日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

ある小児科医の独り言(6)

2009-02-11 16:22:25 | Weblog
 今日の昼過ぎに、NHKで、肥薩線の真幸(まさき)駅での「駅・四季の特集」が放映されていた。
 真幸駅は、その周辺が過疎になった為に、今は無人駅になっている。しかし、駅に備えられた幸せの鐘を打つ為に、真幸駅は大人気だ。真に幸せになれる様にと、この駅にある鐘を鳴らすのだ。NHKでは、真幸駅を中心としたそこでの1年間の出来事を放映していた。
 2月に若夫婦が訪れている。3月に子どもが出来る予定とのこと。真幸駅友の会の人が、「まさき」と言う名前にしたらと助言し、それまで名前のことについては、全く何も考えてない若夫婦は、そうしようかとその場で言っている。
 3月に地元の人達が駅の周辺に花を植えている。真幸駅を訪れる人の為に。そして、その後、きれいな花が咲いている。
 国から「棚田百選」に選ばれた藤本老夫妻のことが紹介されていた。夫84歳。大工さんで、25歳の時に、自宅を造っている。息子さんが二人いて、1人は静岡、も1人はシカゴにいて、その老夫妻の家の様子がよく分かる様にと、37年前にそこを離れた静岡の長男の息子さん(55歳)が、(先が動く)監視カメラを設置し、声まで応答できる様にして、日頃、遠くから気軽に会話している。家には、ネコのタマとその老夫妻だけとなっている。
 5月になると、「まさき」君が生まれて、画数の関係で、「真輝」との名前を付けて、真幸駅に来た。真幸駅の友の会の人が、大歓迎をし、「私達が名付け親だ」と言って、とても喜んでいる。
 真幸駅を訪れた「真幸」と言う千葉県の男の子が、2歳になるちょっと前に亡くなって、その子の形見としてのラズベリーの苗木を真幸駅の周辺で大切に育てている。そして、その母親から、感謝の手紙を頂いている。
 真幸駅には、結婚して子どもが出来る様にとの願いで来ている人、来週脳動脈瘤の脳外科の手術があるので無事に成功する為に来ている人、二人の息子が結婚できます様にと母親が来ているケース、ウェディング姿で来ているカップル、海外の人、いろいろ。
 幸せになれる様にと、真幸駅で、今日も多くの人がそこで鐘を鳴らしている。そして、皆、その時の表情は、ニコニコ一杯。
 日本は、ホント、平和でいい国ですね。

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ある小児科医の独り言(5)

2009-02-11 09:32:00 | Weblog
 昨日の民放で、老後に上天草で住むことを勧めている人が紹介されていた。東京から来た夫婦で、「人情味があって」「自然がきれいで」「気候が温暖な」所として、この上天草市を選んでいる。
 又、上天草市自体が、それを勧めていて、そのサイトまで、上天草市のホームページにしっかりとある。

http://www.kamiamakusa-c.kumamoto-sgn.jp/の中の移住・定住支援コーナー参照
 自分の場合、この上天草市に既に3年半余住んでいるが、自分の故郷大分県の「佐伯市」とよく似ているなあと常々感じている。
 佐伯は、「さ」魚が美味しい、「え」絵に描いた様に景色がいい(佐伯をさえきと言っていた時もあり、正式には、今は、さいきと言う)、「き」気候が温暖、「し」情に厚い。
 住めば都と言うが、佐伯市も上天草市も、交通の便は良くない。しかし、それと裏腹に、自然がまだしっかりと保たれているのである。水は上手いし、空気は綺麗だ。雪の被害には、まず、無縁だ。
 
 日本でいい所がないから、海外へと言う人がいるが、実際に日本人が10人以上集まって、生活費が安いからとの理由で海外に移住して、その日本人中心に生活をし、結局は、1年も経たずに日本に戻ってきている例がある。
 目的をはっきりとしないと、海外では行きついてしまう。日本で人同士のコミュニケーションが上手く取っていけない人が海外で出来るはずがない。海外では、もっとそれが要求されるのだ。又、日本で異性にもてないからと言って、海外で配偶者を探そうとして、結婚詐欺にかかった話、タイで沢山聞きましたが。日本の女性が外国の人から言い寄られる理由の一つに、日本でのビザを得る為とのこともあるらしい(外国のある女性からの話)。冷静に考えてみるといい、日本でもてない人が、外国でもてる訳がまずない。
 日本人の大部分は、結局は、晩年は、日本に戻るか、戻りたがっている。日本の良さは、外国に行ってやっと分かるのだ。日本にずっといると、日本の本当の姿は見えないかな。
 地球から離れて月に行った飛行士は、月で地球を見て、そこに神を見たとまで言っているけど。

