズ無しで魚を真上を通すのは至難の技だ。
 4時から川に再出動。メイフライが出ていてお立ち台上流の岸沿いで小型のライズがある。大きい魚のライズを探してみたが見つけられず。下流も見た。小型のライズにキャストしたが、ひどい向かい風であきらめて帰ることにした。

続×9、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-17 12:26:49 | Weblog
 昨日、夕食用に御飯を炊いた。久しぶりだ。釜を出したりしまったり、こびりついた御飯を洗ったりで、片付けが面倒であまり炊かない。炊けば美味しいから、私自身の中で、葛藤がある。葛藤がある。ある。あるよ。
 この圧力釜で炊くと少し黒っぽくなる。原因は、米なのか釜なのか?。これは、違う種類の米も持って来ているので近いうちに試すことにする。それと、何となく糊っぽい。水が少し多いか。圧力釜に慣れていないので、今の所、圧力釜に付属していた玄米用の水分量(水多め)で炊いている。これは水を少し減らして試せば良い。
 アメリカに来た頃、御飯が炊き難くかった。カリフォルニアの米は乾燥工程が強めなのかバラバラなのか。とにかく炊き難かった。子供の頃、テレビで見た方法をうろ覚えのまま試した。お米を洗い、30分間水圧をかけ米に吸水させ、ザルにとって15分水切り、米と水を等量に測り直し、炊飯開始。この方法で大体安定して炊けるようになった。子供の頃の記憶というのは恐ろしい。みょうな事が頭に残っている。
 この御飯に、電子レンジで暖めた調理済みベーコンを崩して醤油を少し垂らしたものを少しおき、海苔でクルッと巻いて食べる。ベーコンの油は暖めた時にペーパータオルで少し取っておく。カリカリのベーコンは微かにカツオの味がするのだ。ベーコンの向こうに日本の味が微かにする。ほくほく美味しい。

 また早く帰ったのでIdahoFallsまで映画を見に行った。Bourneの3作目の「Bourne Utimatum」だ。2作目のあのシーンは、こういう風に今回の作品になるのね。っと、感心する。行ったのは、郊外型の巨大モールにある映画館だ。Walmartはもちろん。JCPenny、Bed&Beyond、、、etc。映画館の内部構造まで一緒だ。カリフォルニアのモールがそのまま移ってきたような光景が広がる。全土を画一化するのが好きな国である。  

写真
 お立ち台からHarriman Park方面を見る。川はもちろんヘンリーズフォークだ。魚が良く動いた一昨日の写真。ここは、あまり人がしつこく立ちこんでいるのを見なかったのだが、この日は、この写真の辺りも良かったのだろう。

釣り
 今日はアカンかった。BWOに来た小さいのが1匹だけ。この2~3日駐車場で出会う大きなオジサンも、「全然アカン!」と言って、お立ち台の手すりに寄りかかって嘆いていた。12時まで粘って帰ることにした。

続×8、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-16 08:16:47 | Weblog
 最近、夕食のおかずにしばしば軍の放出品のレトルト食品を使う。IdahoFallsにある軍の放出品屋で買った。賞味期限ぎりぎり。結構カロリーが高いので注意が必要だ。売っていたメニューを全て買って来た。チキンのヌードルシチュー(クリームソース)、チキンのバーベキューソース、ビーフ・シチュー、ビーフ・ストロガノフ。
・ビーフ・ストロガノフ:一番まずい。予想通りだ。妙なあっさり感と実際には高いカロリーが頭の中で不協和音を奏でる。
・ビーフ・シチュー:野菜と牛肉のケチャップ煮と言える味。うまいシチューではない。
・チキンのバーベキューソース:TOGO’sのバーベキュー・ビーフと同じ味がする。パンにはさんで食べるとベイエリアを思い出す。元々、TOGO’sのメニューの中でも年に1~2回しか食べないが、時々急に食べたくなるメニューだ。ここで2食も食べると今年はもう沢山だ。
・チキンのヌードルシチューは、まぁ、こんなもんか。食料である。
 こんな物を食べながらイラクやアフガンで殺し合いをするのは相当に辛いもんがある。もう少し旨いもんを食べさせてやってくれ。その上で、放出品も少し早めに放出してくれるとありがたい。

