小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

大事な提案を控え,根回しに奔走中

2012-04-16 21:46:21 | 教師の仕事術の攻略法

今年は研修主任です。

2か年研究の2年目を任されました。

秋には大きな研究公開を控えています。

私としては

・研究内容を絞ること

・研究内容をより明確にすること

・公開までの確実な計画を立てること

・研究を進める組織をつくること

そして

・中身のある,いい研究をすること

が,今年の大きな仕事だと思ってます。

そのために

この4月のスタートがかなり大事です。

ここがうまくいけば,公開までの約半年の活動も軌道に乗り,公開自体がいいものになることが期待できます。

逆に,ここでコケると,もう一度いい形を作り直すことが必要となり,そんなことしている時間的な余裕はほとんどなく,結局,研究自体が残念な中身になることが目に見えています。

さて,来週に今年度の一発目の研修を控えています。

ここで,上の研究内容や,計画,組織について私が提案します。

ここで

「うん,この計画でOKだ」

「私も協力します」

「おもしろい研究になりそうじゃないか」

他の先生たちからそんな感触を受けることができれば,しめたものです。

ぜひ,それをねらいたい。

そのために,先週から「根回し」に奔走中です。

その日にいきなり独りよがりな提案をしてもだめです。

すでに,味方をたくさんつくっておかなくては。

研究授業をお願いしたい先生,研究班のリーダーをしてほしい先生,研修に対して批判的な先生・・・

などなど,先に声をかけておきたい先生はたくさんいるものです。

その先生たちに根回しをするのですが,そのときは

わざとでも,その先生の担当教室まで出向き,根回しする!

これがテクニックです。

「わざとでも」というのは,その先生と職員室で顔を合わせても,廊下ですれちがっても,そこで話を持ちかけるのではなく,あえて教室まで行く,ということです。

いやらしいですが,そうすることで

「わざわざ私のために,ここまで出向いてくれたんだ」

と思ってもらえます。

そして,そうしてもらった先生は,その努力や謙虚さを受け止めてくれるし,そこまでして自分を「特別扱い」してもらっていることに,少なからずいい気持ちになれるものです。

そんな気持ちにさせた上で

「先生,先生の力を貸してください」

なんて,少しおおげさな語り口で切り出していく。

すると,どんな大変な仕事を頼まれても

「・・・・仕方ないなぁ。先生からの頼みじゃ断れないよ。一肌脱ぎますか」

なんて,すべてがうまくいけばいいのですが(笑)

でも,私の経験からも,この「根回し」っていうのが仕事では本当に重要で,さらにその根を回す方法が,デリケートで,また重要だっていうこと,

多く実感しています。