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ある小児科医の独り言(その4)

2009-02-10 11:10:46 | Weblog
 ヒトって、欲張りの塊って感じだ。茶道では、「知足」と言う言葉があるけど、今の日本人にとっては、今こそ、この「知足の精神」が大切な気がする。
 物事は、まず、感謝することから始めるべきだと思う。生きていることに感謝、戦争がないことに感謝、動けることに感謝、そう思うと、沢山感謝することがあるはず。しかし、今までそんな生き方をしてないと、それになかなか気付かない感じだなあ。
 乞食が美味しそうに食べるのを見て、王様が、「何故、そんなに美味しく食べられるのか?」と問う小説がある。王様は、いつも、ご馳走を食べているので、何を食べても美味しくないのだ。
 アフリカのエチオピアでは、食事に、美味しいとか美味しくないとかの概念がないと言う。食事は、美味しいに決まっている。食べられれば、それで充分なのだ。どっかの国では、1億人もの人口を抱えているのに、4割の自給率しかなく、しかも、その3分の1が捨てられているとか。この裏には、他の国の人々による多くの犠牲が横たわっているのだ。
 アチコチ行ってみると、どうも、田舎では、世界何処でも同じ感じじゃないのかなあと思わざるを得ない。つまり、田舎では、1人ではどうしても生きられないので、周りのヒトと上手くやっていかざるを得ない。お互いに助け合う精神がなければ、生きら行けないのだ。困ったヒトがいれば助け、又、自分が困った時には、助けられる。それが普通になる。しかし、今の日本、それが実感できる環境から多くのヒトが遠ざかろうとしている感じだなあ。

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ある小児科医の独り言(3)

2009-02-09 10:13:34 | Weblog
 中曽根元総理(90歳!!)が2日前に、夜の民放のテレビに出ていた。「総理には、歴史観と宗教性が必要だ」と言われていた。中曽根氏は、自分の傍に、いろんな人を置いていた。自分と全く正反対の意見を持つ感じの官房長官を置いたのは有名だが、そんな感じで、自分を律していた感じだ。ちょっとした昼食の時でも、その時間を利用して、いろんな知恵袋の人と会談していた。今も、好奇心旺盛で、人の話をよく聴き、記憶力が良く、ユーモアの持ち主である。
 茶道にも秀でていて、まだ、初めて3カ月程しか経たない時に、外国の人を迎えるのに、自分が亭主でお点前をしようとしたが、茶道の先生から、「まだ、駄目です!」ときつく言われて、やむなく諦めた実話がある。
 中曽根氏は、家族のことを言われるのを気にしていたと言われている。父親は、大工さんで、それを公に言うことがどうしても出来なかった。そんな中曽根氏が、総理を辞める記者会見で、その事について恥じることなく自分から言い、又、そんな父をそれなりに尊敬している感じのことも言われた。その時、私は、そこに人間らしい中曽根氏を発見した。
 世の中、二代目が多い。会社だけでなく、教師も医師も政治家も・・・。多くの農家が、跡継ぎがいなくて悩んでいるが、昔と違って今の農業は、いろんな手法が取り入れられている。それに興味を持って、新しいことにチャレンジしている農家の息子さんを知っている。又、魚の養殖などで、新しいことにチャレンジしている(二代目の)息子さんも知っているけど。
 ある土建業の社長さんと1対1で会食したことがある。「自分の息子って、人はいいが、仕事を取り切らん。周りを見て、二代目って、駄目になっている所が多い・・・」と言われていた。しばらくして、その社長の会社、倒産していたが?!
 ある二代目が言った、「二代目何て、上手く行って当たり前、今の時代、維持も難しいのに。潰したら、周りから何を言われるか分からん・・・」と。
 二代目は、二代目なりの悩みがある。大きな会社を育てて一代目が仕事上では成功した感じになっていても、何故か、子育てには、その多くが失敗しているかな?!!
 自分が苦労してきたのだから、子どもも苦労されればいいのだが、親心でそれが出来ない。別の世界に入れば、いいのに、又、自分と同じ世界に何故か入れてしまうのだ。子どもが好きで好きでしょがなければ、それもいいとは思うけど。
 小泉さんも、息子さんが政治家で活躍しそうだし、中曽根さんも、息子さんが政界に入っている。世の中、子育てだけは、永遠のテーマかな・・・?!


