小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

学級開きから1ヶ月。重要な勝負所を迎えます

2018-05-02 20:25:14 | 学級生活の攻略法
学級開きから約1ヶ月。
クラスの実態というのも把握できました。
子どもたちは相変わらずかわいいものの、クラスとしての「課題」も明らかになるのもこの時期です。

・友達同士の「~くん、~さん」付けが徹底されていない
・給食の待ち時間が騒がしい
・宿題の漢字が全体的に丁寧さが足りない
・廊下を走る子がいる
・下級生に対する思いやりの意識がまだ芽生えていない
などなど。

新しく受け持つ子たち、クラスだからこそ先生の目も新鮮で、こういった課題を客観的に正確に見つけられるのも、この出だしの時期の特徴です。
さて、こういった課題に対してどうアプローチしていくか。
そこが肝です。
気付いたらその場で
「ちょっと待ちなさい!今呼び捨てしたでしょ!だめですよ!ともだちには…」
と指導することももちろんあるでしょうが、中身によっては、プランを立ててじっくりとアプローチしていくほうが効果を生むものもあるということ。
そこを見極める目を先生は持ちたいですね。

・隣の学級の実態も聞いてみて、同様の課題があるなら、学年という大きな枠組みの中でアプローチしていく。
・道徳的な話題にすり替えて、子どもたち自身に考えさせてみる
・学級会の議題として挙げさせ、子どもたちに主体的に改善させていく
・全体指導よりも、個別指導で攻める
・個別指導よりも、全体指導で攻める
などなど

どんな指導も、その中身がまっとうなものであっても、その方法とタイミングが重要で、そこを間違うと効果が上がらないだけでなく、効果を上げられないということは
「ここは叱られても大丈夫なんだな」
と子どもになめられてしまうことになります。
学級のスタートのこの時期に、子どもになめられてしまうのはかなり痛いことです。
このとき築かれる先生と子どもの不適切な関係が1年間続くことになりますから。
だからこそ、なんとしても先生がアプローチを始める課題については、100%クリアさせるとこを見せなければなりません。

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