Borune:「お前、今、どこに居る。」
Vosen :「私のオフィスだ。」
Borune:「ウソだ」
Vosen :「何で嘘だと分かる?」
Borune:「お前が、今、オフィスに居るなら、俺たちは顔を
       付き合わせて話している。」
Vosen :「全員ビルに戻れぇ。『あいつは逃げた』なんて聞か
       せるなよ!」
 Jason Borneが帰って来た。 いつ封切りだったの? 8月3日! 8月3日ならBoiseかIdaho Fallsで見られたのにぃ。 どうしようかなぁ。行きたいけどぉ。Idaho Fallsまで結構あるしなぁ。ちょうど軍事食料が減ってきたので買い出しついでに行くかぁ、、、ってか。

写真
 今朝、ウイングをピンクにしたBWO(#16)で釣った魚。今朝釣った3匹のうち最大の魚。愛用のペンタの防水デジカメで撮った。今日もご主人様と一緒に水没したが元気に働いてくれる。既に、10回以上の水没を経験しているカメラだ。発売と同時に飛びついて、それが正解だったと言える数少ない製品だ。元々、コンパクト・デジカメとしては高価だし、水辺で使うことが前提だから、偏向フィルターを内蔵してほしい。少し値段が上がっても買う人は買うと思うのだが。

釣り
 14日の午後は、アリのフライを巻いた。ここ数日、アリのフライばかり巻いているような気がする。このように、来る日も来る日もアリのフライばかり巻いているような状態を「アリ地獄」と呼ぶ。これをフライ巻き師の人々は恐れオノノイテているのだ。アリのフライでフライ・ボックスがいっぱいになり、他のフライを探すにも困るような事になる。恐ろしいことじゃ、恐ろしいことじゃ。ナンマンダブ、ナンマンダブ。
 アリ地獄と言えば、むかし、アメリカの日本語新聞にフライ釣り師(多分ガイドもしている人だと思う)が、メイフライとはウスバカゲロウの事だと書いていた。メイフライはカゲロウの仲間であっても、ウスバカゲロウではない。ウスバカゲロウは、その幼虫がアリ地獄なのであって、上記のような状態を示す意外には、フライ釣り師にはほとんど関係ない虫である。
 昨日は、夕方、景色が妙に煙っていた。どこかで山火事が燃えているのだろう。ニュースでは何も言わない。去年モンタナで、同じように煙っていたのでどうしたのかと聞いたら、ワシントン州の山火事の煙だと教えてくれた。良く似ている。

 15日、今日も朝から景色が少し煙っている。早く帰ったので洗濯することにする。ウェーダーに盛大に水が入ったのて寒い。今日は、赤アリの流下を待たず11時で撤退することにした。不覚にも滑って転んだ。10mぐらい流されて、上から下までしっかりと濡れた。
 朝の中型魚のライズが増えてきているような気がする。大きさに贅沢を言わなければそれなりに釣れる。それでも少し贅沢を言いたい。どのくらい贅沢を言うか。ここが、人生難しいところだ。
 それにしても反応がにぶい。私が合わせるタイミングの話だ。どうも合わせが半テンポ遅れる。老人力の成せる技か。沢山釣っていると段々早くなってくるのだが。それと、今日の写真の魚は高々20cmを少し越えるサイズだ。なのに手こずった。ここ数日で12回以上連続バラシをしたのが効いて慎重になったこともある。しかし、ここの魚は、なにかしら馬力があるのだ。

続x7、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-15 05:20:28 | Weblog
 今、ほぼ2時。釣りから帰ってきた。ところだ。
 昨日はミズーリからイリノイにかけて竜巻の警報が出ていた。おとといの強風がグルグルグルグル巡り巡ってあの辺りで竜巻になったのだろうか。昨日は午後から買い物。アシュトンまで行く。あそこのマーケットは以前より少し大きくなったような気がする。このロケーションならWalmartもAlbertsonsもないから安心して商売に集中できるだろう。