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ある小児科医の独り言(2)

2009-02-08 16:27:45 | Weblog
 今は、正に世の中、チェンジする時じゃないのかなあ。考え方も変えるべき時じゃないのかなあ。他人に責任を押し付ける生き方ではなくて、これは、いいチャンスと思えればいいのだろうが(あまり怒ってばかりだと、肝臓を痛めるかな)。
 医療の質って、人間にとって、最も優先すべき切実な問題だと思う。経済や土木事業よりも、優先すべきものだと思う。
 タイでは、貧乏な人は、安いお金で医療機関にかかれる。となると、(タイは、暖かくて、食べ物は豊富に取れるので)衣食住で死ぬことがまずない。それで、あまり悩む必要がなく、仏教の国と言うこともあるかも知れないが、極めて自殺者が少ない。大家族制で、親戚同士の結束も固い。それに、タイのお金持ちは、よく寄付をしている。そして、タイの国民の幸福度は、日本を遙かに凌いでいる。
 イスラム教の世界では、お金持ちが寄付をするのは、当たり前だ。義務という考え方だ。エイズに関しては、イスラム教徒の間では、極めて極めて少ない。人との絆をとてもとても大切にしているのだ。離婚は、極めて少ない。
 欧米では、核家族が大半だ。アメリカでは、4600万人者人が無保険だと言う。離婚は、日常茶飯事って感じで、精子バンクで独身生活を謳歌している女性も公認されている。二酸化炭素の排出量は、世界一で、正に車社会。しかし、そのアメリカも、自国のことだけを考えていては、この先、行き詰まってしまうことにやっと気が付いた感じだ。
 今度の株暴落で、貨幣価値が落ちているのに、日本の円だけが、突出して高くなっている。これって、世界の目が日本に向けられているってことの証拠かな。日本では、ちゃんと担保が保証されないと、お金が借りられない。こんな単純な考え方さえ、外国では出来ない状態だったのだ。
 米英を目標にしてきた嫌いがある日本、もう、それから脱却して、今やアフリカや南極大陸や世界のすみずみまでを見渡して、責任を伴ってのグローバルな見方が大切と思うけど。
 世界の多くの人が、日本人の真面目な国民性を高く評価している。ごまかすことに対しては、日本人は極めて厳しい。1億以上もの人口を有して、皆保険で、長寿国のみならず、新生児死亡率や乳児死亡率や周産期死亡率は、世界一だ。
 自分の狭い領域だけをよくする政治家でなく、グローバルな見方と実行力のある政治家が選ばれるべきだと思う。
 国民一人一人が、意識も行動も正にチェインジする時、それが今なのだ。
 時は今だと思います!

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ある小児科医の独り言(1)

2009-02-07 16:23:19 | Weblog
 勉強だから、面白くないのは当たり前だ。強いて勉めるのが勉強何て感じで言われてきた。ホントにその言い方、正しいのかなあ・・・?
 大脳性理学的に、快・不快に深く関わっている扁桃体と記憶に深く関わっている海馬、近隣している。それで、覚える時に楽しく覚えられるかどうかで、その後の記憶が長持ちするかどうか、関係あると考えていいんじゃないのかなあ。
 事実、入学試験でいやいやながら仕方なく覚えたこと、すっかり忘れているなあ。人間、ホントに覚える気になれば、結構覚えられると思うけど、その気になるのが難しいのかな。
 仕事にしても、いやいやながらしていると、ホントに疲れてしまう。当直の先生の多くを見ていると、まだ当直時間になっていないのに、忙しくないのに、もう、眠たそうな顔をし、疲れた顔になっている。それもそうだよな、専門でない科も診ないといけない訳だし。
 深夜、外科系の先生が急患で手術になっていても、上手く行って、患者さんからとても感謝されたケースだと、ドクターもニコニコしていてとても嬉しそうで、当直明けも元気に頑張れている感じだ。反対に、患者さんから不機嫌な顔をされたケース、ドクターもどっと疲れている感じだ。
 小児科の場合、急変して大変だが、子どもが予想以上に急に元気になってくれると、ホント、小児科医になって良かったと思うことある。内科の先生、最後に看取る感じが多いだけに、お疲れ様です。

