25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

グリニッジ標準時は、もう無い。

2009-11-17 16:21:06 | Weblog
11月16日 晴れ
 朝からオイル漏れの修理でフォードのディーラーに言った。11時頃には修理が終わり
その後でオフィスに行ってお仕事。

 獅子座流星群がそろそろピークになる。子供の頃、天体観測で星が月に隠れるのを
観測するような時には、下図のようなV字型を書いた用紙を用意して、大体1/4秒
ぐらいまでは時間を測定し、後で録音した放送と照らし合わせて正確な時間を報告する
ような事を習ったような気がする。あの頃は、まだ、グリニッジ時間(GMT)が生き
ていた。しかし、玄3に何のご挨拶も無く、グリニッジ標準時は1990年の2月に
無くなってしまった。意外に知らない人がいるのだが、今は、グリニッジ標準時は無い
のだ。今の天文アマチュアの人たちは何を基準に時間を天体観測しているのだろう。

 だいぶ前に「グリニッジ・タイム」(東洋書林発行、デレグハウス著)という本を
読んだ。もちろん日本語訳で橋爪若子さんが訳した本。読んだには読んだが、玄3の
頭が悪い、この本が妙な書き方をしているのか、それとも翻訳が悪いのか分からない
が、バラッと読んだだけでは、自分が使っているというのが良く分からない。
 この本によると、近世から現代において、以下の「時間」(時刻か?)が存在する、
または、存在した。*の付いたものは、現在も使われている時間だと思う。

地方時間:太陽が南中した時を正午にして各ローカルで勝手に時間を決める。
       この場合、東京と静岡あたりでも違う時間を使うことになる。江戸
       時代の「明け六つ&暮れ六つ」制のように、一刻が昼と夜で違うし
       季節によっても違うなども一応これに含まれるだろう。
太陽日:1日を24時間にしたということらしい。
平均太陽時:太陽日ではゆらぎが大きいのでスケールを1年にした。ーー*
TAI:原子時間:セシウム同位体の発する光の波長を元にした時刻。ーー*
ZURU:本子午線(経度0)での時刻。たぶんUT0と一緒だと思う。
GMT:グリニッジ:ご存知グリニッジ標準時。実際にはもう無い。
UT:ユニバーサル:協定世界時間。オリジナルのUT0と2つの派生を持つ。ーー*
  *UT0:子午線での平均太陽時(天体観測による)ーー*
  *UT1:調整済みユニバーサルーー*
  *UT2:世間でいうGMTはこれと一致。ーー*
  *UTC:UT2と一緒。ーー*
放送時:UTCと同じかも。ーー*
GPS:グローバル・ポジショニング・システムーー*

 これらはTAIの決める秒を基準にしているにしても、それから1秒とか2秒とかズレ
ている。
 地方時間は、列車のような高速(?)移動手段ができた時に不都合が起きたので事実上
廃止。太陽日を元にした時間は変動が大きいので廃止。GMTは、グリニッジの時報は
1990年に無くなったたらしい。GPSの時間は、どうもGPS独自の時間のようだ。

ううう、また、長文ゴメン。


 玄3は専門家ではないが、話の進行の都合上、上記の「V方を書いたの用紙」を
とりあえず説明しておくことにする。
 このV字が1秒になる。例えば、左の上が12:00:01だとすると、右上が
12:00:02になる。望遠鏡を覗きながら、鉛筆を持った手をこのV字に沿って
動かし、星が隠れた瞬間にマークを「チョイッ」と付ける。この図だと3/4秒という
ことになる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