写真
 久しぶりにオスプレイ(日本名:ミサゴ)の登場。ラストチャンス前で撮影した。ホバリング後、体を少し捻るようにして魚に向かってダイブを開始した直後だ。鱒たちは、こんな恐ろしげなものが空から襲ってくる所で日々を暮らしている。普通ならアリを食べるためにライズなんてしていられないはずなのに、赤アリがそんなに美味しいかなぁ???。
 オスプレイを図鑑でしらべてみると、uncommonになっているから、生息数はそれほど多くないらしい。それでもアメリカの鱒釣り師たちにはおなじみの鳥だ。この鳥が魚を捕まえる時は、羽ばたきながら少しホバリングし、グラリッと急降下し、頭から水に突入する。魚を食べる猛禽類で頭から飛び込むのはオスプレイだけらしい。カワセミと同様、ほとんど滑走無しで水面から飛び立つ。失敗しても成功しても緩やかに高度を取りながら、ブルブルッと身震いする。獰猛な顔で犬とおなじような動作をする。良い風情なのでビデオに取りたいがVCRを持って行ったときには良い距離で「ブルブルッ」をしてくれない。生息域は世界中に広がっていて、1属1種。Fish HawkとかFish Eagleとかよぶ人がいるが、オスプレイは、タカでもワシでもない。オスプレイだ。
 1/4世紀以上前のタムロンの250mmズームにアダプタを使ってデジタルSLR(オリンパスE-1)に取り付けた。35mm換算で500mmの望遠レンズを手持ちだ。当然マニュアルフォーカス。最初の2コマはボケボケのブレブレだった。この写真も画角の右下1/4に何とか収まっていた。本物の500mmだったら重くて追い切れていないかもしれない。望遠ズームは欲しいが、高いので手を出さないぞ。これでがんばる、うん! 絶対に出さない!

釣り
 今日は、良い日であった。朝から、少し曇っていた。雲量6から7ぐらいか。昨日の予定では今日は安息日にしようと思っていたのだが、天気を見て変更。あわてて、着替えて川に行く。いつもと同じ9時頃に川に着く。 岸沿いで小さい魚がライズしているだけ。9時半頃岸沿いのライズに少し大きい魚らしいライズが混じる。今日の運試しでアリとピューパを試すが反応がない。#16のWBOを試す。これ魚が出た。ティペットは6X。2分ぐらいファイトして藻に潜られてティペットが切れる。先行きが不安。
 10時頃から川の中央付近でライズが始まり、すぐに1ダースぐらいの規模になった。ライズの感じから、どれも30cmを越える魚ばかり。ティペットを5Xに付け替える。フライはもちろん赤アリ。今日のロッドは、あまり使わない5番。4番では弱く、6番では固すぎると思ったので棚の奥から出してきた。結局、なんだかだで、13時頃まで頑張って6匹をフッキング。2匹はジャンプ1発、1匹はジャンプ2発で外された。残りは善戦したものの全部外された。結局、一匹もキャッチできなかった。しかし、そのうち1匹は本当にパワフルだった。ロッド5番、ティペット5Xでバッキングまで一気に引きずり出されたのは始めての経験だ。
 キャストが下手でも5Xで何とかなることがはっきりした。ティペットが先に流れると絶対の食わないというのはウソだ。率は悪くなるがちゃんと食ってくれる。
 駐車場で上がってきたおじさんに聞くと、下流も良かったようだ。使ったフライのパターンも10時頃まではメイフライ、以後は赤アリでほぼ同じ。ボディを強く巻いた赤アリのフライは浮力が無くなるのが早い。軽く、吸湿性を押さえたフライにしなければならぬ。

続×6、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-14 08:33:34 | Weblog
 グリーン・スパンがドイツ銀行の顧問になったらしい。すごいな。いくつだろう。全く元気なじいさんだ。誰かが宇宙人だと噂していたらしいが、その信憑性だんだんが高くなってくる。
 一応フライ・フィシングのブログなので、今日はアリの写真4枚を編集してみた。JPGで色があまり再現できないかもしれないが勘弁。夏のヘンリーズフォークの必需品だと聞いていたが、本当にこれ無しでは辛いことになりそうだ。

写真
 今回大変お世話になっている赤アリ。川を流れている時にはもっと赤茶でギラギラして見える。メイフライのように水に足で乗ったような姿勢で流れてくるのは皆無。流れて来るときは、
 (1)(B)の横倒しで、実際には片方の羽が浮き上がった状態。体はもっと浮いている。
 (2)(C)をひっくり返した仰向けの姿勢。
それぞれ、その姿勢でもがきながら流されてくる。印象としては70%が(1)で、20%が(2)。今回捕まえた時には(D)のように小さいアリといっしょだった。(A)と(C)の目盛りは1mm。

