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北海道(2)・・・

2010-06-14 22:40:13 | Weblog
  6月14日(火)、「モエレ沼公園」に行った。
 地下鉄で、南北線→東豊線と乗り継ぎ、バスで、環状通東駅からモエレ公園東口下車、それから、テクテクと歩いて「モエレ沼公園」へ。
 あまり期待しなくて行ったのだが、・・・イヤー、驚きました!イスタンブールのアヤソフィアと同じ位に、感動しました!
 世界的な彫刻家である「イサム・ノグチ」の経歴と実績とユニークな考え方を知り→自分も、こんな仕事が出来たらどんなにいいかと思いました。
 彼は、初め、医師を目指していた。アメリカのコロンビア大学の医学部進学課程にいたのだ。それが、突如、彫刻家を志すことになった。
 (私の父が亡くなった歳と同じ)84歳で亡くなっているが、父母の離婚など、人知れず、いろんな経験を積みながら、世界的な彫刻家になって行ったと思われる。その最後の作品(集大成とも言うべきもの)が、「モエレ公園」。彼の誕生日に、作ったモデルを彼は嬉しそうに見せているが、その1カ月尾後の12月30日に亡くなっている。
 つまり、彼は、出来あがったこの作品である「モエレ公園」を見ていないのだ!彼の意見を100%取り入れた札幌市も素晴らしいが、彼の構想通りに立派に表現した関係者も、実に素晴らしいと思う。
 彼の原点は、29歳の時に、(シュバイツァーの様に)「地球は彫刻だ!」とのヒラメキがあったみたいだ。ビデオを見る限り、・・・→自然と人間と芸術が調和しないといけない、彫刻が、単なる作品であってはいけない、人間の役に立たないといけない、人から受け入れられることが大事との信念を持っていたのではないだろうか。彫刻家の一番の喜びは、人々から喜んでもらえることです・・・とはっきりと言っている。
 アメリカのニューヨークのセントラルパークの半分程の面積をもらって、札幌の地に(世界中の彫刻家が誰もしなかった)公園の彫刻をしている。それが、札幌市の北東に位置する「モエレ公園」なのだ。何と、ここは、ゴミ集積場(!)だった所。それが、今では、素晴らしい所に変身し、多くの人々の憩いの場所となっている。
 そこに6時間以上も、家内と飽かずにいた。又、その間、ピラミッドの中にある「イサム・ノグチ・ギャラリー」のビデを(全部見終わるのに、2時間以上も掛かるが)1時間以上も見た。
 感動した。散策中、彼が傍にいる感じがしてならなかった。
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