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とても元気な高齢者!

2009-02-06 18:13:06 | Weblog
 平成21年2月6日(金)の「熊本日日新聞」に、米寿の女性医師が紹介されていた。鳥井千里(88歳)さんで、父親の出身地の南小国町で開業したが、町長の要請で小国町立病院(現小国公立病院)に勤め、病院長としても活躍した。
 足腰が弱くなったために阿蘇市内のケアハウスに入居しているが、同市の阿蘇温泉病院で週2~3回、入院患者さんを診る以外に、小国町でも毎月第一月曜日だけ、診察している。
 「医者は患者さんとの信頼関係を築くことが大切。患者さんが先生です。診察は聴診と打診が基本。仕事をすると元気になる・・・」と言われる。
 思うに、医師も、患者さんから元気にさせてもらっていると思うのだが。

 平成21年2月5日(木)の「読売新聞」に、105歳の元気な女性が紹介されていた。「天草テレビ」の看板アナウンサーの森シノさんである。人なつっこい笑顔でマイクを向けるこの女性、ドイツや韓国やフランスのメディアの取材を受け、昨年の12月には、麻生総理の訪問も受けている。それも、102歳から、女子アナ業が始まっている。
 森さんの元には、「いやされる」「元気をもらった」などの手紙が届く。しかし森さん、若い時は苦労の連続で、24歳で結婚して5人の子どもに恵まれたが、34歳の時に夫が病死。2人の子どもも病死し、米俵をかついだり、田畑を耕すなどして、生計を何とか立ててきた。今は長男夫婦と3人暮らしで、本業は農業。今も現役で、毎朝7時に起床し、「今日も働かせてもらいます」と神様に感謝してから、自宅裏山のミカン畑で働く。その森さん、近頃は、パーマをかけたり、口紅もする。踊りや歌も披露して、今や、天草のシンボル的存在となっている。
 森シノさんの長男(81歳)さんの話だと、「仕事を始めて一段と明るい性格になった」とのこと。
 世の中、こんな人もいるんですね。助けて自分も助けられているに違いないかな・・・?!


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朝礼・・・

2009-02-06 09:17:13 | Weblog
 今日の朝8:10から、(毎月恒例の)「職員集会」があって、院長が話された。それによると、・・・熊本県の病院のドクターの数は、わずかであるが、増加傾向にある。しかし、自治体病院だけをみると、大きな減少となっている。それが経営にも大きな影響を与えている。現在、全国の自治体病院の8割もが、赤字経営となっている。当院は、県内の自治体病院では、極めて例外的存在で、今年の4月からも今の所、ドクター確保は安泰。又、経営状態も、昨年度、久々に黒字となり、今年度も昨年ほどでないも、黒字間違いなさそうで、この調子で行けば、後2~3年後には、債務が解消できそうって感じで話された。
 又、今、県は、女性医師が、出産後にも仕事をし易い様にと、昨年から、病院内に保育施設を設けることに力を入れ始め、又、1学年5名の医学生に奨学金を貸与することで、へき地医療の医師の確保をしているとのこと。
 老人施設で、介護の人がしばしば代わっている。きついんだろうなあ?当直に来た産科の先生の話だと、今年、入局者ゼロの可能性ありなんですよ何て言われていた。産科医のストレスと忙しさは半端でないなあ。
 小児科医の中に、お金儲けで科を選んで入った人なんているのかなあ。当院、小さい子、まるめで、外来で、何本か針を無駄にして点滴しても、詳しく検査しても、CT撮っても、アレルギーの検査をしても、全て、医療機関に入る金額は同じ。時々、赤字になるケースもあるかな。インフルエンザ菌の予防接種、自費で受けられる様になったが、スゴイ金額だ。もっと医療行政をしっかりとしてもらいたいなあ。
 お年寄りは、年金をちゃんともらえるかどうかでマスコミが大いに騒いでいるけど、発想を変えて、お年寄りは有力な国の資源になり得るとの考え、いいんじゃないのかなあ。
 産後の女性の医師の対策ももちろん大切だけど、定年後の人の有効な使い方も、考えたらどうかなあ?現役並みに仕事をしたいと言う人もマレにいるけど、それは例外だと考えるべきじゃないのかなあ。
 今の日本、自分の体力に合わせて、給料は少なくていいからまだ仕事をしたいって思っている65歳過ぎの人、結構いると思う。その受け皿を行政がしっかりとすれば、日本の将来、今以上に明るくなると思うけど?!もちろん、ゆとりのある人によるボランティアだと尚更いいと思うけど。
 医療や教育の分野では、そんな老人力が最も発揮されると思うのだが・・・。
 発想の転換、・・・そして、正に、チェインジを恐れず、かつ迅速に実行かな!