釣り
 8時に川に出勤。水温18度。実に静かな朝である。トライコは相変わらず9時頃に群れをなして上流に上がり水面に落ちる。落ちて産卵するのか、産卵して落ちるのか知らんが、とにかく落ちる。しかし、活発なライズは起きない。静かすぎる。暇つぶしに対岸に渡る。川の中で灰色のマスクラットが稼いでいる。勤勉な奴だ。神経症にならんように気をつけろ。
 対岸に何もないので川に戻って流れの中央に立っていた。10時から12時ごろまで少しづづ動きながら川の中で立ちん坊だ。大きなトンボに2回停まられた。川の中にボーッと突っ立っているバカはちょうど良い休憩所なのだろう。
 12時少し前、赤アリが流れて来た。少しづつ増える。15分ぐらいで下流でライズが始まった。たぶん3匹いる。立っている所をそのまま30mぐらい下った所だ。遠目にも良いサイズだとわかるライズだ。ライズしている所から10m半径に入らないよう注意しながら下流に移動する。一番上流の魚にキャストする。赤アリ#14。ティペットは6Xだ。来た。合わせた。スカを食った。魚もスカを食った感じだと思う。この魚はたぶんこれで終わり。次の魚にかかろうとしたところで、さっきの魚が4mぐらいの所でライズした。こっちを狙うことにする。キャストした。出た。合わせた。下流に走った。止めた。藻に潜られた。魚は動かないがまだ付くいている。糸を張ったまま5分ぐらい耐える。藻から出た途端にティペットが切れた。
 このドタバタでもう一匹も消えてしまった。ティペットを5Xに上げ、残る1匹にキャスト。良い所を流れるが見切られる。2度フライを見に来たが食わず。5Xのティペットが見えているのだろう。6Xに変える。変えたところで前を見ると3mの所でライズしてる。残る1匹だ。2匹流れて来た赤アリを食べているのがはっきり見えた。もう1匹流れて来た。それも食べて水に消えた。消えた時にこっちにウインクしたような気がした。それで今日のライズは終わり。
一日に1回か2回のフッキングだ。ゆったり行こう。
 大きな魚は赤アリに反応が良い。少しぐらい不細工でも反応する。フライは軽く作ることが重要だろう。

続×5、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-13 12:50:17 | Weblog
 今日は日曜日らしい。沢山のモーターホームが前の道を走って行った。下水のダンプ場は渋滞ができていた。明日から仕事だろう。
 こっちは、あまり風が強いので森の中のキャンプサイトに移動しようかどうか迷っている。でも、電気とインターネットは結構便利だからなぁ。使っている発電機は他と比べて静かだけど、夜になるとやはり騒音が近所迷惑&自分迷惑。
 今日は家族3人で釣りに来ている日本人にあった。お母さんらしい方が、
 「あっちの上流の方で釣れましたよ。」
と、下流を指差して教えてくれた。いづれにしろ、ちゃんと釣れたようだ。GOOD、GOOD。この辺りに日本の人が沢山釣りに来ているらしい。

写真
 今日、ラウトチャンス前を流れていたトライコとメイフライ。スケールはネットの目が10個で7.5mmとして入れた。トライコのシッポはこんなに短くて、こんなに大きかったかなぁ。

