25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

続×14+5、ヘンリーズ・フォーク

2007-08-27 09:00:18 | Weblog
 今日は安息日にした。ここ3日ほど、また、気温が下がったようだ。10時頃、日なたに居るとポカポカ気持ちが良いが、日陰に入るとトレーナーを一枚着ただけだと寒いくらいだ。日なたは日なたで壮絶に焼けそうで、長く居るのはまずいだろう。釣りに出るときは、70の日焼け止めを忘れず塗っているのにずいぶん焼けてしまった。5星のマークが入ったのを塗ることにしょうか。

 yokoyam3が「続々々、ヘンリーズ・フォーク」に「ちょっと村上春樹みたいだ」と言うコメントを入れてくれた。売れっ子作家と比較されるだけでも光栄だ。光栄だが、生粋の自由業人間と一緒にされるのは困ったもんだ。ーーー おっ、村上春樹に一言かぁ(笑)
 村上さんは、私とは全然違う。あっちは文学的力量は折り紙付きだ。話にならん。それでも、なんだ。いわゆる、私はRelaxin’を一番に持って来る人。村上さんは持って来られない人。言い換えると、私は堅気で、彼は水商売だ。
 彼の随筆(評論かも?)「意味が無ければスイングはない」によると、彼はWorkin´が一番良いと思っているらしい。マイルス・デイビスの4連特急レコーディングのアルバムの話だ。彼は、Relaxin´が感じさせてくれるものが心に染み込まない、ありがたいとも思わないのだ。なぜだろう。彼はサラリーマンをしたことがないからだ。ずっと自由業。私は「会社勤めしている自由業」とか非難されてもサラリーマンはサラリーマンだった。サラリーマン経験者なら、どう見てもRelaxin´が一番だ。そうだ。堅気のジャズファンはRelaxin´だ。
 あのレッドガーランドの出だしのピアノの「ぴん、ぽん、ぱん、ぽん、、、」。続くトランペットの「ふ、ふ、ふふ、ふん」。言わずと知れた「IF I WERE A BELL」だ。終鈴が鳴り、今日は残業も無い。少し机の上を片付け、「ふふん」と言いながら階下に降り、街に出る。ちょっと夕食のネタでも買い、そこらをウインドウ・ショッピングしながら帰路につく。この時の感覚をマイルスは良く再現している。マイルス自信がサラリーマンの経験など無いのに、彼は再現してるのだ。そして、その開放感を聞く者の心にも再現して、ハッピーにしてくれる。これほどの曲はどこにもない。サラリーマンは、この終鈴からの「順序」が頭の中にできている。それが来ると、ほとんど条件反射的にハッピーになってしまう。
 村上さんは、そこにその開放感があることは、しっかりと分かっているだろう。しかし、トップに持って来ることはない。なぜなら、その「順序」が元々頭に作られていないからだ。
私は堅気系。彼は水商売系だ。
んで、Relaxin´だよな。何を力を入れているのか分からなくなったが、ウン、そうだ、Relaxin´だ。

写真
 ・魚の後ろ姿。昨日マジソン川で釣った12インチの魚をリリースした時の写真。いっしょに写っているのは釣り竿じゃなくて杖。川歩き用のヌンチャク型の4つ折れだ。


 昔、スキーのストックを使っていた。これは、しっかりしていて良いが、かさ張る。体の周りに長い物がいつも有ると、しばしば魚と釣り糸と人間が一緒になって絡む。ややこしくて、たまらん。
 山歩き用の3段に伸び縮みするのも使ったこともある。これは、川で水に濡れると結合部が滑った。滑って、杖が縮んで、つんのめって、転んだ。当然、ズブ濡れ。以来、それは川には使っていない。カメラの一脚にもなるように、手元に1/4ユニファイのネジが切ってあり、便利だったが、ズブ濡れは困る。
 一方、この4つ折れの杖は剛性不足だ。川の中で共振してガタガタ揺れる。アメリカの某有名フライ釣り用品メーカーの製品だ。軽量化と剛性の妥協点を取ったのだろうが、「うーん」と言ってしまう。ズブ濡れや絡むのよりマシなので今の所これを使っている。「どっちが良いか」の選択ではなく、「どっちが悪いか」の選択だ。こういう「どっちが悪いか」関連の事を何処かでやっていたような記憶がある、、、確かにあるな。

 ・昨日のブログに出演したしばらく日陰から去ってくれなかった魚。針がささった所が気になるのか、口をモグモグさせていた。すまん、すまん、、と謝っておいた。 


釣り
 今日は釣りは無し。昨日、あまり巻けなかったのでフライを巻くことにした。#16から#14まで計12本。簡単なパターンだけど、結構、目に来る。12時頃、お立ち台に偵察行く。今日は、強風と乾燥で山火事警報が出ている。釣りも強風でシケ警報だ。何処かで見た事があるオジサンが首を振り振り川から上がって来て、こっちは帽子をちょっとだけ上げ、会釈だけですれちがう。あのオジサン、プロの釣り師なのだろうか。フライ釣りの雑誌か何かで見た事があるような気がするなぁ。彼もダメだったんでしょうね。