(当院、ボランティアの人のお世話になっています。限られた医療資源でしかない地域医療には、地域の人の協力がどうしても必要だと思います。)


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ランタンフェスティバル(その12)

2009-02-05 15:06:47 | Weblog
 富岡港の喫茶店の定員さんの話だと、この1年間で、今日の様に、(台風以外で)運行が遅れたこと、初めてだったと言われた。以前は、茂木港と富岡港間に高速フェリーが走っていて、それが(採算が合わなくなって)中止となり、それ以後全く運行がなかった時期もあったとのこと。
 会長さんに挨拶する暇もなく、14:45の富岡港発のバスでそこを出発して、15:43に、本渡のバスセンターに着いた。バスセンターの近くのスーパーで買い物をして、例の如くに16:55のバスに乗って帰った。
 そのまま病院前まで乗るのを、運動になるからとの自分の意見で(それに、アルコールを摂らない自分の場合、HDLが正常ギリギリしかないこともあるので)、龍ヶ岳中学校前で下車して、そこから家までテクテクと歩いて帰った。
 オリオン座の左下に、光り輝くおおいぬ座のシリウスが一際目立って見えた。重い荷物を持って上天草総合病院前のバス停に来た時、自分たちの乗ったバスが遠回りして来てちょうど一緒になった。
 思い出深い、いい1泊旅行だったなあ。
ー完ー

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ランタンフェスティバル(その11)

2009-02-05 13:03:42 | Weblog
 ビジターセンターで映画を見たりして、そこでのモノ、充分に堪能出来た。で、帰りは、テクテクと歩くことにした。動物的勘を働かせて、今まで通ったこともない狭い近道を通って麓まで下がることが出来た。下から見上げると、かなり時間が掛かかる感じだが、登る時と違って、アッと言う間に麓まで来れた感じだった。
 お腹がとても空いていた。かって会長さんと一緒に食べた食堂を探すつもりで、テクテクと自信なく歩いて行った。海岸に出ると、ある男性が写真を撮っていたので、食堂のある所を尋ねると、「名月のチャンポン、あそこの味は、日本一。私の名前を言えば、2割安くしてくれるよ」何て言って、その男性の名前まで教えてもらった。又、今行っている道が、富岡港と違った方向に行っていることに気が付いて幸いだった。
 引き返して、何とか、名月を探した。料金を払う前に、教えてもらった男性の名前を言うべきか、払った後に言うべきかと、家内と相談の結果、払った後に言うことにした(一杯、600円)。その小さな食堂に入ると、何と、席がやっと運良く一つだけ空いていて、10人ほどで埋まってしまった。
 長崎チャンポンは、食べ損ねたが、ここのは、よく味わって食べた。ホント、美味しかった。家内も満足げの顔をしていた。正に日本一かも知れない。ここで高倉健も食べている。食べ終わって、それに酔いしれてしまって、教えてくれた人の名前を忘れてしまった。

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