釣り
 あかん。1時間かけて見つけた、一つ有って、ただ一つのライズをしくじった。赤アリを食ったと思ったら微かな抵抗を残してすっぽ抜けた。
この魚、見つけた時は
 「パクッ、パクッ、パクッ」
っと、トライコを食べているような早いテンポだった。しかし、トライコのフライを食ってくれない。5Xが悪いよな。と思い6Xを付け足している間に何処かに行ってしまった。見つけた時にはテンポがずいぶん遅くなって位置を上流から下流へ、下流から上流へ、ゆっくり動きながら食べるようになっていた。流れているものを見ると、アリ。赤アリだ。捕食のテンポとアリの流れて来る量が大体合う。昨日の茶と黒のアリのフライを結ぶ。流す。フライが流れた後にライズがあった。このフライを食う気はないようだ。赤のアリに変える。ライズが有った所の1mぐらい上流にキャスト。見難い。1m流れた。2m、、、2.5m、、、出た合わせた。スカを食った。
 数日前の写真をみてもらうと分かるが、どの魚も針が上唇の先に掛かっている、良い場所なのだが、私の腕では中々ここには掛からない。これほど口先にかかるのは魚が口先だけを使ってフライをつまみ食いしているのだろう。困ったことだが、よほど奇麗に合わせないとこれは釣れんぞ。明日は、つらいけど1時間ほど早く起きることにする。

続×4、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-12 09:49:16 | Weblog
8月11日
 このブログへのアクセスが急に増えたのは、フライ釣りの超有名ブランドである「ヘンリーズ・フォーク」が表題に入ったので、それが検索エンジンに引っかかるからかと思い、googleで検索してみた。このブログは全然引っかからない。「むむむ?」。

写真
 載せる魚の写真がないし、ちょうどリクエストがあったので花の写真だ。この辺りの春を知らない。とりあえず、今は咲き乱れるという感じではない。ジミな花が釣り人が歩く小道に咲いている。この花も1cmに満たない花だ。
♪野に咲く花の名前は知らない、だけど野に咲く花が好き、、、♪。ってフォーク・クルセダーズの歌でしたっけ。

釣り
 TroutHantersの人と話した。今年、この辺りは、あまり良くないようだ。高い気温が続き、夕方でもあまりライズがない。この1週間、雷雨もあり、少し良くなってきているらしい。過去に来た時も夕方のライズは無かったから、こんなもんだと思って頑張っていたが、昨日と今日の結果を見ると私の成績は良い方かもしれない。今朝話したニューメキシコから来たおじさんも相当悪いらしい。
「今朝、どう?、釣れた?」
「2ヒット、2エラー。2匹とも14インチぐらい。」
「フライ、何使った?」
「アリのパラシュート」
「色は、、赤? 黒?」
「茶と黒のツートーン」
「そりゃ、良いアイデアだなぁ。」
「あんたは?」
「それが、全然なんだ。」
ーーーー
 トライコは相変わらず9時頃に団体で落ちる。今日は10cm以下が岸沿いで食べているようだ。25cmクラスらしいライズはほとんどない。
 9:30頃その少ない25cmクラスのライズに混じって大きな背びれが時々見える。水温は18度Cぐらい。「しめしめ」だ。 何を使うか迷って水面を見るとトライコに14番ぐらいのメイフライが時々混じる。ちょうど、その位の周期で「背びれ君」がライズしているようなので、#14BWOをキャストした。全然反応がない。#14の茶色のピューパを試す。これは当たりだ。ゴンゴン、ゴツゴツ、ジャンプ、ジャンプで軽くなった、、、切れた、、、ったく、良く切れる6Xだ。 気分を変えて5Xにする。とは言え、今日はナケナシだったライズが今ので奇麗に無くなった。
 このまましばらく何も起きない。ただ、ライズを探す。その間、対岸を釣り人が2人、上流にあてもなく歩いていった。10:20頃、昨日釣った辺りから少し上流の岸よりで1匹だけライズしている。結構良いサイズだ。また、
 「しめしめ」
と言ってしまう。近づきながら川面を観察する、、、ううう、今日はアリが流れて来ない。少ない作戦の中からこういう状況での最前の策を探すが出てこない。腹をくくって、昨日の黒と茶のアリのパラシュートをティペットに結ぶ。1キャスト目、届かない。2と3キャスト目、ティペットが先に流れそうなので中止。4キャスト目、ぼつぼつの所を流れるが食わない。5キャスト目、良い所にに流れる。「ふっ」とフライが消えた。合わせた。乗った。5Xなら切られる心配はない。強引に寄せる。左斜め30度距離4mに魚が見えた。昨日のより少し小さいか。銀色にピンクの虹が奇麗だ。軽くなった。切れた?。フライがふらふら帰って来た。外された。今日はこれでおしまい。
昨日、閉じた筈の輪がまた開いてしまった。開高さん、こういう時はどう言えば良いの?